「武士の家計簿」感想
なかなか面白い映画でしたが、なんだろうな~長期間の3世代に渡ってのお話だったのもあってなのかな・・?いま一つ焦点がぼやけてしまっていたというか・・・。良い映画なんだけど、凄い感動があるというわけではない映画でした。とはいえ、全体的に好印象な感じで4つ☆
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中村雅俊と松坂慶子さん演じる両親と草笛さんのおばあさまが、それぞれ良い感じで、みなさんとても良かったです。中でも松坂さんのお母さんは、可愛らしくて凄く好きでした。お気に入りの着物を、「いやじゃ、いやじゃ」って言う処とか、主婦は最初が肝心なのじゃ、とか、あまり妻は細かい事を言うと嫌われますよ、とか、あの口調でほのぼのと教えてくれて、こういう人がお姑さんだと凄く良いなー!!

そして、堺さんと仲間さんのご夫婦も、身長差とか雰囲気も合っていて良かったなぁ。最初の出会いのシーンで、飲み終わった水筒に、そっとお花を生けてあげた堺さん、お見合いや婚礼の時に固くなって妻を全く見れない様子も微笑ましかった。A型の典型?みたいな生真面目な男子役に堺さんが適任でした。

また、個人的にこの人は懐の広い男だったに違いないと思ったのは、仲間さんの父である予三八(西村雅彦)。
剣の玄人なのに、温厚で寛容で、堺さんの息子が呼び捨てにし、とても懐いている様子からも、お人柄が伺える。だいたい絵に描いた鯛について場がシーンとなった時、最初に良い感じに声をあげてくれたのも彼だったし。
その父が育てただけあって、仲間さんも嫁入り直後に朝早く起きて家事をしようとしたり、ユーモアも持ち合わせつつ、旦那を立てる素晴らしい妻で、とても可愛らしかったです☆

ただ、原作を読まずに見たため、どうも納得が行かなかった部分があったのが残念でした。映画を見終わった後、検索して解ったのですが、猪山家の家計がなぜ破綻してしまったのか?という部分が、映画では説明されていないので、もしや松坂さんや中村さんの浪費が重なってしまってなのか?と疑ってしまったりもしたんですよ。それに、そろばん侍な家系ならば、当然堺さんも小さい頃から、父から教わって、家計の管理などを任されたりしてただろうに、それまで家系が大赤字だったことにあまり気がついてない??というのも不自然な気がしたんですよ。

原作では、当時の武士は実力より家系で給料が配分されていて、身分が上がっても、お給料が増えるというわけではなく、儀礼等が増えたあげくに、出費だけが重なり借金を抱えていく人も多かった、という事が書かれていたそうな。この映画のおおまかな筋や流れや細かな処は好みだったので、今度原作を読んでみようと思いました。
そうそう、シジミを碁の代わりに使っているシーンは笑ったな~^^ 

★以下ネタバレ 白文字で書いています★
厳しかった父は、子供の頃、自分をおんぶしてくれた事が無かったと息子が思いこんでいただけだった・・と解るシーンは、じーんと来てしまいました。以上

武士の家計簿 (2010/日)
監督 森田芳光 脚本 柏田道夫 原作 磯田道史 音楽 大島ミチル
出演 堺雅人 / 仲間由紀恵 / 松坂慶子 / 西村雅彦 / 草笛光子 / 中村雅俊
【2010/12/30 01:26】  コメント(6) | トラックバック(10) | 日本映画
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コメント

latifaさん、明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。

>猪山家の家計がなぜ破綻してしまったのか?という部分が、映画では説明されていないので(以下略)

なるほど。確かに映画ではあまり説明されていませんでしたね。贅沢しすぎて借金が増えたのではなかったんですね。出世しても給料が増えるわけでもなく、反面出費が増えてしまうという。。。出世すると逆に経済的に大変だったんですねぇ。

この映画ずっと前に見たのですが、感想を全然書いていません。いつか書こうと思ってはいるのですが。映画はとても面白かったのですが。。。latifaさんは凄いですね。感想読むの楽しみにしております。
Bell Bottom Blues  【 編集】  URL |   2011/01/04 17:30   |  TOP ▲ |


そうですね^^
ネタばれの部分、あたしもやっぱり
ジーンとしてしまいました。
切ないけど、ほっこりと心が温かくなりましたね。

猪山家の家計の破綻のくだりは確かに少し
説明不足感が否めませんでしたね^^
まぁ前後の流れから分からなくはないのですが、
もう少し直接的でも良かったかもしれませんね。
miyu  【 編集】  URL |   2011/01/04 18:15   |  TOP ▲ |


latifaさん、明けましておめでとうございます。(^^)
私は原作を読んでから映画を観たのですが、前半は面白かったのですが、ホームドラマにこだわりすぎて息子の成之さんがただの反抗的な息子に映ってしまった後半部分がやや残念でした。
原作、ぜひ読んでみて下さい。下手な小説より面白いです。

日月  【 編集】  URL |   2011/01/04 22:57   |  TOP ▲ |


Bell Bottom Bluesさん、明けましておめでとうございます!今年もよろしくお願いします^^
>贅沢しすぎて借金が増えたのではなかったんですね。
一瞬、そういう理由じゃないか・・?って思う人もいますよねー。
お母さんは着物好きだし、お父さんは器コレクター?ってシーンがあるだけに・・。

> この映画ずっと前に見たのですが、感想を全然書いていません。いつか書こうと思ってはいるのですが。映画はとても面白かったのですが。。。
私もそういう映画は多々あります(^^ゞ
去年なら、「インセプション」が書けずじまいになってしまいました・・・。
去年度のベストに挙げている方も多いというのに・・・。


latifa  【 編集】  URL |   2011/01/05 19:48   |  TOP ▲ |


miyuさん、こんにちは~!
堺さん、随分このところ一杯映画に出演されてますよねー。
この役は、細かい事にキッチリしていつつも、妻の為に高い櫛を買ってあげたり、出産時の為に高価な砂糖をプレゼントしてくれるというシーンを入れて、決してケチではないんだぞ、ってのを示してましたね^^

> 猪山家の家計の破綻のくだりは確かに少し
> 説明不足感が否めませんでしたね^^
やっぱり?(^^ゞ
私は鈍感で、前後の流れから、全く想像がつかず・・・一緒に見に行った友達も全く解らなかったみたいで、家について速攻検索しちゃいましたよ(^^ゞ
今、図書館に原作本(新潮新書の)をリクエストして待機中です。順番待ちが、もう20人以上なので、いつ回って来る事やら・・・原作には色々細かい説明があるそうで、そちらも楽しみなの!
latifa  【 編集】  URL |   2011/01/05 19:52   |  TOP ▲ |


日月さん、明けましておめでとうございます^^今年もよろしくお願いします!
いやぁ~原作を読んでから見た方がきっと楽しめた映画じゃないだろうか・・・って、今はちょっと後悔しています。映画だけでも面白かったのですが、気になりつつ見てしまった処とかあったので、スッキリ見れていたら、もっと良かったのにな~って。
(^^)
> 息子の成之さんがただの反抗的な息子に映ってしまった後半部分がやや残念でした。
確かに。子役の子は可愛かったし、成人してからの俳優さんは私は今まで見たことがない方だったので、他の役などの印象を引きずる事無く、まっさらに見れたのは良かったです。
latifa  【 編集】  URL |   2011/01/05 21:08   |  TOP ▲ |


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