チャン・チェンの眼鏡+和服姿の写真に惹かれ、どんな映画かな?と調べたら、“碁の神様”と呼ばれた中国・福建省出身の稀代の天才棋士(14歳で来日して囲碁交流で日本と中国のかけ橋となった)呉清源氏の半生を描いた実話、ということで、がぜん見る意欲が湧き、見たんです。が・・・・
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映像はとてもステキです。ワンショット、ワンショットに、凄くこだわりが感じられました。昔の(注:最近ではない)サントリーのウーロン茶のCMに、あちこちのショットが使われそうなセンスの良い映像なのです。
うむ~~~~。しかしながら、内容が・・・。 どうも、物語の進み方とか、全てが淡々としている。実際の呉さんの人生は、波瀾万丈、山有り谷有り、そして彼を助けてくれる人やら、色々エピソードはあるのに、それがドラマとして出来てないというか・・・。見ている人が感情移入出来ない、クールな仕上がりになりすぎてる感じというか・・。ミニシアター系の映画の悪い処が出ちゃったな~系映画というか・・。 それにしても、川端康成を、野村宏伸さんが演じてたのは、なんかビックリ(^^;) ★以下、ネタバレです★文字反転して下さい 宗教関係にはまってしまうのは、怖いね・・・。この映画、もっと碁で活躍する処を見せてくれると思ったんだけど・・・、残念。 1972年、川端康成と、その3ヶ月後瀬越憲作が、2人とも自殺で、この世を去ったことは、呉さんには、とてもショックだっただろうと推察・・・ちなみに、後瀬越憲作さんの自殺の理由は、加齢による体の衰えで囲碁界に尽くせなくなった事を苦にだったらしい・・・。以上 呉清源さんについてウィキペディア 監督の田壮壮(ティエン・チュアンチュアン)は、ジャスミンの花開く(2004) 春の惑い(2002) を撮った方らしいが、うむ~~。やっぱり映像は良くても内容がいまひとつ(失礼!私が理解出来ないだけとも言える)な映画を撮る方の様だ・・・。 ⇒「ジャスミンの花開く」感想と中国ポスター色々 監督: 田壮壮ティエン・チュアンチュアン 原作: 呉清源 『中の精神』(東京新聞出版局刊) 脚本: アー・チョン 撮影: ウォン・ユー プロダクションデザイン:衣装デザイン: ワダエミ 出演: チャン・チェン 呉清源 柄本明 瀬越憲作 シルヴィア・チャン 舒文 伊藤歩 中原和子 仁科貴 木谷実 大森南朋 橋本宇太郎 井上堯之 本因坊秀哉 宇都宮雅代 金木先生 米倉斉加年 西園寺公毅 野村宏伸 川端康成 南果歩 長岡良子 松坂慶子 喜多文子 |
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latifaさん、こんばんは☆
確かに、物語は、もう少し説明があっても良かったのにナと思います。 あと、対局のシーン、もっと寄って撮ってもいいし、緊張感がもっと欲しかったですよね。 全体の映し方に文句はないんですが、もっとチャン・チェンの表情を中心にした方がよくなるシーンがいっぱいあったように思います。 ただ、こだわりまくった画は本当に好みでした。初めの方は、「これだ!」と思ってみてたんですよ。 とらねこさん、こんにちは~。
そうですよねー。とらねこさんのレビュー、全くだ、もっともだ、って思いながら拝見しましたよー。 せっかく映像とかは、素晴らしかったのに、もったいないというか、惜しいというか・・・。私もポスター見て、これだぁ~!!とか思ったし、最初の方は、とらねこさん同様のテンションだったのですが・・・ 残念でした・・・。 latifaさま、こんにちは~。いまいちでしたかー。
私は囲碁も監督の作品も知らず、ただチャン・チェンくん観たさだったんですが、もの凄くいい映画だな・・と思いました! 確かに、あまりにも静謐で地味すぎて「退屈」と紙一重だとは思います。 あと、野村宏伸が川端康成、これだけはちょっと・・。でした。 チェン・チェンくん、頑張っていましたね~。やっぱり大好きです♪ TBさせて下さいね、ではでは~。 真紅さま~こんばんは!
ううう・・・そうなんです、、残念・・・。いまいちでした・・。 私も囲碁には全く知識がありませんが、チャンチェン君のあのお姿を見て、こりゃ見るしかねぇ~~!と思いましたデス。はい。 で、実際見たら、凄く和服がしゅてきでした~~^^ 個人的にああいう和服に、あのメガネが、相当ツボで。 映像は、素晴らしかったんですけれどもね・・・。日本の滋賀県だか・・・どこかで撮影されたそうで、私も見学してみたかったどー!! 古き日本の風景を、美しく撮ってくださっていましたよね。監督さん、ありがとう~!って気持ちでした。 うむ・・・野村君の川端康成は、どうして、そういう人選を・・・?と、思ってしまいました・・・。 こんばんは。
>ミニシアター系の映画の悪い処が出ちゃったな~ なかなか手厳しい評価ですね。でも、確かにインパクトや盛り上がりに欠ける物語展開だったので最後まで見たあと「ふーん」くらいしか言うことがなかった気もします。映画の印象がささっーと流れていってしまって、もしかすると1ヶ月先にはすっかり内容を忘れているかも知れません(まあ、呉清源氏について全く予備知識がなくても、それなりにその人となりが感じられる点では評価できると思いますが)。 ああ、『ジャスミン~』も個人的には、映像は良いけれどストーリーが今ひとつの作品でした(苦笑)。 椀太郎さん、こんにちはー!
いやはや・・・厳しい事言っちゃいました・・。独断で、書いちゃってるんで・・。 でも、良かった!っておっしゃってる方もいらっしゃいました(^^; 私も半年後には忘れてしまっていそうです・・・。ただ、美しい日本の風景と、チャン・チェンの和服・メガネ姿と、この映画での南果歩さんは、ずっと残りそうです。 ジャスミンねぇ・・・。うむ~、あれも、、、黙 |
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江戸っ子風情♪の蹴球二日制に映画道楽
(2007/11/18 11:44)
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日っ歩~美味しいもの、映画、子育て...の日々~
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レザボアCATs
(2007/11/20 00:17)
まだ存命の呉清源、御年90歳。冒頭で本人の姿が出て来て、おやっ、と思う。チャン・チェンの姿がとても美しくて、美男子だったという呉清源の若い頃の姿を想像させる。
ダディャーナザン!ナズェミデルンディス!!
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人気ブログランキングの順位は?中国から来た史上最強の棋士その数奇なる昭和時代を描く<真実>の物語美しき天才の、静かなる孤独。20世紀に一人・・・華麗なる運命が、いま訪れる──
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(2007/11/22 00:24)
★★☆☆☆byおたむ 囲碁に対して根拠のない絶対的な憧れがあるオレ。碁盤を挟んで向き合う二人の緊張感が醸し出す神秘的な空間が好きなんだぁ(*'ω'*)その点では素敵だったわ、...
真紅のthinkingdays
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THE GO MASTER 中国・北京に生まれ、その天賦の才を買われ14歳で囲碁修行のために来日した呉清源(ご せいげん)。川端康成を始めとする文豪に愛され、昭和囲碁界最強の打...
犬儒学派的牧歌
(2007/12/10 21:05)
★監督:ティエン・チュアンチュアン(2006年 中国作品) シネマート心斎橋にて。 『花蓮の夏』にひ...
シネクリシェ
(2007/12/16 11:45)
かなり以前からこの映画の話は耳にしていましたが、なかなか公開されず立ち消えになったと思いきや、やっと陽の目を見ることとなりました。 囲碁を若干なりともたしなむ自分としては、待ちわびていただけに喜び |