「休暇」死刑執行・・・
死刑執行の際、支え役なる仕事があったことを知って衝撃でした・・・。
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2年ほど前に新聞で取り上げられているのを読んで凄く見たかった映画。やっと見ました。
予想通り、凄く重くてしんどい映画でしたが、見応えのある作品でした。主役の2人(西島さんと小林薫さん)はじめ、役者みなさんの演技とか配役とか良かったです。4つ★

最初は、刑務所内における死刑囚の金田と刑務官たちとの日々の生活を描いています。こういう場所で働いている方々の事や、死刑執行の時の様子とか・・・あまり知らなかったので、ためになりました・・・。
そして3年ぶりに刑の執行があることが解り、刑務官達が死刑執行に対してどんな辛い気持ちでいるか・・というのがよく解ります。

金田がどんな罪を犯したのか、美香は前夫とどんな別れ方をしたのか・・・などは語られないので解りません。とはいえ、そこが消化不良に感じる作品ではありませんでした(私には)
妹が面会に来るが全く口を開かない。執行直前の遺書も白紙・・・。独房の隅に立っていた2人の中年の姿・・・。多分彼が殺した人なんだろう・・と推察がつく。両親なのかもしれない・・・と思ったりもする。 

死刑囚は絵を描くのが趣味だった。平井(小林薫)が結婚することを知り、絵を描いていてそれをプレゼントしてくれる。 何かの洋画で、やっぱり死刑囚が直前に刑務官の似顔絵をプレゼントしてくれる・・というのがあったけれど、何って映画だったっけ・・・思い出せない!
そして、息子になる少年もまた絵ばかり描いている。
何度か出て来る蟻の映像も効果的だったと思いました。

心配だったのは、明らかに相手の息子は母の再婚をいやがっているんです。小林薫がとても良い人そうなので、段々なじんで行くんだろうな・・・と希望はあるものの・・・。大人の都合で結婚押し進めてしまって大丈夫なんだろうか・・・と不安になりました。新婚旅行で最後の晩、息子に隣の部屋で1人で寝ようね、と言った母・・・。え~っ!と思ってしまった・・・。
 
★以下ネタバレです★
最後に新居の壁に親子3人が仲良く並んでいる絵が貼られていたけれど、そこだけ、希望が持たせてくれたけれど、つい数日前までかたくなな態度だったのに、そう簡単に心を開いてくれるわけが無いんでは?と思ってしまった。以上

是非、原作小説の吉村昭(「蛍」)も読みたくなり、さっそく図書館にリクエストしました。
 読みました→「蛍」感想 吉村昭  映画「休暇」原作

監督 門井肇  脚本 佐向大  原作 吉村昭(「蛍」より)
出演 小林薫 / 西島秀俊 / 大塚寧々 / 大杉漣 / 柏原収史 / 菅田俊 / 利重剛 / 谷本一 / 宇都秀星 / 今宿麻美 / 滝沢涼子 / 榊英雄 / りりィ
【2009/09/22 10:51】  コメント(10) | トラックバック(6) | 日本映画
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コメント

日本の死刑執行に関して、そういう決まりがあったんですよね。
平井の想いっていうのも痛いほどわかりました。
仕事だから。。。 とは簡単には割り切れないものだと思います。
rose_chocolat  【 編集】  URL |   2009/09/22 11:05   |  TOP ▲ |


rose_chocolatさん、こんにちは!
アメリカの映画では、死刑執行のリアルなシーンがある作品を幾つか見たことがあったのに、日本国内のは、もしかしたらこれが初めてだったかもしれません・・・。
確かアメリカは前日くらいに「明日執行だから」っておふれが来て・・・って最後に食べたいものとかしたいこととか・・ってのを聞く・・ってのがあったかと思うんですが、日本は、もろ、いきなり「それじゃ今から執行場所に行きます」って感じなのね~~。
とはいえ、前日に言われて、その晩眠れない夜を過ごして・・・っていうのと、いきなりすぐ・・ってのと、どっちが良いか?と言われれば、もしかして、日本タイプの方が、ドキドキする気持ちを持つ時間が短い分だけ、まし?なのかもしれないし・・・。とはいえども、いきなり!っていうのは、怖いですねー。

ちなみに子供はもう中学生なので大丈夫です^^
それにしても、死刑執行数って、そんなに多くないし、確か以前聞いたのには(あやふやなので違うかも・・)同じ刑務所で行われるわけじゃなく、あちこちで・・・って聞いたので、あの場所で、2度も支え役をやる・・っていうのは、相当な確立・・というか・・・じゃないのかな?と思ってしまいました。
多分、刑務所で仕事していても、一生の内、一度も支え役をやらずに終わる人の方が多いんだろうになあ・・・と思ったりもして・・・。
latifa  【 編集】  URL |   2009/09/22 13:43   |  TOP ▲ |


邦画は殆ど見ない私ですが
なんか、この作品は興味の湧く作品だな~・・・
死刑執行前に絵のプレゼント。
なんかあったよよね。そうゆう映画・・・
凄い私も気になってきた(;^ω^)
誰か教えて~~!!
めぐ  【 編集】  URL |   2009/09/23 08:45   |  TOP ▲ |


めぐさん、こんにちは~!
なかなかずっしり来る映画だったよ~^^
地味だけど、抑えた感じの良い映画だったと思うよ~。
いつか機会があったら、見てみて~。
でも、滅多に邦画を見ない人にも評価が高い「ゆれる」とか「キサラギ」とか見た方が楽しめるかな・・。

> 死刑執行前に絵のプレゼント。
> なんかあったよよね。そうゆう映画・・・
未だ思い出せない~~ 確か黒人系の死刑囚の人だった気がするんだけどな~
latifa  【 編集】  URL |   2009/09/24 08:30   |  TOP ▲ |


こんにちは。

あのこどもは、自閉症のような感じに設定されていましたね。
いつも母親の気持ちを忖度しています。
小林薫が母と結ばれて、「生き直そう」という空気が感じられて、それをこどもは敏感に察知してるんでしょうね。
kimion20002000  【 編集】  URL |   2009/10/10 09:23   |  TOP ▲ |


kimionさん、こんにちは!
映画を見た後、原作も読んで、より一層この映画への愛着がわきました。
といっても、原作は1時間もあれば読めちゃうくらい、短いお話だったんですけれど・・・・

それよりか、kimionさんちで、原作者の吉村さんがお亡くなりになられる最後の時の事を読み、知らなかったので、衝撃を受けました。
それを読んだのは原作を読む前だったし、ウィキペディアで吉村さんという人を調べる前だったので、kimionさんちで、ほんとお初に知ったのです。
latifa  【 編集】  URL |   2009/10/10 11:20   |  TOP ▲ |


latifaさん、こんにちは☆^^

私も死刑執行について、ほとんど何も知らなかったので、様々知ることができて良かったです。
ボタンがあんなところに3つあって3人で押して・・というのがなんだかとても印象的でしたし、支え役なんてもんがあるなんて全然知りませんでした。

それにたまたま先日「Dr.House」を見たんですが(海外ドラマ)、やはりこれまであちらの映画で見ていたように、少なくとも前日くらいには執行が知らされ、何が最後に食べたいのかとか、ちゃんと聞くんですよね。
日本でもそうだとずっと思ってしまっていたので、あんなに突然・・・とビックリでした。
どっちが良いのかわかりませんが、とにかくアメリカと日本じゃその点随分違うんですねぇ。

死刑囚、看守さんたちの仕事や感情、俳優さんたちの巧さもあって、すごくよく伝わって来て、ジーン・・・。
でも、latifaさんのネタばれの部分、私もまさしくそう思ったので、激しく頷きました!
そう、それにあの布団移動ですね(^^ゞ
おっ?!!と私も思いました。

絵と蟻・・latifaさんも書いてらっしゃるように効果的だったなぁって思いましたし、とても印象に残りました。

そば祭りの記事にコメントありがとうございます♪
是非、いつかこの新そばの美味しい時期に来てください^^
真冬になると寒くてたまらなくなっちゃうので(^_^;)その前に(笑)
佐世保バーガーはlatifaさんのあちらの記事で読ませていただいてて、いつか食べてみたい・・と思ってたので、見つけたときは歓喜しちゃいました(笑)
メル  【 編集】  URL |   2009/10/12 08:59   |  TOP ▲ |


メルさん、こんにちは~。
3つあって3人で押して・・というの、以前確か「JSA」だったかな・・・で、3人によって銃●するっていうのを見て、誰の弾で殺したか解らなくするため・・・ってのを思い出しました。

>少なくとも前日くらいには執行が知らされ、何が最後に食べたいのかとか、ちゃんと聞くんですよね。
やっぱりアメリカではそうなのね・・・?
いやぁ~どっちが良いかは、その立場になってみないと解らないけど(恐ろし過ぎて想像できん・・・)普通、最後に豪華な食事とか、そういうのが普通かな・・・って私も思ってただけに、いきなり!な日本の方法にはびっくりしました。

それにしても、あの「支え役」ってやっぱり必要なものなのかな・・・。
あれはあまりに酷な仕事よね・・・。
以前、思い出せないんだけど、死刑執行したものの、偶然にも助かった人間っていうのが実際に日本で昔、2人だか、いたんだそうです。それについて調べたことは覚えてるんだけど、どうして調べたんだっけか・・・(ほんと最近こういう風に記憶力がホントに情けないほど酷い)
絞首刑だったんだけど、なんで死なずに済んだんだったか忘れましたが、とにかく死刑執行したというのは事実なので、執行(失敗)後は、そのまま釈放され、普通に暮らしたはず!!それもすごいと思いませんか? 一度執行したから、もうそれでちゃらってことで、再度執行にはならないそうなの。

そば祭り、ほんっとに羨ましいわ~。佐世保バーガーは私は1軒のしか食べたことがないのです。同じ佐世保バーガーでも、各店舗によって味が違うだろうし、もっと色々食べてみたいわ~。

ところで、メルさんが信州とか長野方面にお住まいっていうのは知っていたんだけれど、それが、松本なのかな・・松本の側なのかな・・とにかく、その辺りだというのを今回知って、キャ~~!!ですよ。いいなぁ~松本ってお洒落なイメージがあるのよ~。よく雑誌で特集もされてますよね。素敵な雑貨やさんとかお店やさんとかも一杯あるし~。あ、これ、もし地名とかハッキリ解っちゃうのは、ちょっと困るな・・って思われたら、言ってください!そこのお部分だけはしょりますからね^^
latifa  【 編集】  URL |   2009/10/12 17:52   |  TOP ▲ |


こんにちは☆^^

そうそう、死刑執行、間違って?助かってしまったら、もうOKというの、どっかで読んだことがありました。
一応執行したことには間違いないですもんね。死を垣間見たわけですから、その後はしっかり更正して良い人生を歩んでくれればいいけど、もしもまた・・なんてことになったら目も当てられませんよね(^_^;)

でも、だからってちゃんと死に至るようにって、あの支え役は下に引っ張ってるわけじゃ~ないですよね?!
ぶらぶらとなるのを抑えてるのかなぁと思ったんですが、別にぶらぶらしててもいいのに・・いらないのに・・とも
ちらっと思ったんですが、どうなんでしょう??
私もあまりにもあれは酷な役だと思ったので、できればなしにしてあげたいなぁなんて思いました。


そう、松本なんですよ~♪
いいところですかね?!^^
住めば都ともうしまして、住んでるうちに都になりましたが、最初は友達もいないし、慣れないし・・とちょっと寂しかったりもしたんです(^^ゞ でも、適度に田舎で適度に都会の部分もあって、今となれば、ここに住んで良かったなぁって思っています^^
でも、見どころは少ないですよ~。
お城と、ちょっとした街並みのみ。
あとは、ちょっと足を伸ばして安曇野の方へいけばいろいろありますけど。
是非いつかいらしてくださいね~♪^^
メル  【 編集】  URL |   2009/10/14 17:10   |  TOP ▲ |


メルさん、こんにちは~
> そうそう、死刑執行、間違って?助かってしまったら、もうOKというの、どっかで読んだことがありました。
これ、ほんと思い出せなくて、イライラしてるの。娘にも「こういうの確か最近あったよね、何で見たんだっけ?」って聞いてみたんだけど「その話をしたのは覚えてるけど、どういう経緯だったか忘れちゃった」っていうの~あ~~落ち着かない、思い出せないのってイラつくわ~。

いやぁ~松本って、ほんっとイメージだけなんだけど、黒いお城もカッコイイけど、なんか風情があって、素敵な感じがあるのよ。
友達の故郷(祖父母)が松本で、彼女からよく松本の話を聞いているってのもあるし、あと最近は、雑誌でこぞって松本の焼き物とかオブジェとか工芸品を取り上げていたり、洒落たカフェとかお店などを特集してるのを見る機会も多くて、ますますいいな~って思ってるんです。
あ~~メルさんは、あそこに住んでるんだなぁ~。
latifa  【 編集】  URL |   2009/10/15 16:42   |  TOP ▲ |


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