「セプテンバー11」2001年映画 感想、内容
最近「ワールドトレードセンター」「ユナイテッド93」「セプテンバー・テープ」など、2001年9/11のアメリカ同時多発テロ事件の映画が上映されていますね。私は残念ながら、一つも見れていないのですが、今日は「セプテンバー11」という映画を見てみました。
世界の11人の名監督が9月11日という日をそれぞれ独自の切り口で描いたオムニバス映画。1人の監督に与えられた表現時間は11分9秒。
2001年映画。短い短編なので見やすかったし、それぞれ違った国、価値観、表現法での映画だったので、それぞれ興味深く拝見しました。
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■サミラ・マフマルバフ (イラン)マフマルバフ映画一家の内の一人で、「背負う人」などが有名。お父さんは、「カンダハール」などのモフセン・マフマルバフさん。
(内容)イランのアフガン難民達の村かな? 9.11テロの後、アメリカが仕返しに、今度はこっちに核爆弾を落とすかもしれないから、シェルターを掘らなくちゃ!と言う人達・・・。そして、この村の子供たちにとっては、9.11事件より、近所のおじさんが井戸に落ちたことの方が、大きな事件であるようだ・・・

■クロード・ルルーシュ(フランス)「男と女」、「愛と哀しみのボレロ」の監督
(内容)聾唖者の女性と、恋人と、9.11事件の日をからめて描いている。

■ユーセフ・シャヒーン(エジプト)
(内容)若いアメリカ人兵士の亡霊との会話を中心に描いている。
米兵の亡霊が「国を占領した兵士を殺すのは理解できるが、テルアビブやニューヨークのように民間人を殺すのは誤りだ。」と言う主張に、
主人公アラブの監督さん?が、「アメリカもイスラエルも民主主義だから市民が政治形態を選ぶ。 自爆テロリストから見れば市民にも責任がある。」 と言ったのが、ちょっとショッキングでした。
どうもこの米兵士が、アメリカ人に見えず、アラブ人のお兄ちゃんが髪の毛だけ金髪に染めているようにしか見えず・・。知人にすごく似てた(無関係でスイマセン(^^;)

■ダニス・タノヴィッチ(ボスニア・ヘルツェゴビナ)「ノーマンズランド」(未見)
ユーゴスラビアに住む女性のデモなど・・・。すいません、勉強不足で、この辺りの政情も良く知らず、全体的によく解りませんでした

■イドリッサ・ウェドラオゴ (ブルキナファソ)
一番面白かったし、一番好きです!
テンポも良く、ユーモアがあり、快活な感じのする映画になっていました。たった10分なのに、この映画だけは、映画の音楽も手抜きしてなかった。
(内容)村にビン・ラディンに似た人をみかけた少年達は・・・懸賞金目当てに彼を捕まえようとする・・・

■ケン・ローチ (イギリス)
チリで、同じ9月11日にこんな事件があったことを知りました・・・。ひどいことです・・・(T_T)

■アレハンドロ・ゴンザレス・イニャリトゥ (メキシコ) 「アモーレス・ペロス」「21g」の監督
ビデオが壊れたのか?と思ってしまいました。殆ど真っ黒な音声だけの映像が続き、チラッ、チラッと画像が入る。インパクトはあるけれど、私はこういうのは好きではないかな。

■アモス・ギタイ (イスラエル)
エルサレムの自爆テロ現場の模様を中継している最中、9.11のニュースが入って・・・

■ミラ・ナイール (インド)「サラーム、ボンベイ」「モンスーン・ウェディング」の監督
=事実に基づく話し= しっかり作られていて、見応えがありました。
アメリカに住むイスラム教徒・・・(;_;)

■ショーン・ペン (アメリカ)あの有名俳優さん
孤独な老人の話。私には、あまりピンと来なかったです。

■今村昌平 (日本)「うなぎ」他
あまり9.11と関係がなく、第二次世界大戦の頃のお話を、無理矢理、「聖戦は・・」というセリフにつなげた感じがしてしまった。お話し自体は悪く無いのだけれど、この9.11というオムニバス作品に参加し、かつ最後を飾るエピソードには、ちょっと・・・という気が・・・。

ちなみに、私が一番面白くて好きだった、ブルキナファソのIdrissa Ouedraogo (イドリッサ・ウエドラオゴ)監督とは、
掟(1990)
ヤーバ(1989) あらすじ、内容
等の監督さん。昔ヤーバは見たことがありましたが、だいぶ内容を忘れてしまったな~。
【2006/10/17 12:57】  コメント(2) | トラックバック(1) | 国籍微妙・他国
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コメント

latifさん お久しぶりです☆
面白そうな映画ですね。 
<イノセントボイス>も公開中とても興味があったのですが、結局観に行く事が出来なかった作品なんです。
近々 レンタルしてみますね。
<ワールドトレードセンター>は観に行こうと思っております。(予告編で観ましたが実際に助かった消防士さんの話ですよね。ニコラス・ケイジ出演ですしね) 
私、以前にフランス人のカメラマンの兄弟がテロがあった現場で消防士や警察を撮影しているドキュメンタリーをテレビで観た事があります。まさにビルが崩壊するって時に消防士と一緒に中にいて慌てて外に夢中で飛び出してその人は助かったみたいですが・・・周りが粉塵とかで真っ暗になっていく映像は凄かったな~。あと、中東のどこの国か忘れましたが、飛行機がビルに突っ込むのを観ている人達が手をたたいて喜んでいる映像もありました・・・子供達が飛び跳ねて喜んでいて・・・。 こういうの観ると、とても複雑な気持ちになりますね・・・
そういえば、先日ロシアのプーチン政権を批判していたジャーナリストの女の人射殺されましたよね。犯人は政府かプーチンの宿敵かわからないようです。 身の危険をさらしてまで真実を訴えようとする人(それも女性で!!) って凄いし、尊敬しちゃうな~ 死ぬ事の恐怖よりも信念が勝つんだろうな~
あちゃー 又長くなってしまいました~☆






レナ  【 編集】  URL |   2006/10/18 10:00   |  TOP ▲ |


レナさん~こんにちは(^_^)/
すっかり札幌は寒くなったみたいですね。最高気温が14度という天気予報を見ながら、関東との差を実感しています。

ところで、レナさんの見た3つの映像、一番最初のフランスのドキュメンタリーは見たことがないのですが(逃げながら撮影してる最中、ビル崩壊して真っ白になる・・・って映像は知ってます^^)、後ろの2つは私も見たandすごく印象深く感じたものでした。

2番目の映像は、BBCだか・・・どこかで世界に流れたやつで、そのシーンが何度も何度も流れましたよね。ところが、その映像って、どうも怪しい(いかにも市民が喜んでいるように映像を合成した)っていうのを直後に別の番組や記事で見たんですよ。どれが事実・本当か、どうかは解りませんが・・・。そういわれれば、何度も流れる映像は同じフィルムで、しかも同じおばさんばかりが写るのって変ですよね。本当にイラクの人だったかな?(違ってたらゴメンね、クエートだったかな?)みんなが喜んでいるなら、あのおばさんの映像だけじゃなくて、もっと別の市民の喜ぶ映像が色々あっても良さそうなのに。
そりゃ、中にはそういう喜ぶ人もいたかもしれませんが、でも殆どの人は、喜ぶ気持ちになったとは私は思ってないんですよ。イラクの人だって、どこの国の人だって、何の罪もない一般市民が死んで行くのを喜んだりしないに違いないと・・(そう願いたい・・という自分の願望でしょうか・・)

そして最後のロシアのやつ。
10月9日か10日に彼女の奇跡と時間の特番を、TVで放映しているのを、見てたんです。ロシアでは、一時言論の自由?が少し許されそうな気配も感じつつあったのに、また昔に逆戻りで、暗殺されたり、謎の死をとげる人が何人もいるとか・・・
怖いですね・・・。そういうのに屈しないでがんばって来た女性だったのに、、、

ところで、話を映画に戻し(^^;)
イノセントボイス12歳の戦場は、なかなか良く出来た映画でしたよ☆機会があったら、ぜひ!
レナさんの感想も、是非お聞きしたいです~☆
latifa  【 編集】  URL |   2006/10/18 10:50   |  TOP ▲ |


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11'09''01/セプテンバー11
☆彡映画鑑賞日記☆彡 (2010/05/05 17:52)
 『2001年9月11日─ あの日に捧げる11の祈り。』  コチラの「11'09''01/セプテンバー11」は、11カ国11人の映画監督が2001年9月11日に起きた同時多発テロをテーマに、11分9秒1フレームという枠の中で、それぞれに犠牲者への哀悼と、平和への祈りを捧げた作品を...


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