ファティ・アキン監督のドイツのベストセラー『Tschick』(日本語版タイトル:『14歳、ぼくらの疾走』)の映画化
面白かった 4つ★

よくある話だけど、破天荒な転校生チックがアジア系なのが異色。 ロシア系?なのかな。背が高くて結構カッコイイ。彼の背景はあまり描かれないので色々謎。
盗んで来たボロい車で2人で旅行、無茶したり、女の子と出会ったり・・・
このボロイ古い車も可愛いし、カセットで流すのが、リチャードクレイダーマンの渚のアデリーヌ。
★以下ネタバレ★彼はゲイだったのね。最後は自動車事故で2人はバラバラになり、マイクは入院。夏休みが終わって学校に出て来てみたら、多分事件がみんなに知られてる様子。前は眼中にも入れてくれなかった憧れの彼女が彼にメモを送って来た!
でもこのひと夏の冒険で彼は一回り成長し、出会ってすぐプラハに行ってしまった彼女との出来事も大きかった キスも出来たしね!。今はその元憧れの彼女への想いも沈静してしまった。 この後、チックとマイクは会う事が出来たんだろうか・・・
50年後というのは、あまりに遠い約束だけど、その時そういう約束をしようと思える様な良い時間を誰かと共有出来たというのは幸せな事よね!かけがえのない青春時代のある夏休み映画、とても良かったです。
その後、原作をパラ読みしたら、お金を借りたまま去った彼女からマイクに手紙が届いていて(宛名が適当だったのに届いた) 今度近くに行くから会おう、お金返すって内容が♪ ただ、チックとはその後会えてないままでした。以上
50年後のボクたちは 2016/ドイツ
監督:ファティ・アキン
出演:トリスタン・ゲーベル アナンド・バトビレグ メルセデス・ミュラー ウーヴェ・ボーム
あらすじ 学校では目立たず、両親との関係もぎこちない14歳のマイク(トリスタン・ゲーベル)は、ある日個性的な転校生チック(アナンド・バトビレグ)と出会い意気投合。夏休みになり二人は、盗んだボロ車で地図にない“ワラキア”という場所を目的地に設定し旅に出る。やがてこの旅は、二人にとって忘れられないものになっていく。
原作者のヴォルフガング・ヘルンドルフさんは48歳でお亡くなりになられていました・・・。この小説を書いた数年後に。脳腫瘍からの銃での自死を選ばれたそうです。