「ワンダフルライフ」自分なら・・?
「歩いても、歩いても」観賞後、是枝裕和監督の初期の作品も見てみたいな~とお友達と話をしていた時にお薦め頂いた「ワンダフルライフ」を見ました。この映画を見た人は「自分ならどういうシーンを選ぶだろう・・・」と考える人も多いはず・・・。
wan
死んだ後の世界、人生で一番のシーンを選んでもらって、それを映像化してもらい、それだけを記憶に残してあの世へ旅立つ・・・。沢山の人たちのインタビューシーンが圧巻。まるでドキュメンタリーの様に色々な意見が飛び出すのです。演技じゃなくて、本当に普通の素人さんたちが話していたんだと解り、納得してしまいました。

たった一つしか選べないそのシーンを、大きな出来事じゃなくて、ほんのささいな瞬間を選んだ人とかが結構いて、う~~~良いなぁ~と思ってしまった。
あるおじいさんが選んだのは、自分が学生時代のころ、電車に乗っていて、運転手さんの横の窓から入って来る風が顔に当たる・・・あの感じ・・♪

★以下ネタバレです 白文字で書いています★
ここで働く職員は、その一つを選ばなかった人で、死んだ時の年のまま働いている・・・。(選べない、選びたくない・・など、そういう選ばないという選択をした人もいるという設定も良かったです)
で・・・ARATAの恋人だった女性が、その後結婚した渡辺さん(おじいさん)を、偶然担当することになる。 おじいさんは、自分の妻が、毎年ARATAの命日にはお墓参りをしていたため、命日などから、その相手が今自分の目の前にいるARATAその人だと気がつくわけですよ。そのおじいさんが手紙を残して行くんです。「嫉妬しなかったといえば嘘になるけれど、でも2人で長く一緒に過ごして来た日々で・・・・」という部分に、ぐっと来たんですよ。
ところがね、その後、ARATAと小田エリカが、数年前に既に亡くなっていたその恋人(渡辺妻)の最後に選んだシーンを倉庫から探すんです。そうしたら、ARATAと2人でベンチに座っているシーンだったんですよ・・・・。ARATA的には良かったな~って思うんですが、あの夫の立場になってみると、やっぱりか・・・と、どこか淋しい気持ちにもなり・・・。
そうそう、ARATAが、いつも廊下の途中で天井を見上げ「今日も月が綺麗だな~って言ってたのが、じつは月じゃなくて・・・ってシーンも、うわっ・・と驚きがありました。
以上

なにげに・・・この映画は、あまり夫婦で見ちゃイカン映画だと思います・・(^^ゞ(私は一人で見ました^^) この映画を見ながら、お互いが、それぞれの相手と一緒のどこかのシーンを選ぶ確率って、どのくらいなんだろうか・・・。そもそも老年よりも自分が子供だった頃を選ぶ人が結構多かったんですよね・・・。あと、若い娘がディズニーランドを選ぶ事が結構多い・・・っていうのにも、ちょっとびっくりもしました。
とにかく、この映画、見終わった後に、色々と考えさせられましたよ・・・。 

あの世や死ぬということはとても怖い事だけれど、もしも、こんな風な事が仮に先に待っているとしたら、なんだか少し楽しい気持ちだな・・・。基本の題材は凄く良かったのだけれど、ちょっと長いな・・・って感じちゃう部分も少しあったかな・・・小田エリカの部分とかが・・・。4つ★
全く同じ題材で、もうちょっと、ぎゅっと絞って描いてくれたら、5つ★だったんだけど。
あと、若き日の伊勢谷さんが出演されていて、うわぁ~この口調、苦手だったんだよなあ・・・って久しぶりに懐かしく思い出したりしました(最近はあんまり気にならなくなりつつあります)

ワンダフルライフ (1998/日) After Life
監督 脚本 是枝裕和
出演 ARATA / 小田エリカ / 寺島進 / 内藤剛志 / 谷啓 / 吉野紗香 / 伊勢谷友介 / 由利徹 /香川京子

(内容・あらすじ)
「あなたは昨日お亡くなりになりました。ここに居る7日間の間に、人生の中で最も大切な想い出をひとつ選んで下さい。」ここは天国への入り口で、職員達が死者の想い出を最終日に映像化して見せてくれるのだという・・・・
【2009/05/12 17:28】  コメント(14) | トラックバック(4) | 日本映画
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コメント

おぉ、出たぁ^^って思いました。嬉しいです。
細かい部分はほとんど忘れてしまいましたが、だいたいの流れ、みたいなものは覚えていて、透き通った、みずみずしい作品だなぁって思いました。
laifaさんの記事を読ませていただいて、あぁそういえばそうだった!とか、伊勢谷友介が出てたよなぁとか色々思い出しました。
でもほんとに仰せの通り、ドキュメンタリーな部分が圧巻ですね。何か不思議な感動が押し寄せてくるかんじで。
すごく有り得ない話、っていうかおとぎ話的、寓話的で、ファンタジーなのに、ドキュメンタリー!ってところが好きですねぇ。何か僕の中では、斬新だ^^って感動した覚えがあります。
もう一度観てみようかなと思います。機会があれば。
まさにアートの映画で、観客に考えさせることを求めた作品のような気がします。そんなトラップ?にかかったように、魅力に惹き付かれて、やっぱり考えさせられるんですよね。
「誰も知らない」「歩いても、歩いても」にしかり、この作品にしかり、やはり是枝監督は映像の力が強い気がします。映像だけで、ストーリーを雄弁に語ってるっていうか。
彼の「ディスタンス」や「幻の光」を観たいんですが、DVDが無いのでねぇ。
マキシ  【 編集】  URL |   2009/05/12 22:42   |  TOP ▲ |


わ~!
嬉しい、見てくださったのね!

>この映画は、あまり夫婦で見ちゃイカン映画だと思います・・(^^ゞ(私は一人で見ました^^) この映画を見ながら、お互いが、それぞれの相手と一緒のどこかのシーンを選ぶ確率って、どのくらいなんだろうか

はあ~、全くですね!
でも私は夫と見ました。
そして無言でした。お互いに。

また改めて来ますね。
最近は、絵本のコーナーのディスプレイで必死です。
今もおうちでポップを書いてます。
文芸と違って、結構難しいです。
いや、文芸も難しかった・・・
今は梅雨にむけて雨粒とか傘とかでんでんむしとか、あと父の日のための飾りとか、虫歯とか・・・
牧場主  【 編集】  URL |   2009/05/13 18:22   |  TOP ▲ |


マキシさんも、この映画ごらんになっていたんですね☆ずいぶん前に鑑賞されたのかな・・・。古い映画なので・・・。

> すごく有り得ない話、っていうかおとぎ話的、寓話的で、ファンタジーなのに、ドキュメンタリー!ってところが好きですねぇ。何か僕の中では、斬新だ^^って感動した覚えがあります。
 私も全く同じです。 あんまりファンタジーものって好みじゃなかったりするんですが、これは別でした。身近なファンタジーものだったせいか、すんなり見れたし、ぎょうぎょうしさもなくて、質素?なファンタジーって感じで良かったです。

そういえば、昨日だかのよみうり新聞に、是枝監督が、映画の事ではないんですが、ブタインフルエンザについての世論とかアメリカでの状況とかを書いてる記事が載っていました。 先日の大阪の修学旅行の学生達にマスクをさせなかったと責められる様な雰囲気はいかがなものだろう?という事も書かれていました。私もそれはそう思っていたので・・・(校長とか学校側が責められるのはなんか可愛そうだな~と)

> 彼の「ディスタンス」や「幻の光」を観たいんですが、DVDが無いのでねぇ。
深夜のTVとかで、やってくれないかなぁ~と願っています。
latifa  【 編集】  URL |   2009/05/14 08:39   |  TOP ▲ |


牧場主さん、こんにちは~!
見ましたよ!!いやぁ~なかなか良かったです。この映画、数日引きずりました。色々考えちゃいましたよ(爆)
で、なんとーーー!!!
牧場主さん、旦那様と見たの??? ひゃ~~無言でしたか(^^ゞ

この映画、時代が経って見ても色あせずに見れる映画ですね。題材が題材だし、映像も服装も・・。全然話は違いますが、昨日こっちでは「レオン」を放映してたんです。10数年ぶりに見たんですが、もうもうもう!!!ナタリーポートマンの美形ぶりに、ぶ~~っとびでした。昔見た時もそうだったんですが、今見ても、こんな美形なロリータ?他におらんぜ!って思っちゃった。ジャンレノもカッコ良かったわん☆ PS 東のエデンで、グランブルーネタがちょいとしつこくなかったですか?

> 最近は、絵本のコーナーのディスプレイで必死です。今もおうちでポップを書いてます。
偉いっ!!その時間だって、一応仕事の一貫なのに。
でも、牧場主さんのPOPとかイラストとかって凄く可愛くてセンス良い様な気が凄くする!だからこそ、またまた頼まれちゃうんだろうな~(^^ゞ それと、なんだかんだいっても、そういう工作系、牧場主さん、嫌いじゃない・・・んではないかな?(嫌いだったらスイマセン) 手先を使ってる時って、没頭出来るというか・・・なかなか良いんですよね(って私だけか?) それが結果、ちゃんと物としてできあがり、それを仕事に有効に使えるって訳だし☆

> 今は梅雨にむけて雨粒とか傘とかでんでんむしとか、あと父の日のための飾りとか、虫歯とか・・・
 いやぁ~!なんか、そういう季節の飾りやオブジェもの・・私も作りたい気持ちになってきちゃったな(^^ゞ(←結構図工好きな人間なんで・・・ 娘も旦那も全員図工好き)
でも!!暇ならいいけど、仕事もして家事もして役員活動もして、プールにも通って、本や映画も見て・・時間が無い中、製作ってキツイですよね・・・
作った作品は、お店に貼って、必ず写真で残す!ってのは、どうですか?作って季節が終わって捨てちゃうのは、なんかしのびない。
latifa  【 編集】  URL |   2009/05/14 08:51   |  TOP ▲ |


このコメントは管理人のみ閲覧できます
  【 編集】   |   2009/05/15 18:45   |  TOP ▲ |


> ふ~、真木よう子さんの母乳の出についてのつっこみ、やっぱ、latifaさん、私と同じですわ(ちょっと勇気出なくて先に書くのはためらわれた)
ぐふふ(^^ゞ 同じで嬉しい~。

この後の分については、後日、あらためてメールで送りますね♪(^○^)
待っててね~~☆
latifa  【 編集】  URL |   2009/05/15 20:17   |  TOP ▲ |


これを見て、自分の一番の思い出は?と振り返ってみると、その人の人生観とかいろんなものが見えてきそうな感じですよね。

こういう心がほんわかする映画は本当にいいですよね。
にゃむばなな  【 編集】  URL |   2009/06/03 21:04   |  TOP ▲ |


にゃむばななさん、こんにちは!
私もにゃむばななさんと同じに、この映画は好きなのだけれど、渡辺さんとARATAの部分だけは、ちょこっと微妙かな・・・・って思いました。
みんなそれぞれ一番のシーンが違って、それが些細な日常だったりする・・・って部分とか、好きでした~。
latifa  【 編集】  URL |   2009/06/04 09:30   |  TOP ▲ |


はじめまして。
髭ダルマLOVEと申します。
TB頂きましてありがとうございました。

「ワンダフルライフ」ちょー懐かしいっス。ずいぶん前に見たなあ。映画ブログなんて書いているのに、細かい部分はもう忘れちゃってる。人間脳記憶なんて本当に曖昧なもんですね。

これって是枝監督の作品ですが、そういや私まだ「誰も知らない」を観てないんですよね・・・(笑)
髭ダルマLOVE  【 編集】  URL |   2009/07/06 12:00   |  TOP ▲ |


髭ダルマLOVEさん、こんにちは!!
ブログ復活そうそう、お越し下さって、ありがとうございました(^○^)

そうですよね、髭ダルマLOVEさんがこの映画の記事を書かれたのが、もうずいぶん前の日付けになっていましたもんね。 私も最近、いや、、昔から見た映画の忘却度ってすごくて・・・。
でも記事にしておくと、数年経って、こっぱずかしくも自分の記事を読み返す機会があった際に、ちょこっと思い出せる手がかり?になったりしてます。

「誰も知らない」は、あまり好きな映画ではなくて・・・・。それよりも最近の作品で「歩いても歩いても」が私は良かったです♪
latifa  【 編集】  URL |   2009/07/06 20:33   |  TOP ▲ |


伊勢谷くんが伊勢谷君のままで出てましたねぇ( ´艸`)
あたし市原隼人の喋り方は苦手だけど、
伊勢谷君のは苦手じゃないのよねぇ。
まぁ顔が好みだからってのがでかいけどw
う~ん、この渡辺さんの立場ってすごく
難しいよねぇ。
思い出は思い出だけども、やっぱり自分との
思い出を伴侶には選んで欲しいってのが
本音ですものねぇ~(-ω-;)ウーン
miyu  【 編集】  URL |   2010/07/02 19:51   |  TOP ▲ |


miyuさん、こんにちは~。
伊勢谷くんは、最初の頃(数年前)しゃべり方が苦手だったんだけど、最近はあまり気にならなくなってきちゃったの。慣れたのかな?(^^ゞ
ねーねー、miyuさんは当然知ってると思うけど(というか、以前話したことがあったら、何度もゴメン)伊勢谷君と山本寛斎さんって、異母兄弟なんだってね。兄弟っていうのには、年が親子ほども違うけど、お父さんは凄くカッコイイ人だったそうで、お年を召されてからも恋愛は現役バリバリだったんだろうね。
そういや、2人とも、すらっとして芸術的才能も語学の才能もあるよね。

> あたし市原隼人の喋り方は苦手だけど、
ぐははは。確かにあの子も独特だね。何故か私は平気みたいだよ。
latifa  【 編集】  URL |   2010/07/04 16:46   |  TOP ▲ |


ありゃりゃそうなんですか?
山本寛斎と異母兄弟?
ん~ってか娘さんと本当に同じ年代ですものねぇ。
そっか、そっか、すげぇカッコいい父ちゃんだったんでしょうねぇ。
あ、市原くん大丈夫でした?( ´艸`)
やっぱり顔の好みでしょうか?
miyu  【 編集】  URL |   2010/07/04 17:23   |  TOP ▲ |


miyuさん、そうなのよ~。びっくりだよねー。
> 山本寛斎と異母兄弟?
> ん~ってか娘さんと本当に同じ年代ですものねぇ。
私も最初聞いた時、年齢差とか聞いて、むしろ娘の方と近い年だよね?って思っちゃったよ。

> あ、市原くん大丈夫でした?( ´艸`)
> やっぱり顔の好みでしょうか?
いやいや、市原君も可愛いけど、伊勢谷君のルックスの方が私は好みだよ。
たださ、最初に彼を知ったのが「広末の彼氏 芸大のモデルもやってる男」って経緯で見たんだよね。私は、広末さんが凄い苦手なのよ。だから、こんなに才能あって賢くてしかもすっごいカッコイイ人なんだ~って驚いたのと同時に、広末とつき合ってんだ~っていう失望と両方で、で、あのしゃべり方で、がっかりーって思ったの。
latifa  【 編集】  URL |   2010/07/06 10:57   |  TOP ▲ |


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