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「風が強く吹いている」「ボックス!」感想
原作も映画も両方良かった映画2つ。
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「風が強く吹いている」
三浦しをんさんの原作は4年ほど前に読み、細かい処は結構忘れている状態でDVDレンタル鑑賞。

いやぁ~主役の2人のキャスティングと演技が素晴らしかったです。
小出恵介君のハイジは、リアルに映像として笑顔とか目に迫って来るせいか、原作よりも尚更、この人の為ならって皆が思うのも納得でした。そして、カケルの林遣都君は、走るフォームが美しい!ホントにランナーの様でした。
その他メンバーそれぞれが、いい味出していて、時間の関係上、ちょこっとしか触れられなかったのが残念。もっと見たい~って思いました。特にアフリカから来た留学生の部分とか・・・。

あと、小説でのハイジとカケルの出会いは、菓子パンを万引きしたカケルの走りっぷりに、目が止まって、という流れでしたっけね。

この話って、そもそも弱小メンバー達が、箱根駅伝に出たい!出るぞ!って処が山のような気がするのです。だから予選に勝った!って山場の後、また更に本番の箱根駅伝での様子・・ってのがあって、時間配分とか、盛り上げ方具合とか、結構難しいんだろうなぁ~と思います。でも4つ★

そういえば途中の音楽で、坂本龍一のRainそっくりな曲が・・。偶然なんだろうけど。「孤高のメス」でも「星になった少年」に似た曲があったっけ・・・。

風が強く吹いている (2009/日)
監督 大森寿美男 原作 三浦しをん
出演 小出恵介 / 林遣都 / 中村優一 / 川村陽介 / ダンテ・カーヴァー / 橋本淳 / 森廉 / 内野謙太 / 斉藤慶太 / 斉藤祥太 / 近藤芳正 / 寺脇康文 / 鈴木京香 / 水沢エレナ / 五十嵐隼士 / 渡辺大

・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「ボックス!」
3年ほど前に原作を読んだものの、だいぶ忘れちゃった頃に映画鑑賞。
小説の方も面白かったのですが、映画もなかなか良かったです。3つ★半
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配役も主役の2人がピッタリで、特にカブちゃんを演じる市原君が、最高に良かったです。
ただ、女子達は、イメージと違っていて、谷村美月ちゃんじゃ可愛すぎるでしょう~(^^ゞ 
小説では、重要な女教師の役どころが、映画では軽くなっていました。小説では、ユウキは先生に憧れているのに、先生はカブちゃんを好きというか・・恋愛感情と一言では言えない、かなり複雑な思いを抱いており、ユウキはそれに気がついていて、嫉妬心があって・・という感じなんですよね。

ただ、映画の方は小説よりも更に「ピンポン」よりになってしまっていたような・・・
元々小説を読んだ時にも「ピンポン」に凄く似てるなあ・・・って思ったんですよね・・・。

小説でも一番ガツンと来たセリフが、映画でもちゃんと出ていたのが嬉しかったな~。
「人は苦労して手に入れたものは、なかなか手放さないが、元々才能のあったカブは、すぐボクシングが上達しただけに、簡単に手放す事が出来る」みたいな感じのところ・・

★以下ネタバレ 白文字で書いています★
小説では、確かカブよりもユウキの方が強くなっちゃったはず。カブはアメリカでお好み焼きやさんを開いていて、ユウキはこの後もずっと活躍し続け、名を残すほどの人になり、良い大学にも進んで・・・って展開でした。
映画版では、やっぱりカブの方がユウキより強いって風になっていたのが、最大違っていた部分です。(そうですよね?3年も前に読むと記憶があやふやで、なんか自信が無くなって来ちゃった・・)
ちなみに、ピンポンでは、才能の元々あったペコが、本気出したらやっぱり強くなりスマイルに勝ち、プロになり、ドイツのチームで活躍しているという展開だったもんだから、小説ボックス!とま逆なラストだなあ・・・って思った覚えがあるんですよ 
以上

ちらっと最後の試合で、亀田興毅をゲスト出演させてしまっていたけど、あれは不要だったかも・・。

ボックス! (2010/日)
監督 李闘士男 原作 百田尚樹
出演 市原隼人 / 高良健吾 / 谷村美月 / 清水美沙 / 宝生舞 / 山崎真実 / 香椎由宇 / 筧利夫
【2011/05/01 19:31】  コメント(8) | トラックバック(8) | 日本映画
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コメント

カメさんは完全に不要でしたね。あそこは浪速のロッキーあたりにオファーを掛けとくべきですよ。

それにしても確かに青春スポーツ映画としては『ピンポン』の方が上でしたね。
にゃむばなな  【 編集】  URL |   2011/05/01 20:25   |  TOP ▲ |


どっちも安定したスポコンもので解っちゃいても面白いですよね。感動するし。両方とも原作も読みましたが面白かったなぁ。
確かに「ピンポン」ソックリだったね。(笑)
KLY  【 編集】  URL |   2011/05/02 00:29   |  TOP ▲ |


どっちも原作をお読みになってたんですね。
「風・・」の方は、その後も読んでません。あまりに林君の走りに圧倒させられて!すごかったですね。
まじに大学の駅伝部からスカウトが来たとか。他にもスポーツの才能発揮してますが、そう言う人っているんですねえ。
陸上部とかの顧問にも、勧めまくりましたわ。

どっちもこの映画は、配役の素晴らしさが際立ってましたね。やっぱ高良君だわ♪
「ボックス」はその後、本を読みましたが、あれでアマチュアボクシングのなんたるかを勉強させていただきました。
sakurai  【 編集】  URL |   2011/05/02 20:50   |  TOP ▲ |


にゃむばななさん、こんにちは!
> カメさんは完全に不要でしたね。あそこは浪速のロッキーあたりにオファーを掛けとくべきですよ。
そうですね!
最近ナニワのロッキーは、関東では引っ越しやさんのCMで見かける以外、あんまり見かけないのですが、関西ではどうなのかな・・・。私は彼好きですね^^

そういえば、あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない、にゃむばななさんちでアップされていましたね。アニメ好きな家の旦那が、最近になく気に入ってます。

latifa  【 編集】  URL |   2011/05/05 11:43   |  TOP ▲ |


KLYさん、こんにちは^^
GW、いかがお過ごしですか?

うわ~~!KLYさんも、ピンポンのDVDをお持ちなんですか!?
いやぁ~ホント私も何度も見ている映画です。
それと、
> あれ観て仕事で金子の賢ちゃんと一緒になったときは嬉しくて普通に話しかけてしまいました
え~~~っ!!! いいなー、いいなー!!
キッズリターンの時から、今に至るまで、着実に活躍していらっしゃいますよね。
脇で光る役とか、色々印象に残っています。ドラマでも良くお見かけします♪

・・・・・・・・・・
>『ボクの彼女はサイボーグ』って作品で観て以来、妙に韓国人俳優のような演じ方が気に入らなかったんです。でも『ROOKIES』でイメージが変わりまして。(笑)

解る!!
そういえば、すっかり忘れていたんですが「ボクの彼女は~」に出てましたね。
私もその映画は、かなりけなしてしまった記憶が・・・。監督さんの計らいだったせいもあるのかもしれませんが、猟奇的な彼女の時のキョヌとそっくりな感じがして・・・。
それと、ROOKIES、あれにも出てましたね! いや~忘れてたけど、一杯色々な作品に出てるんだ・・・。
PS KLYさんちが、ブラックスワンに様変わりしてましたね☆
latifa  【 編集】  URL |   2011/05/05 11:52   |  TOP ▲ |


sakuraiさん、こんにちは!
GWいかがお過ごしでしょうか。
> あまりに林君の走りに圧倒させられて!すごかったですね。
> まじに大学の駅伝部からスカウトが来たとか。
いや~~それも納得の走りっぷりでした。
運動神経の良い人が、すごく羨ましいです。

高良君は、ここのところ、大活躍ですね。絵になる俳優さんって気がします。
この前、妹が病気の花火の映画を途中まで見たのですが、止まっちゃってます。
ボックス!では、メインが市原君ありき、だったので少々ぶが悪かったかな。
latifa  【 編集】  URL |   2011/05/05 13:20   |  TOP ▲ |


latifaさん、こんにちは。
かなり今さらな感じで『ボックス!』鑑賞しました。
『ピンポン』に似てるなぁって印象は最後までぬぐえませんでしたが、二人が一緒に走って、銭湯で腕立てしてる姿は、何だかとっても微笑ましく見れて良かったです。

ちなみに小説では、カブに対して「こんガキャあ」と言っていたあの先生がカブのことを好きなんですか?イメージできない。でも、それでユウキが妥当カブに燃えるのがわかるというものですね。
GAKU  【 編集】  URL |   2011/10/09 09:10   |  TOP ▲ |


GAKUさん、こんにちは
最近、ドックポリス?だかの映画の宣伝のせいか、市原君をTVで良く見かけていたんで、
『ボックス!』のこと、ちょっと思い出していたんですよ。
市原君って、なんか永遠のやんちゃ少年みたいな感じがして、とっても可愛い人ですね^^
今となっては、『ピンポン』に似てるってことは、どうでもよくなっていて、
>二人が一緒に走って、銭湯で腕立てしてる姿は、何だかとっても微笑ましく見れて良かったです。
こういう部分だけ、印象に残っています。

> ちなみに小説では、カブに対して「こんガキャあ」と言っていたあの先生がカブのことを好きなんですか?イメージできない。でも、それでユウキが妥当カブに燃えるのがわかるというものですね。
 そうなんですよー なんか映画と小説で随分差があったのが、そこの先生とのラブ部分でした。
latifa  【 編集】  URL |   2011/10/10 11:07   |  TOP ▲ |


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『ボックス!』
こねたみっくす (2011/05/01 20:25)
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風が強く吹いている
迷宮映画館 (2011/05/02 20:50)
うっぅぅ、感動してしまった・・・。


ボックス!
迷宮映画館 (2011/05/02 20:51)
いいんじゃないでしょうか!こういう熱いのも!!


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