「紙屋悦子の青春」「あかね空」感想
あまり関連性がないけど、邦画「紙屋悦子の青春」と「あかね空」の感想です。他にも「松ヶ根乱射事件」と「フリージア」も借りたものの、途中まで見て、そのまんまになっちゃって(^^;)続きは見れるのか・・・?
まずは「紙屋悦子の青春」

黒木和雄監督の遺作とのことですが、恥ずかしながら、この監督さんの
『美しい夏キリシマ』『父と暮らせば』等、未見です。
岩波ホールで上映していたので、芸術性の高い作品なのかな~って想像をしていました。 

見た感想は、yahoo映画の説明にあるとおり
「庶民の心情を体現する。食卓での団欒(だんらん)や夫婦げんか、お見合いの不器用な会話など何気ない日常描写を通し、戦争の不条理、無意味さを訴えかける」
まさに、そんな映画でした。凄く大きな展開だの何だのがあるわけじゃないけれども、じわじわ来る映画でした。しかしながら、自分は、ギラギラする激しい映画?に既に毒されてるんだろうな、もうちょっと何か・・が欲しかったというか、若干物足りなさを感じてしまったのも事実。3つ☆

原田知世は、若いなー!まだまだ20代前半の役柄がぴったり来る。それと本上さんが可愛らしく、綺麗だった~。私が男なら、本上さんみたいな嫁(恋人)が理想だな。
ちなみに、松岡俊介さんという方は、この映画では、兵隊さん!って感じだったので、普段の姿を知らなかったのですが、見てビックリ
こんなイマドキの青年なんですね@@。
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いや~、人間、髪型服装で随分変わりますね。戦時中、坊主で軍服着てピシッ!としていなければならなかった若人も、時代が違えば、こんな風だったかもしれないんだな~と、変な処で複雑な心境になりました。

永瀬君が、去り際、階段の処から、勇気をふりしぼって言う一言とか、原田さんが、今まで堪えてた涙を流すシーンとか、良かったですね。
若い子よりも、やっぱりちょっとお年を召された方がご覧になった方がぐっと来る映画なのかも・・という印象。
出演 原田知世 永瀬正敏 松岡俊介 本上まなみ 小林薫
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「あかね空」

yahoo映画の説明によると「時代小説の第一人者、山本一力の直木賞受賞作品を映画化。市井に生きる人々の愛と人情、そして家族の再生を描く。本作の企画には、2003年の『スパイ・ゾルゲ』をもって監督業を引退した篠田正浩がたずさわっている」とのことですが、これまた、篠田監督の映画に、あまり馴染みが無い私です・・。

前半は、なかなか良い話しで、好きかも~~!って思っていました。
京都から出てきた豆腐職人の内野さん、世話好きで気の良い可愛らしい中谷さん、2人が親しくなって行く経過や、柔らかい京豆腐が、固いのが当然の江戸の豆腐に慣れた人達に、なかなか受け入れられない。でも、優しい人達のヘルプで、困った豆腐屋が救われて行くとか、そういう展開も大好きでした。ちなみに私も絹豆腐より木綿の方が好きデス(^^;)豆腐を作る過程とかも面白かった。個人的に豆腐が大好きなので☆ 

が、後半の展開が、前半とは違った展開に・・・。時代が彼らの子供世代に移るんですよね。博打にハマってしまう長男がしょうもない!ちょっとイラっとなってしまった。最後のオチも、凄くスカっとはしないし・・。前半4つ☆以上、後半3つ☆以下、トータル3つ☆な映画でした。

この映画、内野聖陽さんが2役をやっていたというのにビックリ!しかも、両方の役を凄く上手に演じていらっしゃったと思いました。後半出て来る親分さんは、今NHKで放映している「風林火山」っぽい感じも少々有るというか、ケン・ワタナベっぽい役というかで、なかなか格好いい。が、やっぱり最後のオチが、それほど、やってくれたー!と(個人的に私は)思えないアイディアだったな・・。

そして、中谷さんは、演技がとても安定していて、この役どころ、人間的にも、強くて筋の通った素敵な女性だな~って思いました。後半は、時には完璧じゃない部分も時々見せてましたネ(鬼に見えちゃうところ)

あかね空 (2007)
監督 浜本正機 脚本 浜本正機 / 篠田正浩
出演 内野聖陽 / 中谷美紀 / 中村梅雀 / 勝村政信 / 泉谷しげる / 角替和枝 / 石橋蓮司 / 岩下志麻
【2007/11/08 09:28】  コメント(5) | トラックバック(9) | 日本映画
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コメント

TBありがとう。
紙屋悦子ですが。
>やっぱりちょっとお年を召された方がご覧になった方がぐっと来る映画なのかも・・という印象。
で、相当年を召した僕ですが(笑)、この劇場空間では、自分のことを、若僧のように思えてきました。
kimion20002000  【 編集】  URL |   2007/11/08 23:08   |  TOP ▲ |


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  【 編集】   |   2007/11/09 16:21   |  TOP ▲ |


kimion20002000さん、こんにちは!
あかね空は、kimionさんのレビューを読んで、そうか~なるほどー、うむうむ・・・と色々考えてしまいました。
kimionさんは、監督さんに思い入れも有り、色々知識が豊富でいらっしゃるが故に、気になってしまったり、残念だったりされたんだと思います。

何も知識の無い私みたいな人が見たらば、そこそこ楽しめる映画だったみたいです^^。

紙屋悦子の客層は、かなり高かったようですね(^^;) 以前私は、硫黄島からの手紙を見に行った時、今まで自分が行った中での最高新記録的に年齢層が高かったです。
latifa  【 編集】  URL |   2007/11/09 21:09   |  TOP ▲ |


こんばんは~♪
最近latifaさんがご覧になっていらっしゃる映画は未見のものばかりだったのでなかなかコメントが残せず寂しく思っておりました(泣)
「紙屋悦子~」は戦争物が好きな私にはまあまあでした。
本上まなみさんって独特の味わいある台詞回しが面白いですよね~。

「あかね空」は見るつもりにしていたのですが、あまり良い評価を聞かなかったので見ずに終わってしまいました。
(内野さんがイマイチ苦手っていうのもあるかも~~)
お豆腐の作り方なんかが出て来るんだったらちょっと面白いかも!
お涙頂戴だとパスです~。

「松ヶ根」も「フリージア」も見てますが、どちらもlatifaさん向きじゃない気がします。
特に「松ヶ根」はどこかリアルなところもあったりして。
友和さんもヘンな役だったでしょ?(笑)
あの男の子の冒頭シーンからビックリしちゃいました。
ミチ  【 編集】  URL |   2007/11/10 01:11   |  TOP ▲ |


ミチさん、こんにちは!
ここのところ、NHKのBS2でアジア映画の特集を連日していて、それを集中的に見てたんです^^

ミチさんところ、PCいじれる日は必ず拝見させて頂いていますよ~(^O^)

紙屋悦子、私もまぁまぁでした。映画館で見たら、もっと点が上がってたかもしれませんが、家で見ちゃったら、どうも雑音が入って来ちゃって^^

あかね空は、前半は結構良かったですよ~。えっ。以外ー!ミチさん、内野さんは結構タイプなのか?と勝手に思ってたんですよ。実は私もタイプじゃないんです(爆)嫌いではないんだけれど、彼のイメージとして、苦労知らずのお金持ちの青年風?というか、白いやさ男(表現が古いっ)って感じで。もっと私、お金持ちの青年でも苦悩してるとか狂気を含んでるとか、屈折してる系が好きなんです。あとそうだな~基本的に富裕層よりも、貧乏な人が好きかな。(実生活ではなくて、映画の世界とかで)なんか話がズレまくり・・・(^^;)

でも風林火山の時の姿は、普段と違っていて結構カッコイイじゃない、って思いましたよ。

「松ヶ根」「フリージア」
ミチさんがご覧になられてるの知ってました~、上映当時、面白そう!って思って、でもミニシアター系ってこともあって、近くに来なくて、で、レンタルになったら・・って思ってたものの・・・・。う~~む・・・やっぱり、ダメそうかぁ・・・。(妙に納得 これで再度トライしなくても良いか?という気になってしまった^^)
latifa  【 編集】  URL |   2007/11/10 17:49   |  TOP ▲ |


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