「薬指の標本」小説の雰囲気出てました☆
小川洋子さんの小説「薬指の標本」をフランスで映画化した作品。
この小説は、私の特にお気に入りの作品ということもあって、映画版と比較しながら、とても楽しく見れました。
全体的なムードは、小説のイメージを壊さずに、かなり映像化に成功していたと思いました。あの博物館の雰囲気もそのままだったし。
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ちょっと残念だったのは、最初のソーダー工場のシーンで、薬指の先っぽがソーダー水の中に入って行って、ピンク色に染まる・・・という、その重要なシーンが、なんだか幻想的かつエロチックに上手いこと表現できてなかった事でした。

役者さんは、主役のオルガ・キュリレンコさんが、色っぽく美しく、とても良い感じでした。演技経験の無いウクライナ出身のモデル、 「パリ、ジュテーム」にも出てたとか?えっ、どこで?? ⇒イライジャ・ウッド 「マドレーヌ界隈」だそうです。う~ん、もう覚えてないな(T_T)

そして、標本博物館の標本技師・・・。雰囲気は割と合っていたのだけれど、私の好みのタイプじゃなかったのが残念でした・・・。ミステリアスで、でも引き返せなくなる様な、秘めたセクシーさ?を彼には感じられなかったな~。モデルということで、きっとオルガさんの背が大きかったんだろうと思いますが、彼女に比べて、技師さんの身長が同じ位しかなくて、2人のバランスが今ひとつで惜しかったなー。

小説版では出て来ない、相部屋の船員コスタが、「ベルリン、僕らの革命」に出ていた、スタイプ・エルツェッグさんだったのは、びーっくり!彼のこと、ベルリン・・でしか見たことがなかったので、違う作品で偶然会えて、とても嬉しかったです。 以前書いた記事⇒ベルリン、僕らの革命 The Edukatorsあらすじ・世界のポスター

ロケの舞台は、どこなのかな?と、調べたら、どうやらドイツのハンブルグだか・・・?港町らしいとか・・・?(結局ハッキリは解らず・・)あの港町の風景は、全く小説と違ったイメージではありましたが、ブランコシーンなどは、とてもステキでした。

そういえば、あの靴は、黒い靴ではなくて、バーガンディ?(ワイン色)でした。えっ!って最初思ったのだけれど、彼女の着ているお洋服とあの靴の色合いなどが絶妙で、とってもステキだったな~。
あと、小説と違って、麻雀パイを拾う事になっていたのは、ちょっとくすっと可笑しくなりました。麻雀パイを拾うのに1晩中は、かからないだろうけど・・(^^;)

小説 薬指の標本の感想

海外版の小説の表紙です↑

薬指の標本 (2004/仏・独・英) L'annulaire
監督 脚本 ディアーヌ・ベルトラン
撮影 アラン・デュプランティエ
衣装 パスカリーヌ・シャヴァンヌ(僕を葬むる、他、多数のフランス映画を手がけていらっしゃる様です)
出演 オルガ・キュリレンコ / マルク・バルベ / スタイプ・エルツェッグ / エディット・スコブ / ハンス・ツィシュラー / ソティギ・クヤテ

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中国語版のタイトル 妙です(^^;) このポスターが世界各国で一番多く使われている様でした。写真は同じで、文字の処だけが、フランス語だったり英語だったりしました。私は一番上のお部屋の中で座っている写真がすごく好きです☆
【2007/05/02 21:05】  コメント(8) | トラックバック(9) | フランス・ベルギー カナダ
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コメント

latifaさん、こんばんは☆
TBコメントありがとうございました。
うん、私も、日本のチラシになった、部屋で座ってるやつが一番好きですよ~。
これって、映画は実は、それほど好き、というほどではなかったのです。
でも、小説と比べて見ると、なかなかに素敵な映画だナと、この映画のよさを再発見して、だんだん“浸蝕”される私がいました。
このオジサン、私もあまり好みではなかったんですが、なんともエロイ感じがして、良かったです・・・♪えへへ。
とらねこ  【 編集】  URL |   2007/05/02 23:01   |  TOP ▲ |


とらねこさん~こんにちは!
いえいえ、こちらこそ、ありがとうございました^^

>浸蝕される私がいました
おおお~ナイス!な表現ですね(^O^)
私は小説版がかなり好きなので、もしや失望するかな・・とも思っていたのですが、大丈夫でした♪
やっぱり主役の女優さんがステキだったのもポイント高かったのかも。
latifa  【 編集】  URL |   2007/05/03 08:11   |  TOP ▲ |


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  【 編集】   |   2007/05/03 22:56   |  TOP ▲ |


みみこさん~コメント、どうもありがとうございます(^O^)

うん、うん、是非読んで・見てみてー!みみこさんは、結構このお医者様みたいなタイプ、割と嫌いじゃないんじゃないかな・・・?なんてー。(映画ではなくて、小説の方)

映画先に見ちゃうと、あのオジサンか~ってイメージがついちゃうと思うので、小説から先に読むのをお薦めです☆
latifa  【 編集】  URL |   2007/05/06 09:57   |  TOP ▲ |


latifaさん、こんにちは♪
連休も終わりますね~。
ゆっくりなさいましたか?
また明日から親子共々リフレッシュしてスタートできればいいわね~。
こんなにお休みが長いんじゃ5月病なるものが存在するのも分かるな~って思います。

とうとう映画ご覧になったのね!
技師さん、確かにもうちょっと私好みなら言うことなかったけれど(笑)、フランス人~って感じは出ていましたよね。
冒頭のソーダ工場のシーン、私もソウ思いました。そして、『ミーナの行進』のフレッシー工場も思い出しました。
小川洋子さんはソーダ工場に思い入れがあるのかな?(笑)

中国版ポスターのタイトル、面白いですね。私も椅子に座っているのが好みデス。
ふわっとした優しい色合いで。
ミチ  【 編集】  URL |   2007/05/06 14:19   |  TOP ▲ |


ミチさん、こんにちは!
色々と、本当にミチさん、ありがとうございました(^O^) 5月病、そういえばそんな言葉がありましたよね。最近は前より聞かなくなったかな・・・。昔は5月へばっても、また6,7月で復帰するって人も多かったのだろうけど、最近は5月病そのまま、もう出て来ない・・・って人も多い様な気が・・・。って、また暗い方へ話が(^^;)

映画、遂に見ました!
やっぱりミチさんも、冒頭ソーダー工場のシーン、そう思われましたか。
そうなのですよね、小川さん、ソーダーに思い入れ深いみたいです。私も子供の頃は、ソーダーがご馳走?でしたもん。あのシュワ~と透明感が至上の物と感じられ・・・。粉末オレンジジュースの粉を水入れないで指でつけて食べるとか(爆) 缶詰ジュース(ぐさって刺すヤツが蓋についていて、パイン味とかで、鉄の味がするやつ)とか、そんなのが主体な時代だったんで・・。

今はソーダー入りのは避けがちで、100%ジュースの方に手が行っちゃいますが。私が小さい頃(高校くらいまで)、オレンジジュース100%なんてったら、ころんとした丸いワイングラス風のに入ってること多くて。ホテルや高級なレストランで500円出さないと飲めないって、しろものでした。

そういえば、クリームソーダも好きだったけど、あれって食べ終わった後のグラスが汚くなるのが悲しかったなー。
あれ・・・全然関係ない話しを・・・(^^;)すいません~
latifa  【 編集】  URL |   2007/05/07 13:36   |  TOP ▲ |


こんにちは★

私もやっと観ました。

凄く好みの作品でした。
フレンチエロスと呼ぶに相応しい作品でしたね。

下品じゃないエロス。

ブランコのシーン、私も好きでした。
凄く幻想的でしたよね。

標本室のひんやりとした感触がこちらまで伝わってきて、なんだかゾクゾクしちゃいました(笑)

原作も機会があれば読んでみたいです。

トラバさせてください。
マイコ  【 編集】  URL |   2007/06/04 10:53   |  TOP ▲ |


マイコさん、こんにちは!
わーい☆ マイコさんも、この映画の雰囲気とか、惹かれるものがあったみたいですね♪

うん、うん、是非いつか、機会があったら、小説も読んで見て下さい(^O^)
latifa  【 編集】  URL |   2007/06/05 11:34   |  TOP ▲ |


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