「ベルサイユの子」「夏時間の庭」感想
一緒に借りたフランス映画が「ベルサイユの子」と「夏時間の庭」。 あまりにかけはなれた両極端?とも思われる暮らしぶりでした(^^ゞ それぞれ3つ☆
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「夏時間の庭」
ロルナの祈りのジェレミー・レニエが出てるって事くらいで、他は予備知識が無いまま見て、見終わってから、フランス・オルセー美術館20周年企画の一環で製作された作品だった事を知って、納得・・・。

美術に精通していれば、ふむふむ、と楽しめる部分が一杯なのだけれど(コローやルドンの絵画、アール・ヌーヴォーの家具など色々登場)、でも、特にアートにそれほど詳しくない一般大衆が見たら・・・。まあそれでも、大切に愛着を持っていた調度品や絵やお家を受け継ぐということについてじっくりと描かれていましたよね。

最初に出て来たおばあさまが、75才だというのに素敵でね~。で、最後の方の、髪くるくるした娘のエピソードがなんか浮いて感じたんですけども・・・。ちょっと問題児って事ですが、それにしてもお家一軒借り切って、学校のクラスメート総勢でのパーティって、、豪華ですねぇ~~。日本じゃ聞いたことないな。(お金持ちの家とか、広い敷地のあるお家ではあるんだろうけど)

「美術館は美術品の墓場だ。どんなに立派で美術品の価値がある花瓶も花を活けていなければ意味は無い。使われてこそ価値がある」という感じのセリフが出て来たのが印象的でした。まあ、でも使わずに眺め愛でる作品ってのがあっても良いと私は思ったりもしますが・・。長年お手伝いさんとして働いてくれていた白髪のおばあさまが、価値のなさそうな無難なもの・・と、有名な高値であろう花瓶をもらったところは、くすっとしました。
あと、ビノシュが、高島屋の食器だかを作ってるっていうセリフが出て来たのも、おー!って思いました。

夏時間の庭 (2008/仏)
監督 脚本 オリヴィエ・アサイヤス
出演 ジュリエット・ビノシュ / シャルル・ベルラン / ジェレミー・レニエ / エディット・スコブ / ドミニク・レイモン / ヴァレリー・ボネトン / イザベル・サドヤン
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「ベルサイユの子」
うってかわってこちら、ホームレスというか・・貧困状態
う~~ん、、、こりゃ、なんか酷いわ・・って思った映画でした。
どいつもこいつも・・・無責任で身勝手だ・・・。
若くして肺炎でお亡くなりになられたギヨーム・ドパルデュー。
彼の姿を見るのは、最初でした。お父さんより鼻はすっとしていたけれど、左側から見た時と右から(頬に大きく傷がありますよね)では表情が違って見えますね・・・。過去に逮捕歴があったり、結構ハードな人生を送って来ているというのは知っていましたが、右から見るとそれが解る感じ。
ただ、よく見ると結構ハンサムで、暗いシーンでは黒く見えた髪も、明るいシーンでは金髪なんだ・・と解り、きっと幼い頃は、すごく可愛い男の子だったんだろうなあ・・・というのが推察されました。

あと、息子と父親とかつて何か確執があって、すごく仲が悪い様でしたが、お父さんはそんなに悪い人には見えなかったな。そして、その嫁(後妻さん?同居人?)があのお父さんの年齢と外貌に、全くつりあわないほど美しくて優しい女性だったのが印象的でした。

ベルサイユの子 (2008/仏) Versailles
監督 脚本 ピエール・ショレール
出演 ギヨーム・ドパルデュー / マックス・ベセット・ドゥ・マルグレーヴ / ジュディット・シュムラ / オール・アティカ / パトリック・デカン / ブリジット・シイ

(内容・あらすじ) 失業者の女ニーナ(ジュディット・シュムラ)は、息子エンゾ(マックス・ベセット・ドゥ・マルグレーヴ)はヴェルサイユ公園の森で放浪者ダミアン(ギヨーム・ドパルデュー)と知り合う。一夜の後息子をダミアンに預け仕事を探しに行くニーナ。はじめエンゾをダミアンは厄介に思うが、捨てきれず世話をし、一緒に暮らすようになるうち愛情がわいて・・・
【2010/05/20 10:15】  コメント(12) | トラックバック(9) | フランス・ベルギー カナダ
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コメント

使ってこそって考え方は日本でもありますよね。どっちも正しいなぁなんて門外漢は考えてしまったりするんですけどね。^^;この作品、ラストシーンがとっても好きなんです。一見現代っ子の孫娘に、キッチリと受け継ぐべきものは受け継がれているところが解って。

ベルサイユの子はギョームですよね、何といっても。名演技でした。本当に残念です。
大人の事情は当然私たちには理解できますけど、それでも子供に対してはすべきじゃないですよね。子供は絶対的に親に守られる存在なのだから…。
KLY  【 編集】  URL |   2010/05/20 23:27   |  TOP ▲ |


KLYさん、こんにちは。
> ラストシーンがとっても好きなんです。一見現代っ子の孫娘に、キッチリと受け継ぐべきものは受け継がれているところが解って。
 確かに。
ただ、私はそこに至るまでのエピソード(あの娘っこの)が、後半いきなり出て来た感じがして、しかもなんか長い・・・って感じちゃって。でも、あのオチに至る為には、ああいうエピソードも必要だったのかもしれませんね。途中から、あの娘の様子などが、ちょこちょこ入っていれば違和感感じなかったのかもしれないんですけれど・・・

> ベルサイユの子はギョームですよね、何といっても。名演技でした。本当に残念です。
まだあんなに若いのに・・・
残念ですね・・・。
とはいえ、凄い不謹慎なのですが・・・彼の訃報が無ければ、絶対見ようって風には手が伸びなかったかもしれないです・・・
latifa  【 編集】  URL |   2010/05/21 10:33   |  TOP ▲ |


latifaさん ゚。*★おはよう (。・∀・)ノございます★*。゚
ギヨーム・ドパルデューってお父さんに
あまり似てないですよね。
私は生理的にお父さんの容姿を受け付けないので
彼がキャストで出てる映画は殆ど避けてます(笑)

息子のギヨーム・ドパルデューの出演作品は 
まだ足を切断する前の
【ポーラX】と【天使の肌】しか見た事がありません。
でも【ベルサイユの子】は見たいと思って
既にパソコンに入れてあります(笑)

そして【夏時間の庭】これもパソコンの中に入れてあります。
ただ 時間を割いてまで直ぐに見たいと思ってなかったので
眠ったまま・・・(笑)
けどlatifaさんのブログを見ると
見たくなっちゃうんだよね~(つc_,` )ウヒヒ
近々私も見てみます!

あと 最近ってか結構前になっちゃうけど
【ベティの小さな秘密】って映画。
私凄い好きでした~~!
めぐ  【 編集】  URL |   2010/05/23 05:00   |  TOP ▲ |


めぐさん、こんにちは!
> 私は生理的にお父さんの容姿を受け付けないので
爆笑!!
それも解るわ・・・。私もなんでこの人が、こんなにフランス代表する人気俳優さんなの??って80年代だか90年代に驚いたものでした。
今はもう慣れて(爆) そういうもんなのか・・・って思える様になりましたが、何度見ても、この鼻は一体どうなってるんだろう?とそこばかり凝視してしまうのでした・・・。
でも、90年頃のアメリカ映画の「グリーンカード」は、結構良くなかったですか? めぐさん、ご覧になられていらっしゃらないかな・・・。

> 【ポーラX】と【天使の肌】しか見た事がありません。
おおお~~!!さすがー。めぐさん。
その2つご覧になられていたんですね。私は見て無くて・・・。亡くなった後に彼を初めて見たという状態・・・。

もうすでに、この2つの映画、PCに入っているのね?^^ いつかご覧になったら、是非また感想ブログにアップしてくださいね♪楽しみにしています。

> 【ベティの小さな秘密】って映画。
知らない!!ちょっと調べて来ます!!
latifa  【 編集】  URL |   2010/05/23 15:37   |  TOP ▲ |


どうもです。
テーマとしては全然違う2作品でしたね。

ベルサイユ・・はやっぱり、父親の勝手さが目立っちゃってましたね。
そして夏時間の方はハイソ。 
生活に美術品が使われているなんて世界が違うよー(笑
rose_chocolat  【 編集】  URL |   2010/05/27 00:54   |  TOP ▲ |


roseさん、こんにちは!

> ベルサイユ・・はやっぱり、父親の勝手さが目立っちゃってましたね。
そうそう。父親もだけど、そもそもは、あの母だよ~~。
子供が可哀想だ・・・って思っちゃった。

> そして夏時間の方はハイソ。 
> 生活に美術品が使われているなんて世界が違うよー(笑
ほんとにねー。なんか、こちらはこちらで、あまりに自分と世界が違い過ぎていて、オヨヨ・・・ってなっちゃった部分もあったかな。
latifa  【 編集】  URL |   2010/05/27 09:21   |  TOP ▲ |


latifaさん再度こんばんはです。
トークショーですが、最近ではフランス映画祭や東京国際映画祭では、ほぼ全ての作品に上映後実施しています。
チケットのお値段で、上映後のトークまで見れますので、機会がありましたらお試しください。
サイトからもチェックできますよ^^
rose_chocolat  【 編集】  URL |   2010/05/29 00:31   |  TOP ▲ |


roseさん、コメントまたありがとうございます(^○^)
> トークショーですが、最近ではフランス映画祭や東京国際映画祭では、ほぼ全ての作品に
そうなんですかー。
それは凄くお得ですねー。ただ映画を見るだけじゃなくて、そういう企画も一緒になっていると、その映画がより思い出深いものになるし!!
行きたい気持ちは、す~~んごいあるんですが、そもそも、その映画祭とかに行けないんですよ・・・家から東京は凄く遠いし、バイトや家の事情で、なかなか行けなくて・・・残念です!!
でも教えて頂けて、とっても嬉しかったです!!ありがとうーーーー♪
latifa  【 編集】  URL |   2010/05/29 11:59   |  TOP ▲ |


latifaさ~ん、ご無沙汰してしまいました^^;
先月は、ちょっとバタバタしていて、映画も余り観ていないんです(涙

でも、この2作品は、私も思い入れのある作品で、アップしてあったので、嬉しかったわ!!
「夏時間の庭」は、物語というかドキュメントを観るような感覚で観た記憶があります。
あのお母さん、素敵に年齢を重ねていらっしゃるのよね、あんな風に歳をとりたいわ~(無理だな・笑)
親の想いと子供たちの想いのすれ違い、そして現実の生活、いろいろと考えさせられました。
そして美術品ね、私も絵画は好きなんだけど、調度品とかはまだ未知の世界なの。
オルセーは改装中で、所蔵品が世界中に出回っているようですね。
日本にも来ているから、また観に行かなきゃ!!

「ヴェルサイユの子」は映画祭で観たんだけど、ちょっとギュームに思い入れがあったので、映画の主人公とギョームが重なったりして、少し辛い観賞になりました・・。
パパドパに似ている部分もあるけど、どう見てもギョームの方がイケメンよね!(笑)
彼の他の作品で、ヴァンサン・ペレーズが監督した「天使の肌」も素晴らしい作品でしたね~~。
こちらも映画祭で観て、ギョームは来日しなかったけど、ペレーズは団長で来ていました、素敵だったわ・・って、話が脱線してすみませーーーん^^;
めぐさんも観られている?「ポーラX」はR指定かも??
こちらは体調の良い時の観賞をお勧めします(笑)

最近、海外ドラマばかり観ているんだけど、ジョニーの「パブリック・・」で、やっと映画に復帰出来そうです♪
久しぶりだったので、長くなってしまってごめんなさいね^^;
みぬぅ  【 編集】  URL |   2010/06/03 00:21   |  TOP ▲ |


みぬぅさん、こんにちは!
私も先月と先々月は酷い状態でした・・・6月はきっと上向きな気がします。元々、4,5月って私はあんまり良くない月なんですよ。6月は割と良い月回りなので期待してます^^

「夏時間の庭」
> あのお母さん、素敵に年齢を重ねていらっしゃるのよね、あんな風に歳をとりたいわ~(無理だな・笑)
 ほんっと素敵ですよね~。フランス映画とか見てると、綺麗な中年、老年の女性が出て来て、勇気をもらえます。(自分ももちろんそうなりたいと願ってはいますが、実際問題として憧れてるだけで、無理だけどw)

> 美術品 調度品
芸術って、好きの度合いとか、知識の度合いが、人によって凄い違いますよねー。趣味どころか、生活の一部になっているこういった特別な人たちや、階級の人たちがフランスには、まだまだいらっしゃるんでしょうね・・・。

> 「ヴェルサイユの子」は映画祭で観たんだけど、ちょっとギュームに思い入れがあったので、映画の主人公とギョームが重なったりして、少し辛い観賞になりました・・。
 そうっか~みぬぅさんは、昔からギョームさんに注目されていて、思い入れがあったのね・・・。私は見たことがなかったので、訃報を聞いてびっくり・・・っていう、ホントに知識がゼロに近かったの・・・。

>「天使の肌」
今度見てみたいと思います。でも「ポーラX」はどうしようかな・・・。体調万全になるまでとりあえず辞めておこうっと・・・(^^ゞ
みぬぅさんは、 最近、海外ドラマにハマってたのね?日本のドラマと違って、何巻も続くから見るのに時間がかかりますよね^^

>ジョニーの「パブリック・・」
ご覧になられたのね~。これは、賛否両論あった映画なので、、、みぬぅさんの感想が楽しみ!!
latifa  【 編集】  URL |   2010/06/03 21:15   |  TOP ▲ |


こんにちは。
どちらも解体した家庭ですが、階層は異なりますね。
ふたつ一遍に借りたら、フランスの幅が見て取れますね(笑)
kimion20002000  【 編集】  URL |   2010/07/30 20:55   |  TOP ▲ |


> どちらも解体した家庭ですが、階層は異なりますね。
> ふたつ一遍に借りたら、フランスの幅が見て取れますね(笑)
そうなんです(^^ゞ
同じ国でもやっぱり人によって違いますねー。勉強になりました。
latifa  【 編集】  URL |   2010/08/14 11:43   |  TOP ▲ |


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