「玲玲(リンリン)の電影日記」感想
“中国版ニュー・シネマ・パラダイス”と言われてるらしい映画。
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まあ、そう言われれば、そんな感じもしないでもない映画。長い年月、母と娘との2世代に渡ってのドラマチックな人生模様と、野外映画がテレビによって衰退していく経緯とをからめながら進むストーリー。

昔、テレビがまだ無くて野外映画が唯一の娯楽だった頃、美しい女優志望だった女性は、夢と恋に破れ、シングルマザーに。回りから白い目で見られるものの、なんとか踏ん張り娘一人を育てつつ生きている。その後、野外映画上映者といい仲になり再婚し、息子が産まれるが・・・。

主役の男の子が、チアン・ウェン監督の「太陽の少年」(1994)に出てた、えなり君似のシア・ユイ(夏雨)なのです。漢字の名前はとっても素敵なんだけど、お顔はホントに庶民な3枚目。
そもそも、なんで通りすがりの一えなり似青年に、若い娘がレンガでガツン!としたのか?ってのが最大の謎なわけで、その理由は・・・というと

★以下ネタバレ 白文字で書いています★
運悪くレンガの山の裏に小さなペットがいて、死んじゃった事に対しての怒りだったんですねぇ~(^^ゞ
少女は、現在は高層マンションに住んでいて、その部屋から淋しく暮らす両親の様子を遠くから望遠鏡で見ていたんです。彼女がどんな職業で、どんな風な経緯でそんなマンションに住めるだけの富裕層になれたのか?が、全く謎・・・。耳に障害があるというハンデがあるのにもかかわらず、生やさしい事じゃないだろうに。
 それにしても、少女が美しい母と2人で暮らしていた時、父から暴力を受けている少年が可哀想になって一緒に暮らしていて、その少年と仲良く映画を見たりしたのが彼女の幼少時代の良い思い出だった・・・。その少年が偶然あのレンガの青年だったってわけです。
それにしても、再婚して出来た弟ばかりを母が可愛がる・・っていうのは、とても少女が可哀想でした・・・。2人ともオーディションに受かっても弟だけを入学させ、少女は我慢しろだなんて・・・。少女がそんな弟をバスで置き去りにする事件が起きます。でも弟は姉がやったことを言わないんですよね・・。良い弟なんですよ(T_T) そして野外映画の最終上映の日、勉強しろと母に部屋に閉じこめられた少女を外に出してやるために弟が来てくれます。2人して屋上で映画を見るのですが、誤って弟は落ちて死んでしまい、父は娘を思いきり殴り、耳が聞こえなくなってしまうんですよ・・・。
以上

と、ストーリーはこうしてみると、すごい色々あったんだなぁ・・・・。確かに、見応えがあるというか、映画見たなぁ~~!という気になる作品でした。
主役の娘が、少女時代は可愛かったのに、大人になってからは、あんまり可愛くない女優さんだったのが残念!
お母さん役の人は、綺麗でピッタリだった。3つ★半~4つ★

玲玲の電影日記 (2004/中国) Electric Shadows
監督 脚本 シャオ・チアン
出演 シア・ユイ / リー・ハイビン / チアン・イーホン / チャン・イージン / チー・チョンヤン / ワン・チャンジア / クアン・シャオトン
【2011/04/06 08:49】  コメント(2) | トラックバック(2) | 中国・台湾映画
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コメント

latifaさん、こんにちは!

これ、懐かしいわ~。
latifaさんの映画鑑賞は大抵一歩先を行ってるので、
たまにちょっと昔に私も観た事あるのがUPされてると、
つい、食いついてしまいます。(笑)
と言っても、もう殆ど忘れてしまってるけどねぇ;;

えなり君・・あ、ほんとだ~似てた似てた!(≧∇≦)
私は、くだけた藤井フミヤとか書いてたけど~どっちにしても三枚目~(笑)

ちょっと思ったのは、中国映画って(歴史が長いからか)よく回想部分があるけど、
大抵、現代部分よりも昔部分のがしっかり描かれてて情緒あってイイよね。
最近の中国に対しての何らかの違和感が実際にもあるからかな~?

それから、この作品が懐かしい~・・って思ったもう一つの理由は、
これを観た映画館が、今はもうなくなってしまってて・・
好きな映画館だったのですごく残念で。
こちら(福岡)では、5月にまたミニシアターがなくなるみたいなの。
新しいシネコンは最近ドーンとオープンしたんだけどね。
なんだかなぁ~~・・ホント淋しいです・・。
latifaさん方面の映画館事情はどうですか?
tsurubara  【 編集】  URL |   2011/04/07 11:57   |  TOP ▲ |


tsurubaraさん、こんにちは!
いえいえ、私が見る映画は、かなりワンテンポか、も~っと遅い事が多いですよ!
tsurubaraさんこそ、いつもミニシアター系の作品をいち早く見られていて、しかも外し率が低い様で(爆)羨ましいです!そういうミニシアター系映画こそ、映画館で見たいのにぃ・・・いつもレンタルDVDで見るしかなくて残念でなりません。

> えなり君・・あ、ほんとだ~似てた似てた!(≧∇≦)
> 私は、くだけた藤井フミヤとか書いてたけど~どっちにしても三枚目~(笑)
ぶははは!!! くだけたフミヤって爆笑! 確かにちょっと似てるかも。
最近藤井兄弟見ないなぁ~。

> ちょっと思ったのは、中国映画って(歴史が長いからか)よく回想部分があるけど、
> 大抵、現代部分よりも昔部分のがしっかり描かれてて情緒あってイイよね。
そうなんですよねー。その昔部分のところに力が入ってる!

↓これ、すごい推察・・・。確かにそれはあるかもしれない。
> 最近の中国に対しての何らかの違和感が実際にもあるからかな~?

それにしても、中国映画といえば、文革の頃を映画の中に取り入れて、あの頃は大変だった・・あのせいで人生が台無しになった・・ってのを見て来た気がするんですが(そんなに一杯見まくったわけじゃないのですが・・・私が見た範囲では)、先日何かの番組を見ていたら、中国の重慶で、あの文革を懐かしむ様なプチブームが起きているらしくてビックリ! レストランの余興で、毛沢東を尊敬する女子ダンス?みたいのを披露するショーが行われていて人気だとか・・・。

> それから、この作品が懐かしい~・・って思ったもう一つの理由は、
> これを観た映画館が、今はもうなくなってしまってて・・
あぁ~~~!!解りますよ!!!すごい解る。
そういう行きつけの、お気に入りの映画館が無くなった時のショックの大きさや、いかに!!!
私も札幌に長年住んでいて、上質なミニシアター系の映画をいつもやってくれる映画館があって、いつもそこで見ていたんです。映画ももちろんだけど、その映画館にも思い入れがすごーくあるんですよね。(多分福岡と札幌って、どこか似た感じの文化というか雰囲気があるのかも・・・と勝手に・・)
それなのに、そういった映画館が、どんどん消えていく・・・。哀しすぎるではありませんか!!
シネコンばかりが何故そんなにタケノコのように出来るんだ?? シネコンはもう要らないから、そういう小さな映画館こそ、ずっと残って欲しいのに!!

ちなみに、私が今現在住んでいる関東の田舎には、ミニシアター系の映画をやってくれる映画館は皆無です・・・。シネコンでもミニシアター系作品を上映してくれる処があるそうですが、私のもよりのシネコンはどこも、子供向けのプリキュアだの仮面ライダーだの、そんなんばっかりやっとりますわ、ふぅ~~・・・遠い目。
latifa  【 編集】  URL |   2011/04/08 16:08   |  TOP ▲ |


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玲玲の電影日記
日っ歩~美味しいもの、映画、子育て...の日々~ (2011/04/06 21:41)
ビデオメーカー 玲玲の電影日記 公開中、観るチャンスを逸していた作品ですが、今回、DVDで観てみました。 「中国版ニュー・シネマ・パラダイス」という宣伝文句が気になっていたのですが、そのキャッチコピーから想像されるものとは、随分、趣を異にしていました


『玲玲(リンリン)の電影日記』
ラムの大通り (2011/04/07 00:24)
----これって“中国版ニューシネマ・パラダイス”とか 言われている映画だよね。 「うん。映写技師が重要な位置を占めるし、 野外映画館なんかも出てくるからね。 子供の頃からの映画ファンにとっては、 自分の映画史と重ねあわせて たまらなく甘ずっぱい気持ちになるかも...


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