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「シルク」絶対ダメだと思った割には^^
評判が凄く悪かったので、ほぼ諦め状態で鑑賞。
しかし!意外と楽しめちゃった(汗)

確かに有り得ない日本の描写にはやっぱり日本人としては、違うだろー!と叫んでしまったけれど(最もそれを感じたのは、皆さん既に語り尽くされていたみたいですがお茶~膝枕シーンです)。しかしながら、日本人の俳優・女優さんが一杯出て来たり、音楽は坂本龍一だし、あちこちで日本が関係してると、ついつい「どれどれ、うむ~英語上手いじゃないか!」とか、「ははぁ~ん、やっぱり欧米人って日本女性はかくあって欲しいみたいな願望・妄想?が未だに変わってないのね」とか、映画の筋じゃない部分で楽しめちゃった。 

でもヤマトナデシコって絶対あんなお色気全面に出す芸者っぽいのと違うんだけどねー。色っぽさを隠して恥ずかしそうに、ソソとしてるってイメージが私にはあるんだけどな。
 ⇒ちなみに私は普段いたって温厚な性格ではあるのだけれど、外国で凄く怒ったことがあって、その時の回りの人達の驚きの反応が凄かったの(日本女性が怒るって図は想像があまり出来ないのか? 君は感情を表にストレートに出す、日本人らしくない人だと言われた)

それと、舞台。ここはどこぞ? フランスなのね@@。その割に英語でしゃべってるし(これが最大違和感)、時々イタリア語も混じるし、フランスの割にはイタリアっぽい街並みだし(後で解ったけどロケはイタリアもあったのね)。

それと、芦名星サンは、何~~?なんと!日本人じゃない??中国人なの?という設定にはぶっとびました。はい・・・。 だいたい彼女は、なんであんな意味深な手紙を渡したんだろ??(未だに解りません、誰か教えて下さい)

自分を待っててくれる美しくて優しいパーフェクトな妻が国にいるのに、ミステリア~スな国の口も聞いたことがない若い娘に心を奪われた蚕商人。 まあ・・・過酷な長期の旅の末、たどりつく日本。すんごく大変な旅の先にあるが故に、道ばたに咲いてたスミレがものすご~~~い素晴らしい世界一自分をとらえて離さない美しいスミレに見えてしまう・・・。みたいなのがあったのかも。(ちなみに、あの青い花の名前は知らないけど、少なくともスミレではない)
もし日本が、近い距離に位置して、行きやすかったら・・・どうだったかな? 
長期の旅の描写がアッサリし過ぎという声も多かったのは、うなずけます。でも私は、そういうシーンを長く見たいわけじゃなかったので、むしろ短めにしてくれたのは嫌じゃなかったです。結果、サクサク進んだ感じはありましたね。

★以下、露骨な表現と、ネタバレがあるので白文字にしました★
無理な話だけど、1回だけ、事をしちゃってたら運命は違ってたかも・・・。「やってみたら、別に普通だな~ こんなもんか。」ってw
でもね、ラストの手紙を奥さんが書いていた!!という衝撃的展開には、そうだったんだ・・・という衝撃が。これで★がいきなり1つアップしました(ってことは、それまでは2つ★だったのか・・・?)
妻が死んだ後、男は気が付く。遅すぎた。 妻が湖みたいなところにいたシーンを、日本の温泉でのシーンで重ね合わせていたことを。 ガーン!! 
でも、この男が病床の妻に「実は・・」とずっと違う人を心に秘めていたことを告白しようとするシーンがあって、お前!それはひどすぎだろう??と、怒りが。
以上

役所広司演じる蚕業者の原は、何故英語がしゃべれるのか? という謎は誰しもが思ったことでしょう^^ 中谷さんにしても、役所さんにしても、発音とかも凄くがんばっていて、すごいなー!って思いました。フランスの高級娼婦中谷は、カッコ良かったです。服装が似合ってなかったけど身のこなしとか立ち振る舞いがさすが!でした。あと村の少年(かわいそうに・・・)を演じた子も、なかなか良かったです。

SILK(2007/カナダ仏伊英日)
監督・・・フランソワ・ジラール
原作・・・アレッサンドロ・バリッコ 『絹』(白水社刊)
出演・・・マイケル・ピット、キーラ・ナイトレイ、役所広司、芦名星、中谷美紀、アルフレッド・モリナ、國村隼、本郷奏多、ケネス・ウェルシュ、マーク・レンドール、カラム・キース・レニー、他。
【2008/04/10 10:28】  コメント(13) | トラックバック(12) | 国籍微妙・他国
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コメント

こんにちは♪
もうDVDになったんですね~。
散々な評価の多かった本作ですけど、latifaさんが仰るみたいなポイントでは楽しんだと言えるかもしれません^^
ホント、一回○ってたらあんなに妄想は抱かなかったのにね(爆)

キーラはコスチュームプレイが似合うな~って思いました。
彼女があまりに不憫だったわ(泣)
彼女みたいに慎ましやかな人こそヤマトナデシコっていうイメージだよね。
外国人がニッポンに抱くイメージって微妙すぎて笑えますね~*^^*
ミチ  【 編集】  URL |   2008/04/10 19:31   |  TOP ▲ |


latifaさま、こんにちは~。体調は如何ですかー?
これね~。。典型的な「不思議の国・ジャポン」でしたね。
欧米の方が抱く幻想というか・・・。オリエンタリズム?
音楽とか映像は綺麗だったから、惜しいなぁという印象です。

普段温厚な人が怒ると怖いんですよね・・・。
「なめたらアカンぜよー!」とかタンカを切られたのかしら(まさか)。
私は結構、瞬間湯沸かし器なのですよ。温厚になりたい・・・。
ではでは、また来ますね~。
真紅  【 編集】  URL |   2008/04/10 22:37   |  TOP ▲ |


latifaさんのコメントを読んでいて、二ヶ月ほど前に見たものを遠い記憶を思い出すように思い出しました。

アジア女性に対する性的な魅力を、あんまり考えてみてなかったですが、言われてみるとなるほどなーと思いました。

存在する音楽  【 編集】  URL |   2008/04/10 23:17   |  TOP ▲ |


latifaさん、こんにちは!
これはねぇ~私はダメだったのですぅ~
全体的な雰囲気はなかなか神秘的で良かったし、音楽や風景にも癒されたんだけど・・・・
とにかく!!主役のマイケル・ピット君の表情が苦手だったわ~~~ん(泣)
彼の何を考えているのか分からん顔が(失礼・汗)、気持ちを萎えさせてしまった・・・
もっとキーラの出番があって、夫婦愛が前面に出ていたら印象が違ったかもです。
由香  【 編集】  URL |   2008/04/11 09:43   |  TOP ▲ |


ミチさん、こんばんはー!
やっぱりミチさんも、そういう部分では、楽しめちゃったんですね^^
もし、日本人の処が見知らぬ台湾俳優・女優さんとかだったら・・って考えると、やっぱり身内が出てると少し良く(楽しく)見れるようです。

>一回○ってたらあんなに妄想は抱かなかったのにね(爆)
 ふふふ☆ 

>キーラはコスチュームプレイが似合うな~って
 うん、うん、私も思います。それと、今の時代の映画よりも、ちょっと古い時代とかの方が合ってる気がするんです。

>彼女みたいに慎ましやかな人こそヤマトナデシコっていうイメージ
 そうそう!まさに、そうですよね。逆ですよね~~!!
latifa  【 編集】  URL |   2008/04/11 19:41   |  TOP ▲ |


真紅さま~こんばんは!
>典型的な「不思議の国・ジャポン」でしたね。
 うん、うん。最近少し海外の映画でも、日本を昔よりかは、若干ホントらしく描いてくれる傾向が増えて来たけど、この映画では、ダメでしたね。

普段温厚な人が怒ると怖いんですよね・・・。
 昔動物占いとかいうやつで、ゾウだったんですよ(普段温厚だけど怒るとものすごいって書かれてた・・)

でもたんか切った訳ではないし、大声出したわけでもないんですよ^^

え~っ、真紅さま、瞬間湯沸かし器なのですか??全然そんな風に感じたことないです!!
latifa  【 編集】  URL |   2008/04/11 19:48   |  TOP ▲ |


こんばんは、存在する音楽さん。
二ヶ月ほど前に見た映画って、結構なんだかんだで忘れてますよね。
私も、他の方のレビューで、また映画の内容や楽しさが蘇って来たりします。

>アジア女性に対する性的な魅力を、あんまり考えてみてなかったですが、言われてみるとなるほどなーと思いました

うはは~。それはやっぱり女性が見る視点とじゃ違って当然ですよ☆
やっぱり「日本女性」というのが全面に出てる映画だと、ついじ~~っとその辺り凝視しちゃいますw
latifa  【 編集】  URL |   2008/04/11 19:53   |  TOP ▲ |


由香さん、こんばんは。
知ってますど~ん。由香さんのレビューは既に拝見させて頂いちゃってたの☆ 

>主役のマイケル・ピット君の表情が苦手
ぐふふ。私も彼は、好みのタイプって訳じゃないわ。あの人、あんまり表情の変化が少ないのよね?
他に何の映画出てたっけ?って思わず検索しちゃった~~。で、やっぱり、あんまり記憶に残ってないんだなー(苦笑)

>もっとキーラの出番があって、夫婦愛が前面に出ていたら印象が違ったかもです。
 そうよね、キーラの出番凄く少なかったわ。 まあ日本のあの女優さんの出番なんて、想像してたより10分の一もなかったけど(^^;
latifa  【 編集】  URL |   2008/04/11 20:46   |  TOP ▲ |


おお,もうDVDに・・・
TBするときに自分の記事を読み返してみましたが
私って,結構この作品,ほめてますね~。
ロマンチックにとらえてる~~^0^
でも,半分はお世辞ですぅ。
(誰にお世辞を言ってるんだか)
一番の不満は,マイケル・ピット君が好みでなかったことと
やはり日本女性の描き方でしょうか。
反対に,好みだったのは,エレーヌの奥ゆかしさと
中谷さんが天晴れな存在感だったこと。
全体の静謐で美しい雰囲気は好きでした・・・。
なな  【 編集】  URL |   2008/04/11 22:40   |  TOP ▲ |


ななさん~こんばんは!
>でも,半分はお世辞ですぅ。 (誰にお世辞を言ってるんだか)
爆笑!!
でも、あるんですよねぇ~。私なんか、その時の自分の気分によって、ちょっと良い方へなるべく書いてあげたい・・って優しいフォロー入った記事書く時と、なんか攻撃的な気分になってここまで言うか?って位叩いてしまったり・・・。
回りでけちょんけちょんにけなされてる映画だと、なんとか良い処を見つけてあげて、そこを書いてあげたくなったりw (あまのじゃく)

マイケル・ピットって、評判今ひとつですね。良い!カッコイイって言ってる人、今の処少ししかお見かけしていません・・・。

中谷さんは、カッコ良かったです~。
latifa  【 編集】  URL |   2008/04/12 22:28   |  TOP ▲ |


(^ー^* )フフ♪latifaさんの海外でのエピソード、面白い!(笑)
やっぱり意思表示だけはちゃんとしないとね~。なに考えてるんだかわからないより、ずっといいと思います~♪

そうそう、サクサク進んだ感じはあって、そのあたりは私も良かったかな、と思いました。そのくせ作りは重厚だったので、その辺も良かったかな、と。
でも、やっぱり日本の描き方には不満もあったし、途中の奥さんの気持ちを表すところがもうちょっと見たかったかな~。あの手紙で、おぉぉ~・・そうだったのか・・・と驚いたりジーンとしたりしましたが、ちょっと唐突感があったので(^^ゞ

役所さん好きなんですが、確かに何故に彼があんなに英語が話せるのか?!疑問でした~(^^;;)
日本のあの少年も可哀想だったけど、
なかなかいい感じの役者さんでしたよね^^
メル  【 編集】  URL |   2008/09/04 08:12   |  TOP ▲ |


言い忘れ(^^;;)

リンク、どうもありがとうございましたm(_ _)m
こちらにも(すでにしてますが(^^ゞ)させていただきました♪

改めまして、これからもどうぞよろしくお願いいたしますm(_ _)m
メル  【 編集】  URL |   2008/09/04 09:22   |  TOP ▲ |


メルさん、こんにちは~。
外国での私事に反応して下さって、ありがとうございました(^^;)

メルさんは、ロケ地に産まれ育った訳では無いのですね。結婚後orお仕事の関係でお引っ越しされたのかな・・・。
私も今は関東に住んでいるのですが、もうここに住んで18年も経つというのに、やっぱり地元民って気が全くしないんですな~。故郷って感じもしない。多分あと10年暮らして、自分の故郷よりも長くここに住んだとしても、その感覚は変わらない様な気が・・・^^ と、映画とあんまり関係ない話をスイマセン。

リンクの件、ありがとうございました~☆
latifa  【 編集】  URL |   2008/09/04 19:11   |  TOP ▲ |


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