ポコアポコヤ　映画倉庫

知らない事だらけだったので面白かった！4つ★半

1984年が舞台。
バスケの選手等は詳しくないけど、マイケル・ジョーダンは知ってる。エアージョーダンも高くて人気あるので知ってました。
でもジョーダンはアディダスが好きでナイキは好きじゃなかったとか、ナイキと契約した時はまだ新人でNBAにも出た事がない選手だったっていうの知らなかったわー。
当時の靴ブランドのシェアも驚いた。

バスケットボール部門の立て直しを命じられた社員のソニー。
この人みたいにルール破っても一人で勝手に猛突進して成功させる！みたいな主人公って、昔のアメリカ映画によくあったよなあー。
ソニーが掟破りで、選手のご両親に会いに行っちゃう。
周りからひんしゅく浴びるけど、でも彼の熱意で周りも段々同調してくれるのよね。会社の体質的にも大きなリスクがあるけど何か新しい事に挑戦するっていうのを許してくれるトップってやっぱり重要なのかな。日本はそういうのが欠けてて、どんどんダメになって行ってしまっているのかな・・・。
お母さんを味方にすればいいっていうのも、へー！だった。

確かに他社よりも、ジョーダンありき！のナイキのオファー・方針の方が魅力的だった。
スニーカーを作ってって言われてたった2日で試作品を作っちゃうスケボーオヤジもすごいし、出来上がったスニーカーは確かにカッコ良かったし、赤が多いのはNBAの規定違反だけど、毎試合罰金を払う、むしろ宣伝になるのでは？っていう発想もナイスだと思ったな。プレゼンは大成功。ソニーの発言は心に訴えるものがあったわー。

そして、ジョーダン母からソニーへ直の電話！
やったー！と思いきや、母からの希望が。売れた分だけジョーダンにお金が入る契約を、って言われる。

でも、それについての母の説明も納得の行くものだった。お金が欲しいからって事だけじゃなくて、しっかりとしたポリシーや考えがあったのね。すごいな・・・って思ったわ。頭の良いお母様だったのね。

ラスト、ナイキ、登場人物が現在どうなっているか？がちらっと流れる。慈善事業等にナイキ社もお母様も大金を提供しているのね。今はナイキがコンバースを吸収しちゃってるのね・・・。

そういや私も当時コンバースのオールスターは持ってたけどナイキは持ってなかった。
それと映画の中で当時のヒット曲がバンバンかかるのも嬉しかった。

そうそう、それとアディダスの創業者はナチスだった・・・っていうのはショックだったな。
映画見終わって調べたけど、、、

あと、ナイキの会長って、オニツカタイガーの鬼塚さんを裏切ってるのがね・・・。
スニーカーの製作を学ばせてくれって頼んで来た彼に親切に教えてアメリカの販売も任せていたのに裏切られ、訴訟起こされて1億円以上の支払いまでする羽目になったっていうのがなあ・・・・。
　この鬼塚喜八郎さんの人生も凄い。

AIR/エア　2023/米
監督 ベン・アフレック
出演 マット・デイモン、ベン・アフレック、ジェイソン・ベイトマン、クリス・メッシーナ、マーロン・ウェイアンズ、クリス・タッカー、ヴィオラ・デイヴィス、グスタフ・スカルスガルド
1984年。経営難に陥ったナイキで、ソニー・ヴァッカロ(マット・デイモン)はCEOのフィル・ナイト(ベン・アフレック)にバスケットボール部門の立て直しを命じられる。マイケル・ジョーダンというまだNBAデビュー前の新人選手に目を付けたソニーは、周りに反対されながらも彼に社運を賭けた依頼をする。