「約束の旅路」ブラボー!3人の母
レンタルで鑑賞。実の母、しばらくの偽りの母、義母、この3名の母が素晴らしい・・・。
特に義母の優しさと深い愛情・行動には、ただただ凄い・・・と思うばかりでした。この優しくて綺麗な女優さん(ヤエル・アベカシス)は、イスラエルの大女優なんですね。
yaku
エチオピアの山岳部に存在していたユダヤ人をイスラエルに移送したという「モーセ作戦」も、黒人のユダヤ人いるということも、この映画を見て初めて知った次第です・・。
でも、そういう背景や事件を知らなくても、誰にでも殆ど解る映画となっています。(最初の方で説明があるので)
エチオピアから連想するのは、貧困・・というイメージで、実際にごくごく数パーセント(確か3%とかその位)の人だけが裕福で、それ以外の90何%は飢えている国と聞いたことがあります。

他にはボブ・マーリーの歌詞に、時々エチオピアが、歌詞が出て来てたので、ジャマイカの黒人の人達のルーツは、ここらにあるという言い伝えがあるみたいなのかな~とか・・・その程度の知識しかありませんでした・・(未だに良く知りません・・)

(あらすじ・内容)
1984年、貧困から抜け出させるが為に実母は、9歳の息子(モシェ・アガザイ)を、そのモーセ作戦に紛れ込ませる。頼まれた訳でもないのに、たまたま少年にその手を握られた偽母は、全てを承知の上、イスラエルに一緒に連れて行く。偽母の息子は山岳部からの長旅の途中病気なのか栄養が悪かったのか、このキャンプでついさっき亡くなったばかりだ・・・。イスラエル到着後、彼はシュロモというイスラエル名をもらうが、不運にも、もともと具合が悪かった偽母が死んでしまう。この偽母も、短い間だったが、非常に愛情深い良い人なのです(T_T) 

ユダヤ教の事なんて全然知らないシュロモ。イスラエルに来て、寝床と食事には事欠かないものの、すっかり心を閉ざしてしまう。そんな時、ヤエル(ヤエル・アベカシス)とヨラム(ロシュディ・ゼム)夫婦が、里親になり、彼らの家にもらわれてゆく・・・。
しかし、イスラエル国内の一部の人達や、彼の通う事になった学校では、黒人のユダヤ人への差別があった・・・。

★以下ネタバレです★白文字で書いています。
学校でシュロモを転校させろという父兄が・・・という先生からの衝撃発言を聞いたヤエルは、学校の下校時のお迎えの時、回りの生徒・父兄に聞こえる様に、タンカを切り、シュロモの顔をなめまくって「家の子は綺麗よ!」叫ぶシーンは、ぐっと来てしまった。
ラストシーン、医者となり、数十年ぶりにキャンプに戻って来た彼が、実母を発見する(どうして解ったんだ?とつっこんではイカン) 2人抱き合い、実母号泣・・・・、で、終わるんだけれど、いや~こういうのは見ていてスッキリする。スッキリするものの、若干出来すぎなラストかな?とも思ったりもする。
以上

あと、フランス制作のせいか?里親がフランス出身のユダヤ教という点もあるかもしれないけれど、ほんの少しだけ、フランス万歳・・的な雰囲気も少々感じてしまったかな・・
いずれにせよ、本当はユダヤ人じゃないのに、なりすましてイスラエルで生きた少年の心の葛藤と、優しくて良い義母がいながらも、それでもやっぱり故郷に残して来た実母をずっと忘れることが出来ずにいたり。そんな少年の20数年間をずっと2時間で描く大作なんです。途中で恋人が出来たり、戦争に行ったり(ここは短かった)というエピソードもあって、主役の俳優さんも、それぞれの世代を、3人が演じているのですが、似たような少年を3名集めたせいか、違和感が無かったです。3名とも演技は上手く、大人になってからの俳優さんは、なかなかカッコイイ黒人の俳優さんでした。4つ☆

イスラエル映画といえば、キブツを否定する「甘い泥」なども、非常に印象深い良い映画でした。「甘い泥」にしても、この「約束の地」にしても、イスラエルの人は美形が多い様だ(ちなみに、ナタリーポートマンはイスラエル出身らしいが、あの手のお顔立ちの人が多い)

VA, VIS ET DEVIENS 2005年 フランス映画 
【2008/05/12 12:01】  コメント(6) | トラックバック(3) | フランス・ベルギー カナダ
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コメント

こんばんは☆
昨年度のマイベストシネマNO.1でございました~。
3人の母、ホントに素晴らしいお方たちでした。もう泣いてばかりで;;
でもそんな私ですが、父性もとっても感じた作品でしたよ。
彼はとてもいい両親に恵まれて幸せですよね・・・
そうそう、私も映画で知ったことがたくさんありました;ハズカシイ・・・
シャーロット  【 編集】  URL |   2008/05/12 22:14   |  TOP ▲ |


シャーロットさん、こんにちは!
おおっ!これ、シャーロットさんの去年のベスト1だったのですねー(^O^)
いや~解りますよ。そのお気持ちも。
家で、しかも、この映画の存在を知らずに、なにげに借りて来て、ぼ~っと見ちゃった私でさえ、4つ☆だったんだもの。劇場で見たら、5つ☆の勢いだったと思います。

あの養父さん、一体何人なんだろう?どこかとどこかのハーフなのだろうか?(何人なのかが、全然解らないルックスだったので^^)とか、どこかで見たことがあるな~って思ってずっと見ていたんです。「あるいは裏切りという名の犬」に出演していた人だとか。そう言われても全然思い出せなかった私(^^;)
latifa  【 編集】  URL |   2008/05/13 08:58   |  TOP ▲ |


こんばんは~♪
大河ドラマでしたよね。
成長に応じて3人の男の子が一人に人物を演じていましたけど、本当に違和感があまり無かった。
彼に関わる女性たちがみんな慈愛に満ち溢れていました。
もちろん、最後はちょっぴり出来過ぎの気もするけれど、映画ですものね、やっぱりこういう終わり方だと安心できるというか(笑)
何度も裸足になるシーンがラストで効いていましたね~。
それにしてもあの難民キャンプが、シュロモの小さい頃と全然変わってないのに愕然としました・・・。
ミチ  【 編集】  URL |   2008/05/13 21:14   |  TOP ▲ |


ミチさん~こんにちは!
確かにこの手の映画は家で見ると、重さ負け?しちゃう事が結構あるのだけれど、これに関しては大丈夫でした(^O^)
私はつい母の目で見てしまう事が多いせいもあって、この映画はす~っと入っていけたのですよ。

全然違う話だけど、、昔ね国境無き医師団みたいなのに憧れていたのね(私は絶対無理だけど、そういう仕事に就く人を尊敬してたの)
 そうしたら、直接ではないんだけど、ある知人の息子さんがね、国境無き医師団みたいな、そういう活動で危険地帯に行って全然帰って来なくなったのよ・・・。お母さんとしては、凄く誇れる息子ではあるのだけれど、反面とても心配で、あんなに大切にてしおにかけて育てた子供(しかも神童と呼ばれるほど優秀で・・)が、いつ死んでしまうかもしれない状況になって、たまに今でも泣いてる・・ってのを聞いて、凄く複雑な心境になったのよね・・・。
ありゃ、なんか無関係なことを、すいません。

ところで、キャンディのところで言い忘れちゃったのだけれど、ミチさんは、ヒースレジャー氏が亡くなる前に見ていたのよね^^ それじゃあ今見るのと(亡くなってしまった後見るのと)では、見方が違って当然だわ~。
私も、かなりひいき目で見てしまった処があるもの・・・(^^;) 
latifa  【 編集】  URL |   2008/05/14 12:04   |  TOP ▲ |


これ、ものすごく好きっ!
私もあの”舐めまくり”のシーンにはぐっと来ました。
こういう大河ドラマ的なものが元々好きではあるんですが、これは群を抜いて良かったです。
ほんとに彼を取り巻く女性たち、とくにあの義母さんの愛情にはもう脱帽でした。
ちょっとご都合主義的なところもあったけど(特にラスト)、この映画で知ったこともたくさんあったし、見て良かった~♪とつくづく思える映画でした。
「甘い泥」は未見なんです。見てみますね~♪
メル  【 編集】  URL |   2008/07/19 08:27   |  TOP ▲ |


メルさん、こんにちは!
うぉ~~メルさんも、あの舐めまくりのシーンでぐっと来ましたかー。
今、メルさんちにお邪魔したら、写真があって、感動が蘇って来ましたどー!! あの義母さん、綺麗だし、やさしいし、素晴らしかったです。
こうやって見ると、イスラエルにも良い人は一杯いるわけで、 もちろんパレスチナにも同じに良い人は一杯いるはずで、、そんな個々の人は良い人なのに、戦っている・・というのが、切ないというか、虚しいというか・・・。

私もこの映画で、イスラエルのユダヤ教に、黒人がいた・・って事は初めて知りました。普段なかなか知り得ない事を、映画では教えてもらえますよね。勉強にもなった映画です。

甘い泥は、イスラエルのキブツでのお話です。NHKのBS2で見ました。きっとまた1年以内に放映しそうな予感。主役の少年はなかなかのハンサム君ですよ。
latifa  【 編集】  URL |   2008/07/19 09:11   |  TOP ▲ |


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