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「帰れない山」「丘の上の本屋さん」ネタバレ感想
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帰れない山
これは見ごたえがあった。4つ★半~5つ★

余韻も凄くあって、レンタルDVDだったからすぐ2回目を見ちゃった。

予備知識無く、なんとなく見たのだけれど、思いがけず凄く良かった。
冒頭、2人の少年がそれぞれ可愛いし、仲良く過ごしている様子も微笑ましかった。
琴線に触れる処が結構あったんですよね・・・

★以下ネタバレ★
こんなに長い期間の2人の人生を見せる内容だったとは。
2時間半弱で40年位の人生を見せてくれて、上手い具合に良くまとまっていた。

印象に残ったところ。父と息子が険悪なまま交流を断っていた間、なんとブルーノと父が親しく交流していたとは。2人で山に何度も登っていたみたい・・・。これはショックを少し受けるよね・・・。
でも、ピエトロは父の地図で自分が登っていない彼らの軌跡ルートを一人で後から辿るのよね。地図には彼の色が書き足されて行く・・・なんか、ここ良かったわ・・・。

ブルーノはカワイイ娘にしっかり者で仕事のできる妻、幸せに暮らして良かったなあ・・・と思いきや、、、山の暮らしは楽じゃないよね・・やっぱり。商売にも手を出してたけど失敗・・。ブルーノは山が好きでシンプルに牛と共に暮らすのが性に合ってるけど、お金の事は苦手で・・・結果妻と娘は出てっちゃった・・・・。
ピエトロは親友が自分の道をみつけて充実した暮らしをしている事に劣等感を感じたのかな・・・自分探しの旅に出てネパールに滞在、そうこうしているうち自分の居場所を見つけられた。素敵な女性と出会って、お仕事も生きがいも出来て。
最後は、一人山で失意のまま生きるブルーノを訪ねて行き、それが2人が会った最後になった。
雪に埋もれたお家を心配して捜索隊がやってきたけど、彼はお家にはおらず・・・ 春になって雪が溶けた頃、草原にたぶん彼だと思われる姿に鳥が集まっていて・・・。中盤で出て来た「鳥葬」がここで・・・。でも彼はそれも悪くないと言っていたよね・・・。
もしかして彼は自殺だったのだろうか・・・
以上

全編通して山の風景等も凄く良かったんだけど、ちょっと、ん?って思ったのは、ブルーノが成人した時の姿がちょっと少年の頃のイメージと違っていて、もっとすらっと背の高い細身の人だとより良かったなあ。成人2人が割と似ていて、服装や帽子で区別はついたけど・・・・。

風力発電とか石造りの家を作るとか、「北の国から」みたいなシーンが結構あった。

小説版も読みました! 感想

帰れない山
LE OTTO MONTAGNE
2022年(伊ベルギー仏)
監督 フェリックス・ヴァン・フルーニンゲン&シャルロッテ・ファンデルメールシュ
出演 ルカ・マリネッリ、アレッサンドロ・ボルギ、フィリッポ・ティー

あらすじ 都会のトリノ育ちのピエトロは、両親と休暇を過ごしていた山麓で、牛飼いの少年ブルーノに出会う。大自然の中でふたりは瞬く間に親しくなっていくが、反抗期を迎えたピエトロは親からも山からも距離を置く。成長したピエトロは父の悲報に村へ戻り、ブルーノと再会する。

パオロ・コニェッティのベストセラーを基に映画化し、第75回カンヌ国際映画祭で審査員賞に輝いた人間ドラマ

・・・・・・・・
丘の上の本屋さん
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もう1本イタリア映画 3つ★半
チヴィテッラ・デル・トロントというとても美しい小さな村を舞台にした短くてほんわかしたお話
風景も人も穏やかで微笑ましい良い映画なんだけど、でもちょっとインパクトに欠けるというか、もう一声欲しい映画だったかも。

なんといっても、ここの風景が素晴らしい。こんな処でのんびり古本屋やって、隣のカフェの優しいお兄ちゃんとかたまに来る客とやりとりしながら・・って良い人生だよなあ。
リブロという書店の主は家族がいるのかいないのか、いたのかどうかも語られない。

ある日、店の外で本を眺める移民の少年エシエン(マイケルジャクソンに似てる)に声を掛けたリベロは、好奇心旺盛なエシエンに、コミックから児童文学、中編小説、長編大作、さらに専門書まで次々と店の本を貸し与えていく。エシエンから感想を聞きながら、様々な知識やものの見方や考え方などを教えて行く・・・

★以下ネタバレ★
たぶんリブロは余命短いと解ってたんだろうな。それでも痛みとかなく普通に暮らして生活出来てたのはラッキーだった。
最後に選んで渡した本は「世界人権宣言」自由であること、誰もが幸せになる権利を持つことを書いた本だった(子供にはちょっと難しいかも・・だけど、ブルキナファソからの移民である彼には読んでおいて欲しい本だったんだろうね。
まさかのリブロ、数日後死んじゃう。えー喪中の貼り紙。そんなにすぐなくなるとは・・・。でも、ひと月くらいかな?交流を持てた事、双方にとって楽しく、素晴らしい経験だったと思う。
1959年から始まるある女性の日記も同時進行で進むんだけど、こちらはアッサリだった。
以上

出演 レモ・ジローネ コッラード・フォルトゥーナ ディディー・ローレンツ・チュンブ モーニ・オヴァディア
監督、脚本 クラウディオ・ロッシ・マッシミ
【2023/11/18 16:55】  コメント(2) | トラックバック(2) | イタリア映画
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コメント

こんばんは。

嬉しい~♪私も今日「帰れない山」を見たところなの。
予備知識なしで観たんだけど、とっても良かった。気になるイタリアイケメン、ルカ・マリネッリが出ててテンション上がりました♡
山、森、雪、木々、壮大でしたね。壮大な世界の中の、なんと細やかで濃密な青年たちのドラマ!亡くなったお父さんとの(二人の)関係も良かったよね。
原作読んでみたいなあ。
感想書いたらまたTBさせてもらいますね。

「丘の上の本屋さん」が映画館で観たの。美しい街でしたね。そしてこんな本屋さんなら絶対入りびたるわ(笑)
少年に勧める本にワクワクしたなぁ。
あの最後のおススメ本は私的にはちょっと道徳的すぎる~と思ってしまったんだけど、確かに移民である彼にとってこの先絶対読んでほしい本であるよね。
  【 編集】  URL |   2023/11/21 19:59   |  TOP ▲ |


瞳さん、こんにちは!
コメントありがとう^^
お声をかけてくれて嬉しかった!
これ、映画館鑑賞されてたのね?
さすがーーー!

さっき瞳さんちで書きそびれたんだけど、これは子供には難しい映画だったんじゃないかな
やっぱり大人じゃないと解らない処あったと思う(最初の「我が闘争」とか、サドっぽい女性とか・・)
でも、こんな素敵な人間関係、良いなあーと思ったよ。

ラストのチョイス本は同感!内心、がくーって思っちゃった・・。

で、「帰れない山」
瞳さんと同じ時期に見てたなんて、これまたすっごく嬉しいなー。
これも、あちこちブロガーさんところ巡ったんだけど、誰も感想アップされてなくて(唯一、真紅さんところではロードショー時にインスタで感想あったのは憶えてたんだけど)

そーなのよね、友情関係、父との関係等々、見ごたえあったわー。
くふ♪ 私もそう感じて、さっそく図書館に原作をリクエスト入れちゃった。
でも・・・小さな文字で分厚かったら挫折するかも・・・

瞳さんの感想も楽しみにしていますよ♪
latifa  【 編集】  URL |   2023/11/22 08:33   |  TOP ▲ |


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「丘の上の本屋さん」
Slow Dream (2023/11/21 20:00)
イタリアの風光明媚な丘陵地帯を見下ろす丘の上の小さな古書店。 店主リベロは、ある日、店の外で本を眺める移民の少年エシエンに声を掛け、好奇心旺盛なエシエンを気に入ってコミックから長編大作まで次々と店の本を貸し与えていく。 リベロが語る読書の素晴らしさに熱心に耳を傾けるエシエン。 感想を語り合ううちに、いつしか2人は友情で結ばれていく…。            


「帰れない山」
Slow Dream (2023/11/22 10:30)
都会育ちで繊細な少年ピエトロは、山を愛する両親と休暇を過ごしていた山麓の小さな村で、同い年で牛飼いをする、 野性味たっぷりのブルーノに出会う。 まるで対照的な二人だったが、大自然の中を駆け回り、濃密な時間を過ごし、たちまち親交を深めてゆく。 やがて思春期のピエトロは父親に反抗し、家族や山からも距離を置いてしまう。 時は流れ、 父の悲報を受け、村に戻ったピエトロは、ブルーノと再会を果たし… ...


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