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「aftersun/アフターサン」「ルイス・ウェイン 生涯愛した妻とネコ」ネタバレ感想
一回目見た時、ちょっと色々解らなかったんです。
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見終わった後、ネットで感想等を見て、ああ、、そうだったのか、って解って・・・・
それを知って、しみじみしてくる・・・という映画でした。

映画館で集中して見ていればよかったんだけど、お家でたまに洗濯干したり、途中で食事しながら・・とかだと、つい注意力が散漫になっちゃって大事なところをうっかり見過ごしていたり、イカンですね・・・。

お父さん、優しいし良い人よねー。
こんな父親がいて、仲良くて、ただただ羨ましかった。

そして11歳っていう微妙な年齢の少女。
あ~こういう感じ、心理解る・・・。自分もそうだったよな、って懐かしく思い出した・・・。

自分が子どもだった時、親のその時の年齢を凄く大人に感じていたけど、数十年経って自分がその時の親の年齢になってみると、自分が大人の年齢なのに頭の中はそんなに変わってない事に驚く。この年齢なのに自分は大人じゃない・・・みたいなね・・・。
そして、子供だった時に、この人見識ある大人なのに!って憤慨したことを思い出して苦々しく思う事もあったりね・・。

★以下ネタバレ★
20歳の時の子供なのね、凄く若いけど、お父さんはゲイ・・かもしれないよね。娘も現在は同性のパートナーさんと暮らしていて子供もいるみたい。あの高価なじゅうたん、今も床にひいていたな。
お父さん、結構病んでいて、でも娘の前では楽しそうに明るく振舞っていたけど・・・ 一番え??って思ったのが、お誕生日のお祝いソングを歌ってもらった後、後ろ姿でオイオイ泣いていて、娘へあてたハガキが。これって遺書ってこと・・・?
お父さんは彼女との旅行が終わった後亡くなったんでしょうね。最初もうちょっと後に亡くなったんだろうなあ・・・と思っていたけど、他の方々のレビュー等を見たら、そういう説が合ってるんだろうな。監督さんのインタビューも読んで、監督さんも若い頃に父を亡くしているらしく、自伝っぽい部分もあるのね。
すべて解った上で2回目見ると、切なさがすごかったわ・・・。
以上

aftersun アフターサン (2022/英米)
監督 脚本 シャーロット・ウェルズ
出演 ポール・メスカル / フランキー・コリオ / セリア・ロールソン・ホール

あらすじ 11歳の誕生日を迎える夏休み、ソフィ(フランキー・コリオ)は離れて暮らす父カラム(ポール・メスカル)とトルコのリゾート地で一緒に過ごした。父は時間を惜しむように日替わりで"楽しいこと"を提案し、陽光のもと二人にとってかけがえのない親密な夏が過ぎていく。少し背伸びして年上の男女たちと過ごすソフィ。同じ年ごろの男の子との淡い関係も。そして避暑地で31歳の誕生日を迎えた父を祝うのだが・・・。父と同じ年齢になったソフィ(セリア・ロールソン・ホール)が回想する11歳の思い出のなかに、ときおり若い父親の苦悩する姿が浮かぶ。

・・・・・・・・・・
ルイス・ウェイン 生涯愛した妻とネコ


カンバーバッチさん目当てで鑑賞。
実話ベース。
とはいえ、こんな方がいらっしゃったこと知らずにいたので、まっさらな状態で鑑賞。

彼の人生を2時間にまとめるので、長い年月をざーっと見たという感じかな・・・。
焦点を当てて描いてる部分と、さらっと流した部分とがあったけれど。

まずは身分違いの結婚。ルイスがそこまで高貴な家柄の人って風には感じなかったのよね。
彼女は家庭教師で知的でキチンとした女性だったし、相性良さそうだった。

それと、この時代イギリスではペットといえば犬で猫は少なかったみたいね。

★以下ネタバレ★
まさか結婚して割とすぐガンで闘病、なくなってしまうとは・・・、これはショックよね。
その後猫のイラストを描きまくり、爆発的な人気になるも、著作権?印税?そのあたりをシッカリ最初からやってなかったから(こういうの、あるあるよね)彼にお金が入って来ず、こんなに売れてるのに貧乏という有様。彼には姉妹がわんさかいて、みんな独身のまま実家にいる子も多いみたいで・・・。
そのうち彼は精神病になってしまって、、、と晩年は悲しかった。
それでも周りやファンの人が立ち上がってくれて、居心地の良い環境の整った病院に入れてもらえてよかった・・・
以上

ルイス・ウェイン 生涯愛した妻とネコ (2021/英)
The Electrical Life of Louis Wain
監督 ウィル・シャープ
脚本 ウィル・シャープサイモン・ステフェンソン
出演 ベネディクト・カンバーバッチ クレア・フォイ アンドレア・ライズボロー トビー・ジョーンズ 
内容 イギリスの上流階級に生まれたルイス・ウェイン(ベネディクト・カンバーバッチ)は、父亡き後一家を支えるために、ロンドンニュース紙でイラストレーターとして活躍する。やがて、妹の家庭教師エミリー(クレア・フォイ)と恋におちたルイスは、身分違いだと大反対する周囲の声を押し切り結婚する。庭に迷い込んだ子猫にピーターと名付け、エミリーのために彼の絵を描き始める
【2023/08/19 08:40】  コメント(4) | トラックバック(0) | 英国・アイルランド
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コメント

latifaさん、こんばんは~。
『aftersun』もうおうちで観られるんだね!
早くサブスクに来ないかな~。思い出しただけで涙腺がヤバい
でも、これ実は人を選ぶ映画だよね。
絶賛する人がほとんどみたいだけど、何も感じないってはっきり言ったり書いてる人も案外いる印象。
ポール・メスカルの出世作になった『ノーマル・ピープル』っていうドラマがめっちゃ観たいよ~。
ザリガニの鳴くところの子(名前忘れた)とW主演でめっちゃブレイクしたらしい!
もう切なくてたまらん!ドラマらしいよ~

『ルイス・ウェイン』これも意外に重くてつらい映画だったよね。。
オリヴィア・コールマンにびっくり。
あと、監督さんが若くて松ケンに似てるんよ。
お母様が日本の方らしく。。若いのにこんな豪華キャストで映画撮って、凄いな~と思った。
これからも要チェックの監督(兼俳優)さんだわ。
真紅  【 編集】  URL |   2023/08/20 20:47   |  TOP ▲ |


『aftersun』は特定の親子の物語のようで、実は誰もが経験する自分の親子の物語。
説明が少ない分、観客の想像に委ねるシーンも多々ありましたが、それが返って自分の親の気持ちを考えさせる時間になっていたように思えましたよ。
にゃむばなな  【 編集】  URL |   2023/08/21 01:16   |  TOP ▲ |


真紅さん、こんにちは!
コメントありがとうございます。

アフターサン
何も感じないって意見もあるのね。
まあ、色々な感想の人がいて当然だけども。
でも私も1回目見終わった直後は、よく解ってなかったが故に、そうでもないかなー普通かな?って思ったからなあ。
ちゃんと解った後は、後からシミジミして、後を引く作品だなーって気がついたよ。

へえー、そのドラマも機会があったら見てみたいな。
ザリガニの子も活躍中なのね。

ルイス・ウエイン
ウィル・シャープ監督、見て来た!びっくり・・・。ほんとだ、マツケンに凄く似てる。
お若いのに、これだけの豪華キャストを揃えられて作品作れるなんてすごい。
人脈と彼の才能を見込んでの事なのだろうね。

情報色々ありがとう♪
latifa  【 編集】  URL |   2023/08/21 07:42   |  TOP ▲ |


にゃむばななさん、こんにちは!
こちらにもコメントありがとうございます。

アフターサン、そうですね。見てる側が自分にあてはめて考える余白というか・・残している作りだったかもしれません。
私もやっぱり自分の親の若い時の事とか映画を見終わった後思い出したりしました。

にゃむばななさんはお父様と夕食食べたりと、とても親孝行な良い息子さんで、親子関係がきっと良かったんだろうなあーと思います。
latifa  【 編集】  URL |   2023/08/21 09:36   |  TOP ▲ |


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