「キャラメル」レバノン映画 感想
レバノン映画なんて初めて!レバノンで知ってることって、アラブの歌姫ファイルーズくらいしか知らない。あと、20年くらい前かな・・?「レバノン杉と桜」だっただろうか・・・そういう本を読んだことがあって、戦争とかそういうイメージが強いレバノンのベイルートは、以前は「中東のパリ」と呼ばれていて、美しく文化豊かな国だったということが書かれていたんです。
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レバノンに住むいろいろな女性(年代、宗教も様々)の群像劇なのですが、飽きることなく見れました。イスラムの女性ならではの悩みはわずかで、ほとんどは、どこの国の人にも共通の悩みだったりする。ほろっとするエピソードも入っていて、2カ所くらい私はつい、ぽろっと涙も出ちゃいました。

驚いたことには、少しシェール似の美人のラヤール(主役)のナディーン・ラバキーは、監督・脚本も担当しているということ。ひょえ~~!!

☆以下ネタバレです 白文字で書いています☆
ラヤールが不倫相手と2人で誕生日のお祝いをする為にホテルを探す・・・しかしホテルはなかなか見つからない・・・結局身分証明とかを見せなくても部屋を取れたのは、あまり綺麗ではない安ホテルだけだった。ラヤールはトイレからバスまで掃除し、お部屋を風船などで綺麗に飾って待ってるけど・・・不倫相手は来れなかった・・・・。ここで、すごく可愛そうで泣けてしまった。後日、なんと奥さんを美容担当してしまうことに・・・(T_T)
それと、もう一つ泣けたエピソードは、洋服のおなおしをして細々と生計を立てているローズ。彼女には年老いて問題行動を起こす姉がいて、その彼女の世話で、いろいろな事をあきらめて今に至る様だ・・・。そんな彼女がある紳士と知り合いになり、ほのかな恋心を抱く。髪も染めて、お化粧をして、デートに・・・と、しかし姉がじゃまをする・・・やっぱり無理だ・・とばかり鏡台の前で泣いてお化粧を取るシーンがとても可愛そうで泣けてしまった。 でも基本綺麗なおばあさまなのに、あの髪の赤い色と、青いシャドウは変だわ~と思っちゃった。もうちょっと上品な色合いの方が絶対綺麗なのにな、って私は余計なお世話だけど思っちゃった。
以上

レバノンという国、映画で見ると街の様子は結構都会で、ヨーロッパ風でもありアラブぽさもあり・・。女性達はキャミソールドレスとか平気で着て歩けるくらいの割と自由な感じがあるんですね。人々の話す言葉も、アラビア語に普通にOKとかBY~とかっていう英語や、メルシーというフランス語などが使われています。フランス植民地時代があって、フランス語が通じやすいっていうは、聞いたことあったんだけれども、どうも現在もその様子ですね。

結婚式の様子も、キリスト教式(道をみんなでお祝いして歩くのね?他人のお店の中とかにも普通に入って来たりするんだな?)とイスラム教タイプと両方描いていました。こういう風に色々な宗教の人が一緒に混在して仲違いせずに暮らしている街って素敵ですね!

で、美人な人が一杯出て来ます☆ 特にジョディ・フォスター似の美容院の人の顧客の黒髪の女性が、上品でしかも色っぽくて美人でと、すごいオーラが出ていて、ほ~~~っ!!となっちゃいました。
この女性の髪を洗うシーンなどは、パトリス・ルコントの「髪結いの亭主」を連想しちゃいます☆
タイトルの「キャラメル」はむだ毛を処理するのに使うんですが、結構痛そう・・・。

私は、映画で世界旅行を~というのも映画を見る時の一つの楽しみだったりするので、そういう点でも楽しめました。3つ☆半~4つ☆

監督・主演・脚本:ナディーン・ラバキー
出演:ヤスミーン・アル=マスリー、ジョアンナ・ムカルゼル、ジゼル・アウワード、シハール・ハッダード

(内容・あらすじ)ベイルートの小さなエステサロンに集う5人の女性たち。彼女たちは誰にも言えない秘密を抱えていた…。結婚を前に処女じゃない事を悩んでいるニスリン。不倫の恋に振り回されるオーナーのラヤール。長い髪の美しい顧客に心惹かれるリマ。毎日サロンに通うジャマルは、年を重ねる自分を受け入れられない。ローズは年老いた姉を抱え、すでに自分の人生を諦めていた。
【2009/01/09 15:31】  コメント(6) | トラックバック(9) | 国籍微妙・他国
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コメント

こんにちはー。
そうなんですよ、いつも見れないベイルートがなんだか身近に感じられる映画でしたね。そもそもベイルートの映画なんてホント見れないですもんねぇ。

ああ、そうだ。あのおばあちゃんについては同感。お化粧ね。私も思いました。そして同じようなポイントで私も切なくなりましたよ。あの姉にはイラっとしたもんなー(笑)

私はリマがやっぱり印象的でしたねぇ。力仕事は彼女がやるし、機械系も彼女。頼られてて、でも楽しくやってて、ああいう人ホントいそうですもんね。TB送りますねー。
minori  【 編集】  URL |   2009/01/09 16:33   |  TOP ▲ |


☆一部ネタバレ有ります☆


minoriさん、こんばんはー!
ほんと・・ベイルートって、一体どういうルートで行くんだろう?と一瞬考えてしまう場所ですよ。カイロとか、ローマとかと違って、はてさて・・直行便とか当然無いし、経由にしたって、どこからどうやって乗り継いで行くんだ・・・?って感じっす。

minoriさんも、同じポイントで切なくなったandお化粧について同じ風に思われたなんて、なんだか嬉しいな~!!
そうなんですよ、あの姉のしゃべり方(あの声色ってすごく特徴ありますよね)とかも途中からイラっとして来て。この姉妹のパートは、ラストは正直嬉しくなかったです。諦めじゃない展開が欲しかった。

そうそう、minoriさんちで書き忘れちゃったんだけど、私もリマはスカートとかはくより、普段の男前なファッションの方がずっと素敵だし、似合ってるって思いました~~☆

latifa  【 編集】  URL |   2009/01/10 17:04   |  TOP ▲ |


わぁ~「髪結いの亭主」かぁ~!
懐かしい!あたしは思い出さなかったのだけど、
そういや「仕立屋」もいたし、
ひょっとしたらルコント監督ファンなのかなぁ?
ちょっと切ないお話でしたね~。
女性だとちょっと切実過ぎるかなぁ~って
思っちゃいましたね。
miyu  【 編集】  URL |   2009/07/31 22:28   |  TOP ▲ |


miyuさん、こんにちは~!
>「髪結いの亭主」「仕立屋」もいたし、
> ひょっとしたらルコント監督ファンなのかなぁ?
うん、うん、もしかして・・・だけどね、そう想像しちゃうよね^^

これが日本映画とかアメリカ映画だと、ふむふむ、面白いけど何か普通かな・・って
もしかして思っちゃったかもしれないんだけど、レバノン???レバノン映画ってどんなの??ってのがあるから、3割増しで興味津々になっちゃって、評価も少し高くなっちゃった^^
latifa  【 編集】  URL |   2009/08/01 17:17   |  TOP ▲ |


こちらにも・・・。
そうだよね、これをいまさら日本とかアメリカで作られてもフツーなのよね。
アラブ社会の女性も同じ思いを持ってるのかーー!って認識させてもらったのが良かったな~。

ベイルートの事情・・・・タクシーは相乗りとか、酷い交通渋滞とか、純潔が望まれてる事とか、いろいろ分かって面白かった~。
ミチ  【 編集】  URL |   2009/09/15 17:08   |  TOP ▲ |


ミチさん~、そういえばこの前金沢カレーなるものを特集している番組を見たの。
なんでも、カラメルが隠し味で入っていて、濃厚なちょっと黒っぽいカレーなんだとか。それにカツとキャベツが添えられていて、東京でも大人気なんだとか。私も食べてみたいなぁ~!

> アラブ社会の女性も同じ思いを持ってるのかーー!って認識させてもらったのが良かったな~。
> ベイルートの事情・・・・タクシーは相乗りとか、酷い交通渋滞とか、純潔が望まれてる事とか、いろいろ分かって面白かった~。
 そうそう。あまり普段なじみの無い国が舞台だと、違いや同じ点に、いちいち、へ~~!って感心したりして、楽しめるよね。
latifa  【 編集】  URL |   2009/09/16 15:37   |  TOP ▲ |


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