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「こころに剣士を」ネタバレ感想
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「ヤコブへの手紙」「ラスト・ディール 美術商と名前を失くした肖像」の監督さんの映画。
両方とも面白かったので、同じ監督さんの本作も見てみよう・・・、舞台がエストニアっていうのも興味ソソられて、という流れ。

これって実話なんですね。
第2次世界大戦後のソ連占領下のエストニアを舞台に、秘密警察に追われている主人公と子供たちの交流を描く。
第73回ゴールデン・グローブ賞外国語映画賞にノミネート。

面白かったし、基本的にこの監督さんの映画の雰囲気や映像は好きだな、と思ったのだけれど、もうちょっとドラマチックに出来たんじゃないのかな?と思う部分も若干あったかな。でも、わざとらしい盛り上げとかせず控え目に淡々とお話を進めるのが監督さんらしいのかもしれない。

子供達が可愛い。ファッションがレトロで色合いとか形がとても好みで素敵。
枯れた草原やそこから見える海や街、学校等が、色のトーンが渋い淡い色で寂しげな雰囲気で社会主義国だった雰囲気が出てる。
が学校の先生で同僚の女性と良い感じになっていく経緯も微笑ましいし、彼女が優しくていいね。

学校の校長がイヤなヤツでねー、腹立ったわー。最初から感じ悪かったもんな。
途中でフェンシングを辞めさせようとしたけど、村の集会で圧力に負けず、殆どの人が勇気を出して手をあげてくれて・・・
子供が苦手だった彼だけど、村の人のそういう処や一生懸命に練習する子供達と接していくうちに、昔の友人から良いお誘いが来たのに断ってここで働き続けるのを選ぶのよね。

★以下ネタバレ★
サンクトペテルブルクでの試合で勝ったけど、結局逮捕されてしまう(当時、自分が望んだわけでもないのにドイツ軍に召集されて戦って、その後追われる身になるなんて・・・気の毒だわ・・・)
でも世の中が変わって数年後(2.3年後かな?)無事解放され、戻って来て、駅で恋人とハグ、子供達にも歓迎されてむかえられる。良かったなあー。これが10年とかだったら・・・こんな風なラストにはなってないよね、いや2年でも充分長いし辛かったと思うけど。
以上

ちなみにエストニアの舞台の街ハープサル(調べちゃったよ。西海岸沿いの町。ここからサントペテルブルグまでは途中タリンで乗り継ぎして10時間もかかるのね!)

本作って2015年の映画だから、ラスト・ディール(2020)よりもだいぶ前に作られていた映画なのね。
凄い名作とかって訳じゃないけど割と良い映画だったわ。3つ★半 
この監督さんの映画は追って行きたいなー。映像や雰囲気がやっぱり好きだわ。

こころに剣士を 2015/フィンランド・エストニア
MIEKKAILIJA/THE FENCER 
監督 クラウス・ハロ
脚本:アナ・ヘイナマー
マルト・アヴァンディ ウルスラ・ラタセップ レンビット・ウルフサク
リーサ・コッペル ヨーナス・コッフ

あらすじ 950年代初頭、ソ連の秘密警察から逃れてきた元フェンシング選手エンデル(マルト・アヴァンディ)は、エストニアの田舎町で教師としてフェンシングを教えることに。ソ連の圧政により親を奪われるなどした子供たちはフェンシングのとりこになり、当初は子供が苦手だったエンデルも、指導を通じて新たな生きがいを見いだす。そんな折、レニングラードで行われる全国大会に出たいと生徒たちから言われ……。
【2023/04/13 10:35】  コメント(6) | トラックバック(1) | 国籍微妙・他国
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コメント

懐かしいです。
秀作ですよね。
細かいところは忘れてますけど、ラストの駅のプラットホームに降りるところはドキドキした覚えがあります。

「ヤコブへの手紙」も良かった!
「ラスト・ディール~」も観たいです。
こに  【 編集】  URL |   2023/04/13 14:02   |  TOP ▲ |


こにさん、こんにちは!
コメント、TBありがとうございます。
これ、こにさん既にご覧になっていたのね。
お声かけて頂けて、とっても嬉しいです。
地味な映画だから、誰も見てないよなあ・・・と思ってたの。
さすがです!!

latifa  【 編集】  URL |   2023/04/13 14:33   |  TOP ▲ |


あぁ、何と懐かしい!
サムライの国にも通じるこの素晴らしき邦題もいいんですよね。
心に騎士の魂を宿した小さなエストニアの少女が、大きなソ連に挑む。
もう少しドラマティックにという気持ちは私もありました。そうしたら、もう少しヒットして有名になっていたかも?ですけどね。
にゃむばなな  【 編集】  URL |   2023/04/20 01:17   |  TOP ▲ |


にゃむばななさん、こんにちは!
あら!これ、ご覧になられていたのですね。
コメントありがとうございます♪
嬉しいです。

私はこの映画の事全然知らなくて・・・。
一応アカデミー外国映画賞にノミネートされているくらい評判の高い作品だったと後で知りました。

にゃむばななさんも、ちらっと同じ風に思われたのですね。
latifa  【 編集】  URL |   2023/04/20 08:30   |  TOP ▲ |


latifaさん こんばんは。
本作の感想、見てくださって、コメントもくださってありがとうございました。

決して派手ではないのだけれど、静かに心に沁みる作品で、新しいブログをはじめるにあたり、この作品を最初に選んだ記憶があります。
この監督さんの作品、私もとっても好みです。
ストーリー、テーマ、そして北欧らしい弱々しい陽光が作り出す、独特の映像も好みなのだと思います。
「ラスト・ディール~」は知りませんでした。
うちの近くにはDVD屋さんが一軒もなくなってしまったので、配信で見つけたら是非見てみます。
セレンディピティ  【 編集】  URL |   2023/11/18 21:05   |  TOP ▲ |


セレンディピティさん、コメントありがとうございました!
レスする順番が逆になっちゃって、ごめんなさい。

そうそう、地味映画だけど、静かに心に沁みる良いミニシアター映画でしたよね♪

セレンディピティさんも、こういう映画がお好きで、感想や思う処があちこち同じで嬉しいです!

「ラスト・ディール」は「ヤコブへの手紙」と同じおじいさん俳優を使っていて、監督さんのお気に入りなのかなー?
凄く良い内容ってわけじゃないのですが結構面白く見れました。
この監督さんと相性が良いからかな?って思っています。

私の住む場所も、まさかのレンタル店撤退が相次ぎ、今や1軒のみ。本屋もゼロになってしまいました。
本屋が無いのはとても悲しいです・・・。

私は「心に剣士を」が近くのお店に置いてなかったため、なかなか借りられなかったんです。
最終的に宅配DVDで借りて見ました。
latifa  【 編集】  URL |   2023/11/19 18:21   |  TOP ▲ |


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読書三昧の日々 (2023/04/13 13:58)
原題 THE FENCER 2015年 フィンランド、エストニア、ドイツ   第二次大戦中はドイツに、末期からはソ連に占領されていたエストニア そんな闇の時代に生きる人々を描きます 1950年初頭、スターリン政権下ソ連の秘密警察に追われる元フェンシング選手のエンデル(マルト・アヴァンディ)は小学校の体育教師として田舎町ハープサルに身を隠すためやってきます 課外授業として子供たちにフェンシング...


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