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「女はみんな生きている」「奇人たちの晩餐会」感想
「地上5cmの恋心」「譜めくりの女」でファンになったカトリーヌ・フローが出演している過去作品を~と思ってこの2作品を見ました。まずは「女はみんな生きている」から。
onnn
前半のどたばたぶりとかスピーディーな展開は面白かったです。人の良くて優しい普通の主婦が、がんばっちゃう・・・って役にカトリーヌ・フローはピッタリでした。お姑さんが息子に居留守を使われたりするのと同じに、自分も大学生の息子から同じ様な扱いを受けてるんですよね・・・。
中盤で、ノエミの過去が描かれるのですが、悲惨過ぎて・・・・コメディ映画と割り切って見れなかった・・・・。

★以下ネタバレです 白文字で書いています★
旦那をぎゃふんと言わせてやろうと、友達のノエミが旦那を誘惑し、息子までも・・・まんまと策略に引っかかり・・・。う~~ん・・・でも、これ、私がエレーヌだったら心の底からは喜べないな・・・。もっと違った方法で、旦那をぎゃふんと言わせられたら良かったんだけど・・・。なんだか自分は女性としての魅力が無いけど、ノエミだったらどんな男でもたらしこめられるって事だよね・・。
ワハハハ!してやったり!って心から大喜び出来ない感じ・・・。
それで、ラストは?というと、ノエミ、エレーヌ、姑が、静かな場所で穏やかに暮らしている様子・・・。しかし・・・誰も幸せそうに見えないんだな・・・。男に対してすべて諦めた様な・・・達観したような姿が、寂しそうにも見えてしまい、もっとスカッとした気分で終わるコメディ映画だと思ってたので・・・
以上

とはいえ、スピーディーな展開とか、飽きずに見れる吸引力とか、最後まで惹きつけられて見た映画でした。3つ★半~4つ★

女はみんな生きている (2001/仏) Chaos
監督 脚本 コリーヌ・セロー
出演 カトリーヌ・フロ / ヴァンサン・ランドン / ラシダ・ブラクニ / リーヌ・ルノー / オレリアン・ビルク

(あらすじ・内容) エレーヌ(カトリーヌ・フロ)は、多忙な夫ポールの妻ではあるが、まるで家政婦。
ある夜、パリの街を夫婦で車に乗っていると、男たちに追われた娼婦ノエミ(ラシダ・ブラクニ)が助けを求めてきた。しかし助けようとするエレーヌを制し、ポールはドアをロックし、走り去ってしまう・・・。翌日、気になったエレーヌが探すと、ノエミは瀕死の重傷で病院に収容されていた。
・・・・・・・・・・・・・・・・・

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奇人たちの晩餐会 LE DINER DE CONS
80分位と短い時間で、そして狭い空間で、くすっと笑える展開になっているのは、ちょっと三谷幸喜さんぽいかな?と思うんだけど、う~ん、残念ながら、この映画のジョークは、あんまり私の好みじゃなかったです。ツボが違っていたので、それほど楽しめなかったですが、でもツボが合う人なら凄く楽しめる映画じゃないかな・・・と思います。2つ★半~3つ★

主役のジャック・ヴィルレは、去年の暮れ、思いがけず「ピエロの赤い鼻」(2003)という良い映画を見て知った俳優さん。もう故人であるのは残念ですが・・・。
この人がとんちんかんな行動で、しっちゃか、めっちゃかになる・・・って話。
この映画でのカトリーヌ・フローはほんのちょっとの脇役に過ぎませんでした。

(内容・あらすじ)出版業を営むブロシャンには密かな楽しみがあった。それはバカな人間を招待しては仲間で笑い物にするという晩餐会だ。今回はマッチ棒の工作が趣味という税務局勤めのピニョンという小男を見つけたのだが、当日ギックリ腰になり動けなくなったブロシャンはピニョンと二人きりになってしまうのだった……。

製作年度: 1998年  監督 脚本 フランシス・ヴェベール
キャスト・スタッフ  ジャック・ヴィルレ ティエリー・レルミット カトリーヌ・フロ
【2009/03/25 15:59】  コメント(12) | トラックバック(1) | フランス・ベルギー カナダ
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コメント

latifaさんこんにちは。

「女はみんな生きている」
ちょっと前に見たやつなので細部は忘れましたが男性としてはやられたな~って敗北感が先にたってしまいました(笑)カトリーヌ・フロは「地上5cmの恋心」も「譜めくりの女」の役もよかったけどこの役もよかったですよね。

「奇人たちの晩餐会」
僕もコレは三谷幸喜っぽいなと思ったのでlatifaさんの記事にもそう書いてあるので意見が合ってうれしいです。
あとやはり笑いのセンス的にズレてますよね。僕なんかアメリカ映画なんかには合わせられるけどヨーロッパ全般はズレをかんじることがシバシバですね。
motti  【 編集】  URL |   2009/03/25 18:11   |  TOP ▲ |


latifaさん、こんばんは!
カトリーヌ・フロ、若くないのにすっごくチャーミングですよね。私も好き~♪
でも「地上5センチ・・」も「譜めくり・・」もまだ見てないんですよ~(>_<)そろそろ旧作になってないかなぁ・・。

「奇人たちの晩餐会」は懐かしいです。
これを観た映画館は今はもうないので・・。
しかも主演の丸顔のカレ(ジャック・ヴィルレ・・ですね)も今はもう居ないんですよね・・
なんだかちょっと淋しい気持ち。
でも、これにカトリーヌが出てたなんて・・全然記憶になかったです。く(▼Д▼ )三( ▼Д▼)ゞどこどこ?
それにこの作品は、私も笑いの感覚が合わなかったです~残念~(^^;
tsurubara  【 編集】  URL |   2009/03/25 23:04   |  TOP ▲ |


mottiさん、こんにちは~!
「女はみんな生きている」をmottiさんがごらんになっている・・っていうのは覚えていたのだけれど、まさか 「奇人たちの晩餐会」も記事アップしているとは!
なんと! で、今見て来たら、三谷幸喜っぽいと、書いていらっしゃる~~\(^_^)/

> あとやはり笑いのセンス的にズレてますよね。僕なんかアメリカ映画なんかには合わせられるけどヨーロッパ全般はズレをかんじることがシバシバですね。
 そうそう・・・。やっぱり私は、コメディは同じ国の人が作る内容の方が楽しいなぁ・・・
昔から、海外のコメディものを見て、面白いっ!って受けられる事の方が少ないんです・・・。

PS mottiさん野球放映の日、偶然定休日だったんですね~。それはラッキーでしたね!
久しぶりに凄く嬉しい良いニュースでした★ イチローも笑顔で良かった~。 
latifa  【 編集】  URL |   2009/03/26 09:20   |  TOP ▲ |


こんにちは~tsurubaraさん
わ~い↓(^▽^) 同じで嬉しいです~~♪
カトリーヌ・フロ、「若くないのにすっごくチャーミング」
あら・・・ファンという割には、私ったら、フローって伸ばして書いちゃってる(^^ゞ
後で訂正せねば(爆)

> でも「地上5センチ・・」も「譜めくり・・」もまだ見てないんですよ~(>_<)そろそろ旧作になってな
地上5センチは旧作になってるはず!譜めくりはどうかな・・・。
私は地上~は、去年度のベスト10に入れちゃったんです。他の人で入れてる人は今の処見てない・・・・(はず) それだけに、tsurubaraさんの感想を是非是非聞きたいです~~。

> 「奇人たちの晩餐会」は懐かしいです。
> これを観た映画館は今はもうないので・・。
そうかあ・・・劇場まで足をのばしたのですね♪ 劇場で見る時は、回りのくすくす笑いとか受けの状態にも良い意味でも、悪い意味でも影響されます(^^ゞ

> しかも主演の丸顔のカレ(ジャック・ヴィルレ・・ですね)も今はもう居ないんですよね・・
そーなんですよね。私は去年の秋だか、赤鼻のピエロだっけか?を見た後、えっ@@ 亡くなっているの??と、びっくりしたんです・・・。
カトリーヌはね、愛人役でちょこっとだけ登場でした。
あのぎっくり腰のピエールが「色情女」呼ばわりしていて、犬を数匹飼っていて、それを預けて、ピエールのもとにすっとんで来る・・・って役でした。
latifa  【 編集】  URL |   2009/03/26 09:25   |  TOP ▲ |


このコメントは管理人のみ閲覧できます
  【 編集】   |   2009/03/26 15:25   |  TOP ▲ |


鍵さん~♪
「女はみんな生きている」がお好きだったとは~~!!あんまり見ている人多そうじゃないマイナーな映画なのに♪
私も基本好きだったのですが、なんだか寂しくならなかったですか・・・?若い色気ある友達に(策略とはいえ)夫や息子まで・・って部分、OKでしたか・・・?私だったら、してやったり!とは思うけど、ちょっと、やっぱりね・・・・ってちょっと凹みそう・・・。
あとあの友達の調教されまくり・・ってのが、可愛そうで見てられなかったわ~~~(T_T) 

子供会の終了、本当にお疲れさまでした!!!来年度は何も役員しなくて良いのですか?
やっとゆっくり出来ますね。週末とか祝日とかなんだかんだと、行事で繰り出されて大変でしたものね・・・。

ところで、井上雄彦さんの、立ち読みしてきましたど~~~\(^_^)/
表紙のイラストから、ぐわっと来ますね~~。中もイラストがカッコ良くて、キャーキャーと心の中で叫んでました@静かな本屋
でも値段を見て、高・・。買うのを辞めました・・・

あと、君に届け、1巻を読みました。読みながら「これ、北海道の作家じゃないか?」と思ったら、ドンぴしゃでした。高校の名前が、いかにも北海道にありがちな名前だったので、、、、
ねーねー、あの主人公の男の子、すんごい良い子過ぎじゃありませんか? どうしてあんなに良い子なんですか? 過去に何かあって、ああいう聖人になったんでしょうか? 理由は別に無く、ああなんですか? あまりに立派過ぎて呆然でした・・・。
latifa  【 編集】  URL |   2009/03/26 15:54   |  TOP ▲ |


あら、「君に届け」読まれましたか。
そうか、男の子の聖人ぶり、呆然でしたか・・・

うーん、私は良い子すぎるのを求めているのかも知れません、特に青春物なんだから、どっぷり爽やか味わうつもりでもともと読んでるんで・・・
最近、ブラックな心の子っていうのは、才能があれば上位には食い込めるけど、神様がプレゼントしてくれるのは、やっぱ、心がタフな子なのではないか、っていうか、そうであってくれ、みたいな想いを押しつけがちかも・・・トシかしら?
今日は時間がないんでこれにて。
坂本さんの記事のコメントとか読みました。
また、お返事書きに来ますね。
風呂入ります。
牧場主  【 編集】  URL |   2009/03/30 22:02   |  TOP ▲ |


牧場主さん~こんにちは!
ざっくばらんに色々話せて、すご~~い嬉しいです。
> うーん、私は良い子すぎるのを求めているのかも知れません
> 神様がプレゼントしてくれるのは、やっぱ、心がタフな子なのではないか、っていうか、そうであってくれ、みたいな
そうなんだー!!! 
私ね、凄く良い子って、どこかうさんくさい・・・って思ってしまうの・・・アワワ・・またそんな事言うと、心底汚れちまってる~~ってのが暴露されちゃうな(^^ゞ 
凄く良い子って、きっと何の劣等感もなく、意地悪もされず、まっすぐに育って来た、すごく恵まれた子なんだろうな~と、勝手に私の心の中にそういうのがあって・・・。(決めつけよ!!一杯色々あっても、ピュアでまっすぐな心の人もいるんだろうけれども!)
私はどっちかっていうと、色々苦労しながら、それでも負けずに、どん底からはい上がって来ました、ってキャラが好きなのです。

まっすぐで、凄く良い子って、どうしてか昔から苦手かも・・・。まぶし過ぎるのかな?^^
よく学校で凄い人気者の、カッコ良くて頭もよくて運動神経もよくて・・・って男の子、絶対好きにならなかったんですよ(^^ゞそれより、屈折したタイプが好きなの。 そういや、女子でも、前者みたいな友達っていたことないな。もちろんそういうタイプが嫌いって訳じゃないですよ!!情がわかないっていうか、一緒にいて、分かち合えない気がするっていうか・・・。
latifa  【 編集】  URL |   2009/03/31 10:12   |  TOP ▲ |


先日ミクシィのミニシアターコミュニティに
参加してる人たちの意見で
心の底から笑える映画ってことで
【奇人たちの晩餐会】と答える人が圧倒的に多くて
早速私もみてみました!
が・・・
私もlatifaさんと同じく多少クスって笑えるんだけど、
バカバカしすぎて逆に面白くなかったです。
バカバカしいコメディは大好きなんだけど
同じバカバカしくてもやっぱツボにハマる
アダム・サンドラー系の笑いの方が私には合ってる!

それに全然晩餐会じゃないし凹○コテッ
一人のバカが延々と同じ事を繰り返して
クドかったです(;・∀・)
お国柄ですかね?

フランスは良い作品も多いけど
小さな世界を延々と描く作品が多くないです?
そして最後はスカっとしない作品も多いです。
でもフランスは映画は各々自由に感じ、自分なりに解釈して欲しい
ってのが根本的にあるからなんだろうけど・・・
Σ(・ω・ノ)ノえっ!ここで終わるかよ?!って作品も多いような・・
って【奇人たちの晩餐会】から話がそれちゃったけど・・・

んでもって【ピエロの赤い鼻】にもこの【奇人たちの晩餐会】で
腰を痛めた順主役の人出てますよね?
めぐ  【 編集】  URL |   2010/09/07 03:16   |  TOP ▲ |


めぐさん、こんにちは。
あらら・・・そうなのね??
確かに【奇人たちの晩餐会】って、映画ファン、しかもマニアックな映画ファンの方々に凄く高い人気があるみたいだよね。私は面白い映画といえば、バックトゥーザフューチャーとかあげちゃうような人間だからな(^^ゞ

コメディって実は一番難しいかもしれないって思うわー。
人それぞれ笑いのツボって違うし、特に海外のものってなると、暮らして来てる土壌や生活習慣とかが違うしね。

> クドかったです(;・∀・)
言えてる。私はもう内容は忘れてしまったんだけど、くどい!って思った事は覚えてる(爆)

> フランスは良い作品も多いけど
> 小さな世界を延々と描く作品が多くないです?
これも言えてる。
その世界観が自分と合えば良いんだけど、合わないと苦痛だったりもする・・・

> そして最後はスカっとしない作品も多いです。
> Σ(・ω・ノ)ノえっ!ここで終わるかよ?!って作品も多いような・・
これも有る有る!!一時、フランス映画を見る時は、ラストは絶対スカッとしないぞ、、と心構えをしながら見に行っていたよ。
最近は、めっきり映画館でフランス映画を見る機会も減って・・・。お家で見る分には、期待したのにつまんなかったり、スッキリしない最後だったとしても、おおらかな気持ちで、ま、いいか~!って思えたりする・・

> んでもって【ピエロの赤い鼻】にもこの【奇人たちの晩餐会】で
> 腰を痛めた順主役の人出てますよね?
あの太ったおっちゃんかな? ジャック・ヴィルレだっけ? もう確か亡くなられたんだったっけか・・・。
彼の出てる映画では、クリクリのいた夏が好きだよ~。あのおっちゃんにはイライラさせられっぱなしだったけど・・。
latifa  【 編集】  URL |   2010/09/07 16:20   |  TOP ▲ |


いやいや違います~~!
私の言い方が変だったんですね(汗)
【ピエロの赤い鼻】に出てた人は
【奇人たちの晩餐会】の舞台(?)
となった豪邸の住人のことです。
http://french.rose.ne.jp/actor/lhermitte.html
ティエリー・レルミットですね。
勿論【ピエロの赤い鼻】主人公は亡くなられたジャック・ヴィルレですけど。

要は
【奇人たちの晩餐会】と【ピエロの赤い鼻】の
2本の映画とも
バカなおっつぁん(ジャック・ヴィルレ)と、
その家の住人で腰を痛めた人(ティエリー・レルミット)
が共演してるって意味だったんです~~(つc_,` )ウヒヒ
分かり辛い文章表現でごめんなさいです(*・ω・)*_ _))ペコリン

めぐ  【 編集】  URL |   2010/09/07 16:47   |  TOP ▲ |


めぐさん、ごめんね!私が勝手に間違っちゃっただけなのに^^
一杯解りやすく説明、リンクもしてくれてありがとう。
ティエリー・レルミットさんね?
写真見て、あっ!って思い出したよ。
優しげな人だよね~ ^ー^
latifa  【 編集】  URL |   2010/09/08 08:48   |  TOP ▲ |


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