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「ルドandクルシ」感想
メキシコのバナナ農園のある田舎の村、熱帯植物が広がる雰囲気が素敵です。4つ★
00
コメディと人生の悲哀?を感じさせるシリアスな処、メキシコでの社会風刺等がミックスされて出来てる映画でした。
2人のオバカ兄弟を演じるのは、ディエゴ・ルナとガエル・ガルシア・ベルナール。このコンビは、「天国の口、終わりの楽園」以来。メキシコで知ってる人といえば、この2人とサッカーのカンポス位の私・・(^^ゞ
どアップにすると2人とも、やっぱり可愛い顔をしていてまだまだ若いんだけど、今回の映画は全身が写る位のショットが多かったせいもあるけど、特にディエゴ・ルナは、妻子持ちの男性って感じの風貌に全く違和感が無かったです。最初登場して来た時なんかは、どこぞのオッサンか?と思った位(^^ゞ

★以下ネタバレ 白文字で書いています★
最後の試合、兄弟対決シーンは、手に汗握るハラハラ感がありました。まったり始まり終わってしまいがちなミニシアター系映画が多い中、そこの盛り上がり故に起伏もあって、とても良かったです。最初に出て来た「右に蹴る」が自分から見てなのか相手から見てなのか・・・という微妙さもポイントでしたね。まさか借金返せないからと言って、脚を撃たれ松葉杖人生になってしまうとは・・・。恐ろしや・・。
地位と名声を得たら、女に走る男、博打にはまる男、、、そしていつまでも続くと思うな運と金、、、ありがちな展開も湿っぽくならず、どこかあっけらかんとしたラテン色で。
最後の海のシーンの海の色や風景や2人の立ち姿が哀愁あって余韻に浸れる感じでした。あの海岸に母の家を建てたのは妹の旦那(麻薬王)だったとは。。
以上

笑っちゃったのは、「オレはおまえの家も知ってんだ!腑抜けプレーしたらぶっ殺す! ・・・ところでコイツにサインくれ!」と言っちゃうサッカーのサポーターw
あと、挿入歌に、チープトリックの"I Want You To Want Me"が使われていたのは、懐かしかった。

ルドandクルシ (2008/米 メキシコ) Rudo Y Cursi
監督 脚本 カルロス・キュアロン
撮影 アダム・キンメル
出演 ガエル・ガルシア・ベルナル / ディエゴ・ルナ / ギレルモ・フランチェラ / ドロレス・エレディア / アドリアーナ・パス / ジェシカ・マス
【2010/10/07 11:50】  コメント(10) | トラックバック(5) | 南米・ブラジル映画
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コメント

最後のシュートなんて完全にバレバレなんですけどねぇ。でも凄く興奮しちゃうという。(笑)
冷静に見ると結構エグイんですけど、なんででしょう、ラテン系はどうしてもそこはかとなく陽気に見えてしまいます。^^;
KLY  【 編集】  URL |   2010/10/08 00:03   |  TOP ▲ |


latifaさん、こんにちは♪
栄枯盛衰を描きながら、悲惨になりきらない作風が良かったです。
最後のPKシーン、まさかあの「右に蹴る」の伏線が活きるとは……
ハラハラしながらも最後は笑っちゃいました。
母親の家を建ててやったのも自分たちでないというのも苦いですがどこか可笑しいエピソードですよね。
ガエルとディエゴのコンビはまた他の作品でも見たいものです。
リュカ  【 編集】  URL |   2010/10/09 16:40   |  TOP ▲ |


KLYさん、こんにちは!
> 最後のシュートなんて完全にバレバレなんですけどねぇ。でも凄く興奮しちゃうという。(笑)
あのシーンはハラハラドキドキしましたね~。
ゆる~いミニシアター系映画って、あまりこういう凄いテンション高い見せ場?ってそれほど無かったりするのに、この映画ではバシーっとありました^^

> 冷静に見ると結構エグイんですけど、なんででしょう、ラテン系はどうしてもそこはかとなく陽気に見えてしまいます。^^;
 日本人には、そういう陽気さ?なんとかなる~みたいな思考、欠如してる人多いですよね(私もその一人)
latifa  【 編集】  URL |   2010/10/10 11:25   |  TOP ▲ |


リュカさん、こんにちは!
> 栄枯盛衰を描きながら、悲惨になりきらない作風が良かったです。
うん、うん!そうですよね。これ、日本映画だったら、かなりどよ~~んと悲惨な映画になったかも・・。

> 母親の家を建ててやったのも自分たちでないというのも苦いですがどこか可笑しいエピソードですよね。
よく考えてみると、あのお母さんって、凄い子供をお持ちですよね。
2人の息子もそれぞれ大スターだったわけで、娘も玉の輿(相手の男は、まっとうじゃないとしても)だしね。

> ガエルとディエゴのコンビはまた他の作品でも見たいものです。
私も是非また見たいです♪ それぞれの活躍を影ながら応援してます^^
latifa  【 編集】  URL |   2010/10/10 11:31   |  TOP ▲ |


あはは、あのサインくれ!のとこは面白かったですねw
それに、新人歓迎w
なんかもう全部がラテンのノリだよねw
確かにディエゴもガエル君も相変わらず
カッコいいんだけど、しっかりとダサく
見せてくれてるところは凄いねw
それでも、キリっとすればまたちゃんと
カッコよく見えるのがまたすごいw
miyu  【 編集】  URL |   2010/10/11 21:39   |  TOP ▲ |


これ、展開がちょっと毒吐き気味な感じで、
それが本当のメキシコの過酷さを薄めていたようにも思います。
コミカルにすることで救われる、みたいな感じ?

ガエルくん、ディエゴくんたちの映画制作に賭ける意気込みってすごいなと、最近ラテンビート映画祭を観て思いました。 2人とも出品しています。
俳優としても立派ですけど監督としてもこれから活躍しそうです。
rose_chocolat  【 編集】  URL |   2010/10/12 07:27   |  TOP ▲ |


miyuさん、こんにちは!
> あはは、あのサインくれ!のとこは面白かったですねw
そうそう。あんなに文句言われちゃっても怒るわけでもなく、普通にサインしてるしね(^^ゞ
日本じゃ、なかなかあり得ないよねー。

今回のこの映画では、ディエゴ君もガエル君も、田舎のお兄ちゃんって感じを出しまくって演技してたから、今度は、格好いいクールな役を見てみたいな。
latifa  【 編集】  URL |   2010/10/12 08:30   |  TOP ▲ |


roseさん、こんにちは!
> それが本当のメキシコの過酷さを薄めていたようにも思います。
> コミカルにすることで救われる、みたいな感じ?
言えてる・・・。コミカルにしなかったら、かなり暗いムードになっちゃうものね・・・。

> ガエルくん、ディエゴくんたちの映画制作に賭ける意気込みってすごいなと、最近ラテンビート映画祭を観て思いました。 2人とも出品しています。
> 俳優としても立派ですけど監督としてもこれから活躍しそうです。
え~~っ!そうなんだー。2人とも監督業もされているのね?
ラテンビート映画祭?知らなかったー!!
いいなぁ~roseさん! 
latifa  【 編集】  URL |   2010/10/12 08:36   |  TOP ▲ |


latifaさん、こんにちは!
この映画、latifaさんがご覧になったのは覚えていたので
索引から探したけど、この記事に飛べなかったの。
TBしてくれて、ありがとう~☆

ガエルもディエゴもメキシカンだったのね、
今頃知った私。(≧ε≦)
南米系だとは思ってたけど、
アルゼンチンやペルーやスペインの映画にも出てるでしょ?
スペイン語ってけっこう幅広いよね。

今作での2人はカッコ良くは無かったけど、
デコボコ・コンビぶりが面白かったです。
すごく息が合ってた感じ。
日本人じゃ出せないあっけらかんとしたところが良かった~(^_^)
YAN  【 編集】  URL |   2011/02/07 16:42   |  TOP ▲ |


YANさん、こんにちは!
あわわ・・・ホントだ@@ 索引で、「る」の処が変になってた~~。
教えてもらえて助かりました~~!ありがとうございました!
いえいえ、覚えていて下さって、索引で探してもらったなんて(T_T)嬉しいですーホントにありがとう^^

> ガエルもディエゴもメキシカンだったのね、
いや、確かにメキシカンな雰囲気(←どんな?)無いですよね(^^ゞ
南米って広いもんね~。なんとなくアルゼンチン出身?って雰囲気があるような・・。(これまた漠然とだけど)
デコボコ・コンビぶり、あってましたよね~。実際にかなり昔からの親友らしいから、それがにじみ出てたのかもしれませんね♪

PS 闇の列車~は、スラムドッグっぽいのかな?って私も連想したんだけれど、どっちかっていうと、ブラジル映画の「シティオブゴッド」っぽいかもしれないです。
latifa  【 編集】  URL |   2011/02/08 14:32   |  TOP ▲ |


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