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ネタバレ「秘密の森の、その向こう」「仕立て屋の恋」
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フランス映画2本(1本は1989年映画)

秘密の森の、その向こう

『燃ゆる女の肖像』のセリーヌ・シアマ監督ということで鑑賞。
少女を中心に静かに進行するファンタジックな要素のある映画でした。

フランスの少女、可愛いですねー。
こんな森がすぐ側にある古いお家だったら、こんな事もあるかもしれない・・・って思わせられる。

最初はよく解らなかったのですが、途中から解って来て。

★以下ネタバレ★
そうか、母と祖母の若い時だったのねーって。母と祖母の昔の関係性とかも、かいま見れる。
しっとりじっくり見る系の映画で、割と好みでした。
以上

燃ゆる女~が激しさを秘めた作品だったので、本作はそれとは違った静かな作品ですね。
短めの尺でサクッと見れて面白かったです。

秘密の森の、その向こう  Petite Maman 2022年フランス
『燃ゆる女の肖像』がカンヌ国際映画祭の脚本賞を受賞したセリーヌ・シアマ監督の長編5作目
大好きだった祖母を亡くした8歳のネリーは、母親のマリオンが子どものころに過ごした家で、掃除を手伝ったり、家の中や母親がかつてツリーハウスを作ったという森を探検したりして過ごしていた。ある日、母親が突然いなくなり、ネリーは森でマリオンと名乗る同じ年の少女に出会う…。
監督 脚本:セリーヌ・シアマ
出演 ガブリエル・サンス、ニナ・ミュリス、ジョゼフィーン・サンス、Stéphane Varupenne、マルゴ・アバスカル

・・・・・・・・・・・

仕立て屋の恋

なんとTVK(TV神奈川)で放映してくれて嬉しい。
20年以上前にリアルタイムで見て以来、ずっと見てなかったので本当に久しぶりの再見。

サンドリーヌ・ボネールは若いものの当時から落ち着いた雰囲気だったのね。むしろこの頃よりも「灯台守」の頃の方がより美しかった気もするし、最近も綺麗だし、それって凄い事です。

うーん、、当時も評判ほどには自分にはハマらなかった映画だったけど、今見ても不気味さの方が勝ってしまった・・・。
今、初見で見た人はストーカーぶりが怖いと思う人も多い様な・・・。
それと昔も今も思ったのは、女性の方が彼の事をさほど悪く思ってなさそうな展開に違和感を感じて・・・。

★以下ネタバレ★
ラストの警部への手紙でも、彼女と一緒に逃げて・・・2人が幸せにどこかで・・・みたいな風に書いていて、(無理かな・・とも思ってたかもだけど) 一緒に行ってくれるわけ無いよなあ・・と思ってたけど・・・。
ラストは逃げようとしたのか・・・少なくとも自殺しようとして良い飛び降り場所を探していた風には見えなかった。飛び降り自殺するなら、どこだって良かったはずだから・・・。
以上

と、さんざんな事を書いてしまったものの、基本的にパトリス・ルコントのファンです。最近ずっと映画作ってなかったのかな・・・と思ったら、2023年3月17日に「メグレと若い女の死」ってのが公開されるのね。

仕立て屋の恋 (1989/仏)
Monsieur Hire
監督 パトリス・ルコント
脚本 パトリス・ルコント / パトリック・ドヴォルフ
原作 ジョルジュ・シムノン
出演 ミシェル・ブラン / サンドリーヌ・ボネール / リュック・トゥイリエ / アンドレ・ウィルムス / エリック・ベレンジェ / マリエル・ベルソン / フィリップ・ドルモワ

あらすじ 独身中年男イールは孤独で人との交流を持たない地味な男。仕事以外では、向かいに住む美しい女性アリスの姿を窓の隙間から覗く事が生きがいだった。
ある日イールはとんでもない事件の光景を目撃してしまっていた。しかし警察に通報すると彼女も共犯で捕まってしまい、生きがいの彼女の観察をすることが出来なくなるため、黙っていた。
【2023/03/05 11:21】  コメント(6) | トラックバック(2) | フランス・ベルギー カナダ
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コメント

「仕立屋の恋」
TVKとは何だろう?と調べたらテレビ神奈川でしたか。
担当者さん、ナイスですね。

初めのうちは異常としか思えませんでしたよね。
以前私の投稿に頂いたコメントへの返信に小川洋子さん云々と書いていました。ナルホドです。

こに  【 編集】  URL |   2023/03/05 11:38   |  TOP ▲ |


こにさん、こんにちは!
あ!ごめんなさい言葉足りなかったですね。追記しておこうっと。そうなの地元局なんです。新聞にもテレビ欄の処に番組表を載せてもらってなくて、載せてあげてよー!って思ってるんですけどね。来週はソフィーマルソーの映画らしいです。チョイスが珍しいですよね。

仕立屋、なんと自分でコメントしていたことを忘れておった!そしてその時の自分の思ってた事も今となっては、え?!って感じで(恥)
確かに小川洋子テイストはあるんだけど、後半の展開がなぁ・・行き過ぎだよーって思う処があったわ。
latifa  【 編集】  URL |   2023/03/05 13:09   |  TOP ▲ |


latifaさん~おひさです。
仕立て屋の恋・・ルコント・・懐かしい・・
とか思いながらも、情けない事にてんで思い出せなくて残念な自分です。感想も、まだHPやる前だったのか(?)残してなくて。残してても忘れちゃうのにねぇ・・トホホ
で、思い出そうとすると髪結いの亭主が邪魔をすると言う・・。

>その時の自分の思ってた事も今となっては、え?!って感じで
・・・・・
年月が経って過去の自分の感じ方とだいぶ変わってたのね?
映画もその時その時で受け止め方変わる事あるし、それ(自分の変化)を知るのも面白いよね。
つるばら  【 編集】  URL |   2023/03/08 08:44   |  TOP ▲ |


つるばらさん、こんにちは!

わーい、こちらにもコメントありがとう♪
そうなの。私も同じ状態だったのよ。
仕立屋、ルコント、懐かしい!って、だから見れたのが嬉しくてね。
それと内容は殆ど忘れちゃってた・・・。

やっぱりルコントといえば、髪結いの亭主よね。あちらは数回見て保存もしていたよ。

いやぁ・・・これを初見で見た方の感想に興味があったりするよ。
当時はストーカーって今ほどまでには事件も多くなかったと思うし・・・今見たら、こわ・・・ってなる人が多い気がするんだよね・・・
latifa  【 編集】  URL |   2023/03/08 14:04   |  TOP ▲ |


こんばんは。

私も「秘密の森のその向こう」観ました。
この森の雰囲気が良かったよね~、そうそう、ここならこういうこともありかも!?って思っちゃう!(^^)!

SF的な映像や仕掛けは無いんだけど、そのシンプルさも良かったな。
少女の敏感な感性が生かされる、素敵な作品でしたね。

少女たちは、双子ちゃんが演じてたのね。可愛かったよね。
  【 編集】  URL |   2023/03/09 20:40   |  TOP ▲ |


瞳さん、こんにちは!
あ!同じ時期に見れて嬉しいなー。
瞳さんもレンタル開始になるの楽しみに待っていて、早々借りてきたのね?

SF的内容なのに、身近というか自然の中で子供たちを主役にしていて、珍しい映画だったのかもね。
双子の少女が可愛くてねー。
服装もブルーと赤系とハッキリ分けて解りやすくしたりしてましたよね。

邦画でもタイムリープ的な内容で、親が若い頃に出会う・・みたいなのはあったけど、こういう子供時代に遭遇するってのはお初だったから新鮮でした。
latifa  【 編集】  URL |   2023/03/10 08:17   |  TOP ▲ |


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