「プリンス&プリンセス」「王と鳥」感想
ミッシェル・オスロ監督の「キリクと魔女」、そして先日見たばかりの「アズールとアスマール」が面白かったので、「プリンス&プリンセス」を見てみました。
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旦那曰わく、随分前に、夜中に地上波で放送していたとのこと!悔しいっ~見逃してたな。

面白かったです。相変わらずスピーディーな展開の、おとぎ話で、笑える内容、風刺が効いていました。影絵っぽい作風です。
そもそも比べるのが変ですが、キリクやアズールの方が、より一層インパクトが強くて色彩も鮮やかで、より一層好きかな。

気がついたことは、オスロ監督の描く王子の体型が、普通の海外の理想の男性体型より、随分細くて華奢であるって事。影絵にしてもアニメにしても、そのすらっと極細スタイルが美しく見える。私的には、凄くこういうスタイルが好きだけど(日本感覚ではOKななずだけど)、欧米の一般的理想の、強くて逞しい王子という感覚から、かけ離れている感じもする様な・・・。この前見た「300」なんかとは、全然違う(^_^;) 

6つの国の6組の男女の物語
Chapitre1.『プリンセスとダイアモンド』
囚われのプリンセスを救い出すため、プリンスは草原の中から111個のダイアを探します。 
(キラキラのダイアモンドの画面が綺麗でした。内容も日本風?恩返しで楽しかった)

Chapitre2.『少年といちじく』/ファラオの時代。正直者の青年が、季節外れに実ったいちじくを、プリンセスに献上します。 
(いちじくって、、そんなに美味しいかな?飽きないのかな? この王女が怖ろしい~) 

Chapitre3.『魔女』/中世。忌まわしき魔女退治に、ひとりの青年が武器を持たずに立ち上がります。 
(このお話好き こういうオチも好きだな)

Chapitre4.『泥棒と老婆』/北斎の時代の日本。老婆の肩掛けを盗もうとする泥棒が散々な一夜を過ごします。 
(なんだか泥棒が気の毒に(^_^;) 北斎や日本文化マニアらしいオスロ監督ならではの水墨画っぽい影絵。日本なのに、木のシーンとか、どことなくアフリカチックなのが面白い)

Chapitre5.『冷酷なプリンセス』/未来。冷酷なプリンセスの孤独な心を、ウタドリ使いの青年が溶かします。 
(オチが最初に解ってしまったけれど、面白かった。ウタドリの形が滑稽で面白い)

Chapitre6.『プリンス&プリンセス』/永遠の愛を誓ったプリンスとプリンセスの身に降り注ぐ思いがけない試練とは?
(色々な動物に変身するシーンは、小さな子供に受けそう)

監督・脚本: ミッシェル・オスロ
製作: ディディエ・ビュルネール、ジャン=フランソワ・ラギオニ
音楽: クリスチャン・メイル
編集: ドミニク・ルフェヴァー、ミシェール・ペジュ、アニタ・ヴィルフリ princes et princesses 日本公式HP
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「王と鳥」
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レンタルショップに、こちらも1週間で借りられる様になっていたので、借りて来ました。
ジブリの原点!、宮崎駿さんが、非常に影響を受けた作品ということで、少し前に話題になっていたので、興味があったんです。

う・・・。途中少し寝てしまいました!しかも2回トライして、2回とも・・。
マズイ!娘と旦那は普通に面白く見た(3つ☆程度)と言っておったのですが・・・。表情とか動きとか面白かったのですが、なにぶん、、私が幼い頃、こういうアニメーションって、幾つも見て来たせいか、新鮮さが感じられなかったようです・・・。どこかで見たことがある部分が一杯あって(でも、それというのは、結局、この映画に影響されて後から作られた作品なのだったのでしょう。でも、それらを先に一杯見ちゃった私としては、元祖映画を今、見ても・・・残念ながら、凄く感動するとか、インパクトを受けることが出来なかった様です・・・。それと、私は、アニメ関係には、ちょっとウトイ処もあるので・・。そもそも、この作品の良さが解る様な頭を持ち合わせてなかったと言えるのかも。
世間では、非常に高評価な作品だけに、自分は、のれなかったのが残念・・。

ちなみに、「宮崎駿がアニメを志したきっかけとなった作品」と言われている様ですが、どうやら、それというのは、52年作の『やぶにらみの暴君』であって、その改作(80年)であるこの『王と鳥』については、批判しているそうなんですね。
「グリモーはやってはいけない事、やる必要のない事をやってしまった」と言っているそうです。
尚、『やぶにらみの暴君』同様、本作も、高評価しているのは、高畑勲監督だそうです。 その52年版の「やぶにらみの暴君」ってのを見てみたいな、と思いました。
王と鳥 公式HP

王様と鳥 (1980/仏) Le Roi et l'oiseau
王様と幸運の鳥/王と鳥
監督 ポール・グリモー
脚本 ジャック・プレヴェール / ポール・グリモー
音楽 ヴォイチェフ・キラール / ジョゼフ・コスマ
出演 ジャン・マルタン / パスカル・マゾッティ / アニエス・ヴィアラ / ルノー・マルクス / レイモン・ビュシエール

(あらすじ・内容)
高層宮殿に君臨するシャルル16世。国民は王が大嫌いで、王もまた国民が大嫌いという暴君だ。小鳥たちを追い回し鳥撃ちに明け暮れ、気に入らない絵を描いた肖像画家はあっという間に抹殺。部屋に飾られた絵の中の「美しい羊飼の娘」と「煙突掃除の青年」の恋を「やぶにらみの王様」の肖像画が邪魔し始めたのだった。部屋を抜け出し、鳥たちの助けを借りながら高層宮殿を逃げる娘と青年。二人を追う王様と警察隊。

お城や王様の服などは、手塚治虫のリボンの騎士を連想しました^^
【2007/08/27 10:53】  コメント(6) | トラックバック(4) | フランス・ベルギー カナダ
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コメント

latifa さん、こんにちは。
『王と鳥』は劇場鑑賞して、興味深く観ることができたのですが、わくわく楽しいアニメじゃなかったので、好きな作品というのとはちょっと違ったかもです。
宮崎氏は肯定的ではなかったんですね。

プリプリ?もロッテ・ライニガーの影絵には劣るかなぁという感じでした。
というわけで、オスロ作品はカラフルな方がいいですよねー。
かえる  【 編集】  URL |   2007/08/27 17:42   |  TOP ▲ |


かえるさん、こんにちは!
劇場で見たら、もっと緊張、集中して見ることが出来たのかもしれません・・・。
お家だと、つい、眠気が・・(^_^;)
私は、ワクワク楽しい系の映画を想像しちゃったのもいけなかったのかもしれません・・。

かえるさんも、やっぱりオスロ作品はカラフルな方に軍配が上がるようですね^^
>ロッテ・ライニガーの影絵
古いビデオ?かな?が、あるそうなので、今度レンタルして見たいな~と思っている処です。
latifa  【 編集】  URL |   2007/08/28 08:53   |  TOP ▲ |


こんばんは★
トラバさせてもらいました。

『王と鳥』が50年以上も前の作品ということにビックリでした。

わざわざ映画館に観に行ったんですよね。
『悪夢探偵』と2本立てで(笑)

権力について考えさせられる作品でしたね。

『暗い日曜日』、latifaさんが5つ★つけてらっしゃるので、今度観てみることにしますね!!

あと『題名のない子守唄』も面白そう。
マイコ  【 編集】  URL |   2007/08/29 23:17   |  TOP ▲ |


マイコさん~こんにちは!
うわっ、マイコさん、これ、ご覧になられていたんですね。
なんとなく、イメージ的に、マイコさんとアニメーションって繋がらなくて、見ていらっしゃるとは気がつかなかったです。

>『悪夢探偵』と2本立て
え~っ!そんなの未だにやってる劇場があるんですか?いいなぁ!しかも、早い時期に(ロードショーなのか、少し遅れてなのかは解らないけれども、いずれにしても、ロードショー直後ですよね)

悪夢探偵は、見ようか、どうしようかなあ・・・って悩んでる映画の一つです(^_^;)
暗い日曜日、なかなか面白かったですよ。2年ほど、近くのレンタルショップに全然なくて、探しまくったという経緯もあって、すんなり借りて見たらどうだったかな?4つ☆かもしれない。
題名のない子守歌の方が、もしかしたら、マイコさん向き?かもしれない予感も。
latifa  【 編集】  URL |   2007/08/30 08:41   |  TOP ▲ |


ナウシカの漫画本時代の宮崎氏とどうも・・別人のように変貌した作品を出してるジブリに
政治的な意図を感じないで入られない・・??
ってことで・・「王と鳥」ってとっても意味深・・

鳥、コック(雄鶏)とbull(雄牛)って、ヨーロッパではローマ法王の騎士としての王族なのかな?と仮定すると・・
って七年ほど前から不思議に思い出してることです・・
で・・・「やぶにらみの暴君」てのも拝見してないのですが・・
おそらく?「やぶ」の視点を逆転してアレンジし直したのが?「王と鳥」ではないだろうか??
前者はおそらく、今も昔も、王や権力者と言われて大衆に周知されてる権威のシンボルは、実際は周囲のテロリストらに取り囲まれて都合の良いように権威や権力を利用されてる存在だということを描こうとした作品じゃあないのカナ?
後者は彼ら権威のシンボルの人たちが
実は「鳥」と言われる人脈に助けられてきたということを描いた作品では??・・・???
聖書風にいうと・・王が神だとすると、、
信徒たちが鳥? ギリシア神話では精霊として翼をもって描かれている・・??
きっと?伝書鳩だかで交信してたから??
日本神話でも、雉の鳴き女?
昭和40年代頃まで清洲城では鶏の尾長鶏がたくさん展示されていたのが・・
どうも・・全斗煥軍事力が日本を抑制するようになってからは・・名古屋コーチンとして食用が名古屋のシンボルになってるよね・・
名古屋コーチン・・高知ンってネ?
takokuro  【 編集】  URL |   2013/11/25 06:05   |  TOP ▲ |


takokuroさん、こんにちは
色々と丁寧なコメント、ありがとうございました。
随分前に見た映画なので、結構忘れてしまって、反応がちゃんとできなくて申し訳ないです。
深く掘り下げてみると、色々な事を示唆していたりする映画なのかもしれませんね。
latifa  【 編集】  URL |   2013/12/01 13:55   |  TOP ▲ |


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