秋のソナタというタイトルから、韓国ドラマを連想してしまう処がありますが、こちらの方がずっと先で、巨匠ベルイマン監督の作品。深夜にBSで放送してくれたのを見ました。

これは・・・。母と娘の室内心理バトル劇とでもいいましょうか・・・
著名なピアニストを演じる母は、イングリッドバーグマン。この作品が遺作だそうですが、既に70近い年齢でもやっぱり綺麗でお美しい! あわわ・・・バーグマンの人生と、この映画の母の人生が、かなり重なるというか・・・リアルに感じてしまいます。
そして娘を演じるリヴ・ウルマンさんという女優さんも演技が上手い!
心に密かに溜めていた気持ちを吐き出すシーンは、すごい迫力だったし、双方の気持ちや言葉が、グサグサ来ました。やっぱりちょっと娘さんが可哀想かな・・・って私は見ていて娘側に肩入れしたくなってしまいました・・・。
印象に残っているのは、14才だかのときに、一夏ずっと一緒に過ごせた時があったそうなのですが、母はそれをずっと一緒にいてあげて娘孝行?出来たと満足に長年思っていたのに、娘はそうじゃなかった、最悪だった・・という処でした・・・。あと昔、母が当時の男が、娘(障害のある妹)に心を寄せてる・・?っていうのを察知し、スケジュールを変更し突然立ち去るようにした・・というのは、大人げないのでは?と思いました。
あ~~かなり重い作品ではあったものの、こういう母と娘の確執・・・みたいなのは、世界的レベルに同様にあるんだなあ・・・と思った作品でした。3つ☆~3つ☆半
以下ウィキペディアからコピーさせてもらった経歴~
イングリッド・バーグマン(Ingrid Bergman, 1915年8月29日 - 1982年8月29日)は、ハリウッドで活躍したスウェーデン出身の女優。スウェーデンではベルイマンと発音される。1937年(21歳のとき)、歯科医・医師のペッテル・リンドストロームと結婚し、翌年に娘ピア・リンドストローム(女優)を出産する。
その後、『間奏曲』を見たハリウッドのプロデューサー、デヴィッド・O・セルズニックに招かれて渡米して、同作品のリメイクである『別離』(1939年)に主演した。1942年の『カサブランカ』で一躍スターになり、1944年の『ガス燈』でアカデミー主演女優賞を獲得した。
女優として頂点を極めたかに見えたが、イタリアの巨匠ロベルト・ロッセリーニ監督の作品を見て感動し、すぐさま手紙を送って、仕事と家庭を捨ててロッセリーニの元に走り、彼の映画に出演する。その結果、当時の世論から不倫を激しく非難され、ハリウッドから実質的に追放された。娘のピアとも何年も会わず、親子の確執があったが、後に和解したと伝えられている。秋のソナタ (1978/スウェーデン) Hostsonaten
製作 監督 脚本 イングマール・ベルイマン
出演 イングリッド・バーグマン / リヴ・ウルマン / レナ・ニーマン / アルヴェール・ビョーク / マリアンヌ・アミノフ