ポコアポコヤ　映画倉庫

アクションものが好きなのと、中国では非常に有名で知らない人はいない程の人気漫画の映画化という事で、見てみました。

香港アクション映画といえば、あまり今まで見た作品も少なく、全然詳しくないせいもあって、チャカチャカした、コミカル？な印象があったのだけれど、この映画は、ちょっとだけ趣が違っていました。途中に入る幻想的なシーン、水の中の映像やら、薄暗い野原の描写、そして幼い頃の回想シーン等が、しっとりした雰囲気をかもし出していました。

もちろん、アクションシーンは、凄かったです。冒頭早々、有り得ない人数を一人でバッタバッタとなぎ倒してゆくニコラス・ツェー。跳び蹴りしまくりで、すごい格好いいです。
そもそも彼を初めて見たのは、「PROMISE」で、結構カッコイイ人なのかも・・・って思って、その後、ジャッキーチェンと一緒に出てた「香港国際警察／NEW POLICE STORY」を見てみたら、踊る大走査線の青島刑事っぽい服装なのも悪かったのか・・、そんなにやっぱり格好いいって訳じゃないのかな？なんて思ったのだけれど、この「かちこみ」では、やっぱり目が格好いいかもしれない・・・と。外見さておき、アクション凄いじゃないか！って思いました。（で、格好いいんだか、そうじゃないのか、未だにハッキリ自分の中で確定出来ず、保留で落ち着かないｗ）

アクション指導及び、主役は、ドニー・イェンさん。さすがに、すごいです。棒？ヤリ？有りアクションにしても、何にしても、素晴らしく戦う形が美しくてスピーディーで決まってました。
やっぱりアクションシーンは冒頭の一人対大多数より、中盤以降の、一人対一人とか、人数絞って見せてくれる方が私は好きです。

内容は、１時間半と短い映画なので、急ぎ足でしたが、このマンガ、ずーっと長い間読み続けているファンならば、小さい頃の兄弟のエピソードや、ドニーさんや、あの女性の、現在に至るまでの経緯など、悲し切なく感情移入しちゃう内容だろうなーってことが解りました。私なんか、全然内容知らなかったんですが、子役の演技や、ノスタルジックな回想シーンはなかなか良いではないの～と思いました。普通に面白く見れたので３つ☆

マンガを再現する為だから仕方が無いのかもしれませんが、３人とも前髪が長くて、その髪の毛がカツラっぽくて、浮いて見えて残念。せっかくの男前が、へんなカツラで見劣りしちゃった感じも。
女性２人も、それぞれ、カワイイ・色っぽいな人達でした。ドン・ジェといえば「至福の時」の盲目の少女を演じた子だったんですね。

かちこみ! ドラゴン・タイガー・ゲート DRAGON TIGER GATE/龍虎門
製作年度 2006年 　監督 ウィルソン・イップ
出演 ドニー・イェン 、ニコラス・ツェー 、ショーン・ユー 、ドン・ジェ 、リー・シャオラン 、ユエン・ワー