「親密すぎるうちあけ話」「フェリックスとローラ」感想
謎の美女に男は弱いって内容のパトリス・ルコント監督作品新旧2つ。
断然「親密すぎる~」が良かったです☆
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「親密すぎるうちあけ話 」 (2004)
こちらもまた「灯台守の恋」のサンドリー・ボヌールが主演。
パトリス・ルコントの映画では、仕立て屋の恋(1989)に出てましたね~。15年経ったものの、大人~な魅力で美しいです~。

間違って精神科医だと思って、会計士の家を訪問し、夫婦のプライベートな悩みを一方的にうち明け去って行ったアンヌ。ウィリアムおじちゃんは、本当の事を言い出そうと思うんだけど、なかなか言い出せない。で、本当の事を言った後でもアンヌは訪問し続けるんですよね。
アンヌが訪問するようになって恋しちゃってからというもの、日々のありきたりな暮らしが、少しづつ変わって来ている様子がうかがえてカワイイ。顧客や仕事より何よりも、彼女の訪問や電話を最優先して秘書のオバチャンに睨まれたり、ご機嫌で踊っちゃったり(意外にもダンスセンスがあってびっくり!)、ほこりをかぶっていたコレクションと棚をお掃除したり・・・

★以下ネタバレです 白文字で書いています★
このアンヌ。赤裸々にちょっと言えない様なセクシャルな話を、ウィリアムの前で挑発しとんのか?ってくらいバンバン言うんですよね(^^ゞ オイオイ~それはどうよ~、うろたえてる純なおぢちゃんを惑わし茶イカンぜ~と思いつつも、面白く見ました。 結局旦那までもがやってくるわ、変な嫉妬はするわ、あげくのはてに、「窓の外を見てみろ」と、ウィリアムに電話をしてくるんですよ~~!窓の外には外にモロ見えの部屋が色々あって、どうやらあの中にはホテルもあったらしんですよ。ただ、アンヌと旦那がどんなことしてたのかは見せてくれません(^^ゞ 
この後、泥沼になるかと思いきや、意外にもアッサリとアンヌと旦那は別れることになる。(え~っ、そんなに簡単に別れられたのか??と結構びっくり。一体なんだったんだぁ~!?) アンヌは以前南フランスでバイクで海に行ける距離に~とかバレエをまたやりたい~って言っていたことをたよりに、ウィリアムはなんとアンヌを見つけだすんですよ!!アンヌがお部屋に置き忘れたライターを渡し、2人は微笑みあい、これから良い感じになりそうなハッピーエンドで膜を閉じるわけです。最後のエンドロールのシーンで、ソファーベットにアンヌが寝ていて、それまではいつも椅子に座って距離を取って離していたウィリアムが、ソファーベットの端っこに腰掛けて距離が縮まっていたのが良かった。
ウィリアムは、何十年も暮らして来た事務所を、南仏にお引っ越しするなんて、凄い勇気が必要だったと思うわ。最後の方、南仏らしいまぶしい光を感じさせてくれて良かったな~。
以上

エロティックな会話が多いんだけど、一度もそういうシーンがありません。キスシーンさえないんですから。そこがまたたまらなく良かったです♪4つ★

親密すぎるうちあけ話 (2004/仏) Confidences trop intimes Intimate Strangers
監督 パトリス・ルコント
出演 サンドリーヌ・ボネール / ファブリス・ルキーニ / ミシェル・デュショソワ / アンヌ・ブロシェ / ジルベール・メルキ / エレーヌ・シュルジェール

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「フェリックスとローラ」
見た順番から言うと、こちらを先にを見ました。
結構好きなパトリス・ルコント監督の映画なのに、まだ未見だったことと、先日見てすっごく良かった「灯台守の恋」のフィリップ・トレトンと、あのシャルロット・ゲンズブール2人が主演ということもあって見てみました。
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ミステリアスで気ままな猫の様な若い女性に恋した男性が振り回される系の内容で、フランス映画によくあるパターンかな・・・(^^ゞ 3つ★
フィリップ・トレトンの一途に彼女を思い続けるという哀しき中年オヤジは、ぴったりでした。
かたやシャルロットは、目の回りが黒い!かなり化粧を濃くして、それがあんまり美的によろしくなかったような・・・。DVDの特典映像についていた普段のシャルロットのインタビューの時のナチュラルで素敵な姿を見たら、ウギャ~絶対こっちの方が魅力的だぞ、って思っちゃった。

★以下ネタバレです 白文字で書いています★
結局シャルロットの過去とは・・・・抱えている悩みや問題とは何なのか・・・?と思いきや。何も無かったんです(^^ゞ すごい思わせぶりな展開だったものの、何も悩みや問題が無いごく普通の女の子だったが故に、わざと影のある女を演じてまで、誰かに愛されたかった可哀想な女の子だった・・というオチには、結構呆然。はぐらかされたような、びっくりする展開でした。いや全然怒ってないんですよ。むしろ予想外で、そう来たのかぁ~!って思いました。ハッピーエンドだったし、後味は悪くは無かったけどね 以上

中年オヤジの歌うシーンが多く、しかも好みの曲じゃなかったので、退屈だった。その歌や歌うシーンに意味があるのかと思いきや、そんなに重要でもなく・・・。途中で2カ所ほど、中近東の曲が流れ、それは抜群に良かったです。パトリス・ルコントの映画では、アラブっぽい曲が凄く効果的に使われていてることが多く、今回もそれを感じました。

あと、遊園地のスタッフ達や、その家族が、みんな家族的に良い感じなのが見ていてなごんだな~。みんなが密かに応援していたりして、優しいなぁ~って感じるシーンがあって、それは良かったです。

フェリックスとローラ (2000/仏) Felix and Lola
監督 パトリス・ルコント
出演 シャルロット・ゲンズブール / フィリップ・トレトン / アラン・バシュング / フィリップ・デュ・ジャヌラン
【2009/09/09 15:37】  コメント(8) | トラックバック(5) | フランス・ベルギー カナダ
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コメント

こちらにも。
比べちゃうと「親密すぎる~」の方が面白いよね。
そうそう、エロチックな会話あってもこう上品に描かれると好感もてるよね。最後も気持ち良かったよね。
もやもや感もなかったし・・・笑
ちなみに、フェリックスの方は
え~~そうなの・・・ってちょっと驚くところあるよね。私も同じく
怒りはしなかったけどね・・笑
でも、あれだけ迷わしといて
これかい!!って思う人も当然いるだろうな・・・って思うよ。
それと違う映画だけど
ファニーゲーム観るって書いてあったような気がしたけど観たのかな。
オリジナルの方かな。latifaさんの感想密かに待っているんだよ。
私は昔観たんだけどね、感想が書けなくてね。自己嫌悪に落ちいったからね(選んだ自分ってどうよ・・ってね)
世の中いろんな映画あるなって思ったよ。
また来るね★
みみこ  【 編集】  URL |   2009/09/10 13:38   |  TOP ▲ |


こんにちは~♪
latifaさんのレビューを読ませていただいたらだんだん記憶が戻ってきました~(笑)
そうなのよ、キスシーンさえないのに妙にエロティックな作品だったという記憶があるのは、やっぱり会話の中身があれだったのよね。
直接的なエッチシーンがバンバンあるのよりも、こういうふうにエロスを感じさせてくれる方が好みだな~。
会話の端々にあったヒントから、ウィリアムがアンヌを見つけ出してくれたのが良かった!
ラストの南仏の風景も良かったよね。

私もルコント作品がすきなのに、「フェリックスとローラ」は見逃したままなの。
でも、★3つかぁ~~(笑)
ミチ  【 編集】  URL |   2009/09/10 22:00   |  TOP ▲ |


みみこさん~こんにちは☆
フェリックス~の方の感想、おしどりの方にあったのね^^ 今見て来たよ~。
ほんっとみみこさんって、昔から一杯映画を見ているよねー。しかもジャンルが広い!
渋い映画やミニシアター系の誰も書いてないような感想が、ちゃんとみみこさんちにある度に嬉しくなるの。
ところで、主題歌が「愛しすぎて」・・・オーティス=レディング って書かれていたね。
最近見たというのに、もう忘れているという恐ろしさ・・・。どんな曲だっけ?って調べて来て、思い出したよ。そうだ、そうだったよね。この曲は良いんだけど、途中で出て来るフランス人の歌手のおじさまの、歌を歌うシーンがとても私には見ていてだる~~くてね・・・。何か重要な意味合いがあったんだろうか・・?解らないのだ・・・。

> ファニーゲーム観るって書いてあったような気がしたけど観たのかな。
今手元にあるの!!最近宅配DVDで家の近所に置いてないDVDを色々まとめて7枚借りちゃって、結局最後の最後に見ることになるのが、ファニーゲームになっちゃった。 なんか凄いとか耐えられないとかって聞いていたので、体調のよい気分の良い時に見ようって思ってたら、どんどん後になっちゃったんだ。なんだか怖いなぁ~。ハネケ監督といえば、2週間ほど前に、隠された記憶は見たんだ~。一緒に感想アップするかもしれない~。
latifa  【 編集】  URL |   2009/09/11 08:47   |  TOP ▲ |


ミチさん、こんにちは~。
あちこちに一杯ごめんね。ありがとう!
> 直接的なエッチシーンがバンバンあるのよりも、こういうふうにエロスを感じさせてくれる方が好みだな~。
そ~~~なのよ!!私もそうなんだ~~。
だから、村上春樹の1Q84とかノルウェイとかは、苦手なんだ~。(って、なんでここでその話題が・・(^^ゞ)

私はこの映画で、男側はアンヌが好きだし、これからもずっと好きってのは解ったんだけど、アンヌはこの男を好きではないんじゃないか・・・?って思って見ていたのね。言っちゃ悪いけれど、はけ口というか、翻弄して楽しんでいただけ・・って風に意地悪く見てしまっていたの。だからラストああいう風に事務所まで移転して追っかけて来たら、困るわ・・・そこまでされて・・・って思わないんだろうか?なんて少し思っちゃった・・・。予想に反して、アンヌも彼を歓迎していてほっとしたわ。

> 私もルコント作品がすきなのに、「フェリックスとローラ」は見逃したままなの。
是非ミチさんも見て~~。どういう風にミチさんが感じるか凄く興味があるわん~。
latifa  【 編集】  URL |   2009/09/11 09:02   |  TOP ▲ |


おはようございます~♪
わ・わ、ルコント作品が2つもアップされてる、うれしわぁ~~(^^ゞ
ルコント作品はlatifaさん同じく大好きなんだけど、特に「親密・・」は、彼の最近作の中で大ヒットでした。(私の中でね^^;)。
とにかくルキーニが最高です。
彼にはコメディアンと悪役のイメージが強くて、こんなほのぼのとした雰囲気も似合うんだと、改めていいなぁ~と思っちゃったのです。
ボネールも謎の美女だし、彼女が消えてからの展開も不思議な雰囲気だし、観終わってから映画全体がファンタジーだったのか??と思った位です。
ルキーニのダンス、セクシーでしたね~、むふ♪
「フェリックス・・」は、ルコント作品としては、しばらく公開がなくて、久々に期待して観た・・という感じだったのですが、正直言うと、期待が大きかったから、ちょっとガックリしちゃったのよね。^^;
シャルロット・ゲンズブールだから成立した映画かな・・と思います。
でなきゃ、私怒っていたかも(苦笑)
またルコントの新作が観たいです、激しく待っていまーす(^^ゞ
カポ  【 編集】  URL |   2009/09/11 09:45   |  TOP ▲ |


カポさん~こんにちは!
カポさんが、ルコント作品が好きっていうのは、凄い納得!らしいな~^^って思うわ♪
ルコント監督って、フランス人だけど、何故かちょっとだけ日本人のオタクの血も混じってる気がするんだよな~(私だけの思いこみだけど) 今回のこの映画でも、おもちゃの人形を集めていたしね。

そういえば、前にカポさんちで読んで、言い忘れていたんだけれど、「列車に乗った男」で、ジョニー・アリディがガンちゃんだったら・・・って書かれていたでしょ、それ想像したら、きゃぁ~~!!って位良かったわ♪ 別にジョニーさんがダメってわけじゃなくて、ガンちゃんだったら、もっと私的にドツボだったかも・・・って思って^0^

> とにかくルキーニが最高です。
> 彼にはコメディアンと悪役のイメージが強くて、こんなほのぼのとした雰囲気も似合うんだと
さっすが~カポさん! 私はこの人知らなくて(もしかして見た映画に出てたことがあるのかもしれないけれど、インプットされてない・・・) だから初見の気持ちで見たんだけれど、そうか~普段は悪役的イメージの人なのね?
ダンスはほんとにびっくりした~~!!

> 「フェリックス・・」は、ルコント作品としては、しばらく公開がなくて、久々に期待して観た・・
そうだったのね・・・。やっぱりなかなか見られなくて、見たいぞ~って期待が大きくて、やっと見れた時って、相当自分にドカンと合う作品じゃない限り、若干がっかりしがちですよね。

> シャルロット・ゲンズブールだから成立した映画かな・・と思います。
うん、うん。そうだよね。彼女以外だったら・・・・。あ、この前見たばっかりだから顔が浮かんだけど、ロマーヌ・ポーランジェなんかでも大丈夫だったかもしれない。

PS ドニー・ダーコって未見なの。カポさんちでお気に入りって書かれてたから、急に興味が沸いて来ちゃった!今度借りてみるね♪
latifa  【 編集】  URL |   2009/09/12 10:17   |  TOP ▲ |


サンドリーヌ・ボネールの「燈台守の恋」を見て彼女の繊細な演技に圧倒されました。

この作品台湾では購入されていないようで本当にムカつきます。

冬の旅でヴェネツィア映画祭の最優秀女優賞を受賞された彼女で、やはり演技派ですね。
台湾人  【 編集】  URL |   2009/10/14 15:58   |  TOP ▲ |


こんにちは、台湾人さん
> サンドリーヌ・ボネールの「燈台守の恋」を見て彼女の繊細な演技に圧倒されました。
私は、灯台守の恋は、ほんとにお気に入りの映画です~。
数年前の映画なのに、私は今年見たんですよ。
良い映画なのに、見るのが遅れてしまいました。
彼女の演技も素晴らしかったですが、風景もとてもお気に入りです。

> この作品台湾では購入されていないようで本当にムカつきます。
そうなんですか・・・。
そういえば、私は今日、台湾映画(だと思うのですが・・違っていたらごめんなさい)「Orz BOYS」という少年2人が出て来る映画を見ましたよ♪ 2006年映画だそうです。
私は台湾映画では、「靴に恋する人魚」(人魚朶朶)って映画が好きです~。
あと、台湾といえば、ホウ・シャオシェン監督は凄く有名ですよね~。私も幾つか見たことがありますよ。
latifa  【 編集】  URL |   2009/10/15 16:38   |  TOP ▲ |


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