「私たちの幸せな時間」感想
昨日GEOの100円レンタルで、見逃していた作品を幾つか借りて来て見ました。この映画、なかなか良かった。4つ☆
でも・・・ヨンスの生い立ちが悲惨だったのは解ったけど、ヨンスには恋人もいたことがあったわけで、天涯孤独で全く人から愛されずにいたわけじゃない。だから人生や世の中にずっと絶望して生きて来たわけじゃないってところが、惜しかったと思う。もし、そういう恋人も一度もいたことがなく、絶望し世の中を憎んで来た男が・・・って設定だったら、もっと良かったのにな・・・って私は思っちゃいました。

☆以下ネタバレです 白文字で書いています☆
恋人の子宮外妊娠のお金が要るので、しょうがなく足を洗った仕事関係で、1回だけ・・・とヘルプで行った先で、殺人事件に巻き込まれてしまい、自分もとっさに1人女性を殺してしまった。しかーし!3人とも自分が殺したって言ってしまった理由がはっきりわからない・・・。
あの子宮外妊娠しちゃった美容院の女性は、あの後どうなったんだろうか・・・。
それと、いとこに強姦された娘にあの母の取った態度はひどすぎ!と思ったし、傷引きずるのももっともだわ・・と思うけど、でも、最初の方の大人げないイ・ナヨンは、ちょっとうんざりしちゃったな。車をぶつけるー!とか、授業放棄とか、ぜいたくな暮らしが出来てる癖に~(本人もそれは認めて苦しんではいたけど)
以上

死刑囚と一般人が・・・っていうのは、「デッドマン・ウォーキング」とか、最近ではキム・ギドクの「ブレス」などを思い出すけど、こっちの方が私は面白かったです。
脇役の人たちにもスポットが少し当たっていて、イ主任(いろいろなドラマや映画で、いつもいい人演じる事が多いオッチャン、カン・シニル)とか、死刑執行してる人が「もうこんな仕事イヤだ~」と言ったり、こんな仕事をしてるから10年間子供が出来ないのかも・・って言ってるところとか(ここらは先日見たばかりの「チョコレート」を連想)、あと人を赦すって部分で、娘を殺されたお母さんがヨンスを赦そうと努力する・・という処が、韓国で根付いてるキリスト教の宗教観とかからなのかな・・?私なら絶対許せないし許すつもりもないけど、こういう気持ちってすごい・・・と思ったりとか、色々興味深く見れました。

韓国映画を見るのは久しぶりで、キム・ギドク監督の映画除外して、去年の11月にTVで放映されていたのを見た「初恋のアルバム~人魚姫のいた島」以来。下書きに感想も入ったまんまになっていて、今度アップしようと思ってはいるんだけど・・ 久しぶりに韓国ものを見たら、知ってる面々が脇役にぞろり登場していて、すんごく懐かしい気持ちになっちゃった・・・。もともとこれ、2006年映画で、ちょっと古いのだけど・・。「コッチ」のお母さんユン・ヨジョンが、シスターモニカ(って爆笑!爆笑しちゃいけないけど、しちゃうよ~)、先日まで唯一見ていた韓ドラの 「白い巨塔」のお母さんやってたチョン・ヨンスクと、弁護士さんの人、殺されるおばさんは「火の鳥」とか他映画やドラマで、えげつない役を得意とする脇役女優さん、死刑囚の兄貴分で声の凄く良い役者さんとか・・・。 

何度も登場した「愛国歌」だけど、歌い出しの部分が「東海の~」だったのが、ギクっとしたわ。日本では「日本海」って使ってる言葉だけど、韓国では「東海」なのよね・・・。何も知らずに「日本海」と悪気なんて全く無く、韓国の人に言ってしまっていた頃を思い出して、苦々しくなりました・・・。

私たちの幸せな時間(2006 韓国映画)
監督 ソン・ヘソン 「パイラン(2001)」「力道山」の監督さんなのね~
出演 イ・ナヨン カン・ドンウォン 他
【2009/01/26 11:26】  コメント(2) | トラックバック(4) | 韓国映画
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コメント

こんにちは♪

私も「森に眠る魚」を予約してあるのよ。
順番が回ってくるにはもうちょっとかかるかな~?
そのまえに小川さんの新作が回ってくるかも。


この映画は地元ミニシアターでかなりプッシュされた作品でした。
韓国映画は相変わらず好みじゃない部分(コメディリリーフとかオーバーなところとか)があるんだけど、随分慣れてきたかな。
この映画もギドク作品以外ではとても良いとは思ったのだけど、昨年見た「シークレット・サンシャイン」に上書きされてしまった~。
で、その作品でもキリスト教の宗教観が出ていたのよ。
そういう宗教観って日本ではなかなか理解しにくいよね。
韓国映画も煌びやかなスターさんを主演にしたものよりもこういうジックリした作品の方が断然質が高いし見応えがあるよね。
ミチ  【 編集】  URL |   2009/01/27 20:03   |  TOP ▲ |


ミチさん、こんにちは~!
わーい!角田さんの・・ミチさんもリクエスト中なのね?^^
小川さんの本も、私もリクエスト中です☆

シークレット・サンシャインは、レンタル開始になったけれど、まだ新作なので(爆)もうちょっとしたら借りてみますね♪ チョン・ドヨンさんは、私にとっては、結構特別な女優さんで・・・。たぶん、まっさらな状態で、最初に覚えた韓国女優さんなの。最初はwonbin出演作品から手をつけて、そこに出てる女優さんではなくて、全く無関係な作品で、初めて心に飛び込んで来たのが彼女だったの。「星を射る」ってドラマなんだけど。
それまでは韓国女優さんってミスコリア的な長身ナイスバディ美女が多い中、小さくて普通の顔なのに・・って思ってね。あっと、そんな風に書いたら、ミチさんが「星を射る」を見てみようかな?って思ったら、困っちゃうな(^^ゞ 確かに前半は面白いんだけど、後半しょうもない展開でつまんなくなっちゃうんだ。

と、話を戻し・・。
シークレット~~でも、キリスト教の宗教観が出てたのね? 楽しみだわー!そういう今まで自分の知りうる範囲内の価値観とは違ったのを見せてくれる作品って、とっても興味深くて好きです~。
latifa  【 編集】  URL |   2009/01/28 08:38   |  TOP ▲ |


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mini review 08332「私たちの幸せな時間」★★★★★★☆☆☆☆
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★★★★☆  韓国映画ということで、嫌韓派はボロクソに叩いているが、この作品にはほとんどキムチ臭が漂ってこない。オープニングで血みどろの殺人現場が写されるが、これは結果の風景でしかないのだ。 またわざとらしいどんでん返しもなければ、ドロドロとした人間関係の


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