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ジャ・ジャンクー「長江哀歌(三峡好人)」と「世界」 中国地図
先日東京でも上映された「三峡好人」ジャ・ジャンクー(賈樟柯)監督作品。ヴェネチア映画祭でサプライズ上映されて金獅子賞を受賞したそうです。主演の女優さんは、「世界」にも出ていた人みたいですね?
 
後日、見ました⇒ 長江哀歌(エレジー)感想
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(内容・あらすじ)
三峡ダムの建設によって失われようとしている重慶の奉節。そこへ16年前に別れた元妻と娘を探しに、一人の男(韓三明)が山西省からやって来る。教えられた住所はすでに水没し、容易には見つからない。ようやく元妻の兄を探し出すが、元妻は不在で、戻るまで2ヶ月かかるという。やむなく男はビルの解体の仕事をしながら待つことにする。かたや、2年前、消息を絶った夫を探す看護師・・・。
変わりゆく中国社会を描写しつつ、彼らを描いた映画。
 面白そうなので、是非見てみたいです。

急激に都市化し変わりゆく重慶を描いた映画といえば、
ションヤンの酒家」と、「たまゆらの女」を思い出しました。
「ションヤンの酒家」感想山の郵便配達の監督作品ですが...
「たまゆらの女」と、レオン・カーフェイ(ファイ)
そして、ダムで沈んでしまう街という部分は、「小さな中国のお針子」が頭に浮かびました・・。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
そして、ジャ・ジャンクー監督作品で、今まで見たことがある作品といえば、一つだけ、しかも、先日見たばかりですが「世界」です。
日本でお馴染みのポスターは、こちらの赤いあでやかな版ですが、
se

中国版を見たら、雰囲気が全然違っていて、ちょっとビックリ!
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「世界」は、日本上映時、凄く見たかったもののミニシアター系の映画館が遠くて行けずじまい・・・。待ちくたびれ?期待し過ぎたせいか、先日、実際に見た感想は、まあ普通位でした。
いきなりアニメシーンが入って来るのには、ちょっとビックリしました。音楽の使い方や、かかってくる音楽が、とても良い感じでした。

田舎から夢と希望を抱き、大都会に出て来たものの、結局、ちょっとしょぼいミニチュアワールド?のテーマパークで働いているタオねえさん・・・。久しぶりに会った元彼は、世界各国を回っているようす・・・。閉塞感と孤独感が、とても上手に表現されている映画でした。造り物の世界の中で、きらびやかな衣装で輝く彼女と、衣装を一端脱いで普段着になると、現状維持で、それ以上にもなれそうもなく、だからと言ってここからも出て行けそうもない・・。どこかあきらめ?の心境になっている感のある彼女の姿の落差が、げに哀しい・・・。ラストも結局なんだか・・・。何か、淋しい気持ちになる映画でした・・・。

世界 (2004/中国=日=仏)  監督・脚本:ジャ・ジャンクー
出演:チャオ・タオ、チェン・タイシェン、ワン・ホンウェイ
撮影:ユー・リクウァイ
音楽・リン・チャン
「オフィス北野」や色々な日本企業、及び、アニエスベーの協力で作られた映画

(世界のあらすじ・内容)
タオ(チャオ・タオ)は北京にあるテーマパーク「世界公園」でダンサーとして働いている。警備係の主任を務める恋人のタイシェン(チェン・タイシェン)との関係はなかなか進展しない。ロシアからのダンサーたちが新しくやって来、古くからの同僚は結婚が決まる。本当はタオもこの場所を出たいのだ。外の“世界”へと出てゆきたいのだ。焦りや不安、諦めを抱えながら、タオは今日も「世界公園」のステージで踊っている。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
最後に、中国広いので、地図を載っけてみました。デカイので、縮小したかったのですが、出来なかったので、クリックして見て下さい。

「世界」で、タオねえさん達が出て来た街、タイユワン(太原)は、どこなのかな?って調べたついでに、地図画像を保存してしまいました。タイユワンは、北京から左下(西南)にちょっと行った処 黄緑色の●のところ。地図で見ると、近そうに見えるけれど、実際は遠いんだなぁ・・・。
 そして、上で書いた「三峡好人」舞台の重慶は、真ん中辺りの赤い●のところです。
中国地図こちら 
【2006/11/27 15:12】  コメント(7) | トラックバック(7) | 中国・台湾映画
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コメント

latifaさん、こんにちは♪
中国版のポスターではタオねえさんは寂しそうな顔してますね。
中国地図見ましたが、近そうに見えて遠いんだろうな~。
交通網の発達もいまひとつかもしれないし、時間がかかりそう。
乗り物に弱い私なんて一年に一回も帰省できないかも(汗)
ミチ  【 編集】  URL |   2006/11/27 19:47   |  TOP ▲ |


latifaさんこんばんはー。
チャオ・タオはジャ・ジャンクー作品によく出ているようですね。
「世界」の前の「青の稲妻」でも主役級でした。
「三峡好人」も早く見たいな。
ジャ・ジャンクーの作品は一貫して、
閉塞感みたいなものがテーマとなって描かれていると思います。
現象  【 編集】  URL |   2006/11/27 20:00   |  TOP ▲ |


ミチさん、こんばんは~!
あらっ、ミチさん、車酔いするのかな?乗り物に弱いんですか?
私は子供の頃、タクシーやバスに乗ると必ず車酔いして困ってました。
大人になってからは、治ったんですが、今度は座りっぱなしだと、足がむくむやら、腰が痛いやら、、、全く困ったもんです。運動せねば!

映画の中では、タイユワンから北京まで、確か・・5、6時間かかる・・とか言ってた様な・・・
(まだ見て10日位しか経ってないのに、もう忘れている自分・・(T_T))
latifa  【 編集】  URL |   2006/11/27 22:17   |  TOP ▲ |


現象さん、こんにちは!
チャオ・タオさんって、ジャ・ジャンクーのミューズ?的な人なのかな?丸顔で親近感が沸くお顔で、綺麗にも、田舎っぽくも演じられる女優さんですね。ちょっと綺麗な細面でスタイルの良い人が多い中国女優の中で、異端?な感じもしますが^^

>「青の稲妻」
今度是非見てみたいです~☆

ps ジャンベ教室がんばっていらっしゃる様ですね♪ 家の旦那も以前、真剣に通ってみようかな?って思ったことがあったみたいですが、教室が遠いのであきらめたようです。
latifa  【 編集】  URL |   2006/11/28 09:12   |  TOP ▲ |


狗山椀太郎さん、こんにちは!
え~~~っ!!モンゴルに行ったことがあるんですか?@@
それは、初耳でした!!
後で、狗山椀太郎さんちのブログに旅行記とか無かったか、探しに行ってみます★
羨ましい限りです。私も長らく行ってみたいとは思っているのですが・・・。

この「世界」私個人的には、ラストがね・・・なんだか、救いが無くて、辛くて、後味がちょっと良くなかったんです・・・。タオねえさんは、現実にいたら、友達になれそうな人だな~なんて思っちゃう人だったものだから・・・。

「鬼が来た!」DVDを入手したんですか?!私も以前見て、結構ガツーンとやられた一作です!!
狗山椀太郎さんのレビュー楽しみに待っています★
latifa  【 編集】  URL |   2006/11/30 09:04   |  TOP ▲ |


こんにちは☆

新作、早く観たいですね。
でも久留米では絶対上映されなさそう・・・。
なんてったって『SAW3』が上映されなかったくらいですから(汗)

『青の稲妻』オススメです!
『世界』と雰囲気なんかは凄く似てるので、ユルユル長回し系映画が苦手な人には全く受け付けられないかもしれませんが、私はかなりガツンと来ちゃいましたねぇー。

劇中で使われてる歌が良いんです。

ぜひとも機会がありましたら鑑賞してみて下さい。

ってことでトラバさせてもらいますね(笑)
マイコ  【 編集】  URL |   2006/11/30 10:05   |  TOP ▲ |


マイコさん、久留米だったんですねー!初めて知りました☆
九州って、結構ミニシアター系の映画をやってくれる風土って勝手に思いこんでいたのですが・・・あんまり映画来ないのですね・・・。

青の稲妻、レンタルショップには並んでいない作品なので、またいつか機会があったら、見逃さない様にしたいと思います!夜中の放送とかNHKでやってくれないかな~。
latifa  【 編集】  URL |   2006/11/30 14:01   |  TOP ▲ |


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