ポコアポコヤ　映画倉庫

ドラマが大好きだったので、映画も見て来ちゃいました。レンタルまで待とうと思っていたんだけど・・・・＾＾

まずは、最初のシーンだけで、やっぱりこの監督さんは上手い！と思いました。貧しそうな農家の少年が、赤い車をじ～っと眺める・・・。何の説明もセリフが無くても、あのショットだけで、おおよそあの子の子供時代の状態や気持ちが解るってもんです♪　これはドラマ版でも同じで、三島工場のオヤジさんと若き日の鷲津さんの様子、雨の日の葬式の泣いてるシーン、こういう短いショットで多いものを感じさせるテクニックが有りますよね。

で、玉山さん、パーフェクトな美貌ですね～！顔はお肌が綺麗で、一つ一つのパーツも、そのバランスも。そしてスタイルはすら～っとしていて、美しいとしか言葉が見つかりません！！それプラス今回の役柄と眼鏡が更に素敵度を増してました♪「フリージア」の時にもメガネかけた姿が凄くカッコ良かったけど、今回はそれ以上で、美しい玉山さんを見れただけでも満足しちゃった＾＾もちろん演技も上手でした！

それにしても鷲津さんと昔同じ会社にいたことがあるとは・・・。出世した鷲津さんを、事務所の少し遠くから眺めて小さく拍手してた自信のなさそうな玉鉄さんは、なんだか「手紙」の時のお兄さんを思い出しちゃったりもして・・・。かたや大森さん、メガネをかけると、シャキーン！と急にカッコ良くハゲタカモードになりますね♪あのメガネが一時売り切れになった・・・というのも解る＾＾　今回の映画で、驚いた事。鷲津さんってアラビア語も中国語もしゃべれたんだ？！そして３流大学だったんだ？　

で、派遣社員の守山を演じた方は、この監督さんがNHKで撮ったドラマ「白州次郎」で伊勢谷さんの青年時代を演じた高良健吾君。この守山と玉鉄が部屋の中で札束を拾うというシーンがあって、守山が頭に来て札をぶちまけるんです。それを玉鉄が「金を大事にしないとダメだ」みたいなこと言って「拾え！」と言うんですが、守山は拾わない。でも玉鉄は自ら拾い集めるんです。その姿を見て、どん欲に強く生きて成り上がって行く為には、格好悪いとかそういうのにとらわれてちゃダメなんだ、って風に私は感じました。で、その拾い集める玉鉄を見ていて、守山君も集め出す・・・ってシーン。普通だったら、玉鉄が札束を拾う・・って展開にはならないのに、印象的なシーンでした。

途中までは凄く面白かったんだけど、
★以下ネタバレです　白文字で書いています★
劉一華が、刺されて死ぬ・・・って展開が残念でした。あ～なんか刺されて死ぬんじゃないか？って予感はしてたんですが、それは守山に刺されるのかも・・・と思っていたのですが、全く予想外の人にだった。それとラストで守山が赤い車に乗ってリッチになってる・・・って描写が、いきなり唐突感が有りすぎた。途中で株の掲示板をじっと見てるシーンがあったから、株で大もうけしたのかな？う～ん、なんか大もうけ出来るのって株だけなの？？って、ちょっと思っちゃったかな。なんかこの展開、ドラマでの松田龍平と似てるしな・・・。昔のお家の壁に赤い車の絵・・・・ってシーン、最初に登場した時は、ううっ・・・いいな・・って思ったんだけど、その後も何度も何度も登場し過ぎてもったいなかったな・・・。この３つが惜しかった処です。以上

ドラマでおなじみのハゲタカのメンバーも、音楽も、「アメリカを買い叩く！買い叩く！買い叩く！」の３連発も、くふふ☆と楽しませてもらいました。　でもアランがいなかったのは、ちょっと淋しかったかな。　面白かったんだけれど、まあまあかな？って処で４つ★　ドラマ版を見てない人は良く解らない映画かもしれないな。社長役の遠藤憲一さんが仁義系の人に見えちゃったｗ

ハゲタカ (2009/日)　監督 大友啓史 脚本 林宏司
原作 真山仁 音楽 佐藤直紀
出演 大森南朋 / 玉山鉄二 / 柴田恭兵 / 中尾彬 / 松田龍平 / 栗山千明 / 高良健吾 / 遠藤憲一 / 嶋田久作 / 小市慢太郎 / グレゴリー・ペッカー / 脇崎智史 / 志賀廣太郎